約束のネバーランド 最新第161話Never Be Aloneネタバレ含む感想と考察。さらわれた仲間たち。絶望感漂う中でエマがとった行動とは。

第161話 Never Be Alone

第160話 足枷のおさらい

ピーター・ラートリーの捨て身の一手

王都に攻め入る前の会議をしているノーマンと4人の側近たち。

ノーマンはW・ミネルヴァという鬼と人間の間で結ばれた”約束”の体制を破るあらゆる行動を起こしてきた人物がラートリー家から出てきたことで、それが露見するの怖れたラートリー家は鬼とは連携できないという考えを説明していた。

特に脱走者の事案に関してはラートリー家は鬼の協力を仰ぐことなど到底できず、孤立している。

よってラートリー家が脱走者を探すのに必死になっている隙に王都を叩くと方針を示すのだった。
そしてノーマンはW・ミネルヴァがピーター・ラートリーの足枷となり、自分たちを助けていると続ける。

そのノーマンの想定は正しかった。
しかしピーターはあえてそれを破る行動に出ていたのだった。

 

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ピーターはもう自分達だけでは脱走者を捕まえることは出来ないと悟り、女王に協力を求めていた。

事前にその方針を話した部下に、女王にそれを知られれば秩序が崩壊すると制止されるが、ピーターは、現状はまだ女王にとっての最悪ではないと切り返す。

ピーターには、エマ、レイ、ノーマンという特上をはじめ、他の脱走した食用児も生きており、手に入れることは可能ならば、彼らに対する強い執着を持つ女王ならば耳を貸すのではないかという読みがあった。

女王に跪き、ラムダ崩壊やGF脱走者について詳らかに説明したピーターは、女王に王兵の半数を貸りて、全ての脱走者を捕えて女王の前に献上すると申し出る。

一笑に付す女王。
女王はラムダやGF以外にも、先代バイヨンの猟場にラートリーが加担したことで、ドッザ、バイヨン、ノウムが家族を失ったとピーターを責める。

 

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ピーターはその通りだと女王の言葉を受け入れ、その上で、だからこそ儀祭までにドッザ卿たちに気付かれない内に片をつけるためには自分たちの軍勢だけでは不可能であることを主張するのだった。

ドッザ、バイヨン、ノウムに知られれば、仇を取ろうと脱走者を取りあうことになると説明するピーター。
その前に、誰も知られない内に女王に献上したいというピーターの言葉に女王は態度を変容させる。
「其方等の過失ごと妾で留め置けと? げに厚かましい」

「約束は守ります 必ずや」

そして女王はピーターに兵の半数となる2000を貸し与えることを決定するのだった。
女王に、もし一匹漏らさず献上できなければピーターの肉が皿に乗る、と覚悟を確認されたピーターは深く頭を下げる。
「御意 感謝の至り――」

 

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ラートリー家の恐怖

エマ、レイ、ノーマンは城下町を走っていた。

ノーマンからピーターの動きの説明を受けたエマたちは追い込まれたピーターが鬼と争うことなく、逆に協力させることに成功した逆転の一手に表情を強張らせる。

レイのピーターがアジトの位置を知っているかという質問に、知らないと答えるノーマン。
しかしかつてピーターと相対した経験があるノーマンには彼がアジトを探り当てるという予感があった。
(そしてもはや”ミネルヴァ”の足枷もない)

レイはピーターこそが1000年前に食用児システムを作った元凶であり、GPに猟場を作って大勢の子供たちを苦しめた、ミネルヴァやユウゴたちの仇だと思い返していた。

そしてアンドリューの発言を思い出す。

(「たとえ世界が許可しても我々は今この秩序でなければならないのだ」)

(「跪けと言っているだろうがブタ共がァッ」)

 

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合流

エマたちはドン、ギルダと合流していた。

抱き合うエマたちをじっと見ていたノーマンに、ギルダとドンが歩み寄りながら、おかえり、と笑いかける。

「ただいま」
抱き合う三人。

ノーマンはハヤトの背後で自分を見ているアイシェを発見し、彼女とじっと見つめあう。

「●●●●」

「え」
ノーマンに鬼語で話しかけられ呆然とするアイシェ。

 

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「?」

「何だ」
エマたちはノーマンとアイシェとの間でどんな内容のやりとりが行われたのか分からなかった。

しかしノーマンは他のメンバーには今のやりとりを一切説明しない。
「時間がない アジトへ戻ろう」

ノーマンの鬼語を解したアイシェだけが何かを堪えるように、ぎゅっと自らの拳を握りしめる。

すでにエマたちは頭を切り替えて、次に自分達がとる行動を確認していた。
「まずは現状の把握 王兵の位置 アジトの安否」

「オリバー達と合流しよう」

 

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アジトの現状

「まずい…嘘でしょ…何よこれ」
アジトに到着したジリアンは目の前の光景に愕然としていた。
「誰もいない…」

目に見えるあらゆる箇所が荒らされており、地表には鬼のものらしき足跡が残っている。

「まさか…いや…何が」

メチャクチャに倒された本棚や食器棚。
辺りに子供は誰一人いない。

「みんな…どこへ行ったの?」

 

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第160話 足枷の振り返り感想

惨劇?

もぬけの殻となっていたアジト。

すでにラートリーの軍は仕事を終えてしまったのか?

しかしラストの見開きの光景を見る限り、鬼の足跡があって、さらに荒らされている。
そして、足跡の辺りに血痕らしきものがあるんだよなぁ……。
子供のものとは限らないけど……。

子供たちはオリバー達から鬼が攻めてくるという情報を聞く前に、すでにそれを察知してアジトから逃走しており、その後到着したラートリー軍が子供たちを探そうと荒らしまわったと思いたかった。

でも、血痕のある箇所では少なくともそこで誰かが交戦したのではないか?
子供が鬼を撃退したのだと思いたいが、子供が犠牲になっていると考えた方が自然かな……。

ノーマンは事前にもしアジトが見つかったらどうするか方針を決めていなかったのだろうか?
多分そういった緊急避難先みたいな場所を用意していると思うんだよなー。

 

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誰もいないアジトを目撃したジリアンはもちろん、まだ新参者のエマたちは知らないだけで、アジトに残ったリーダーが既に先導して緊急避難先に逃げたのだと思いたい。

大人数で別の安全な場所を求めて鬼の世界を旅することなど不可能だ。
エマたちのような賢い子供たちで構成されたパーティーでもGF逃走直後は大変な苦労を強いられている。誰も鬼に食われなかったのが奇跡だった。

子供たちが現在置かれている状況をいくつか考えてみる。

・鬼がアジトに接近しているのをいち早く察知し、緊急避難先にすでに到着している。

・現在緊急避難先に向かっている。

・鬼の軍の追跡を受けておりいくつかのグループに分かれた、もしくは散り散りになってしまった。

・そもそも緊急避難先などなく、鬼が攻めてくるという混乱の中でとにかくアジトから逃げることを優先した結果、大勢の子供たちが外を彷徨っている。

・アジトを脱走するのが最後だった子供たちが逃げ遅れて捕まっている。

・他の子供が徐々に追跡してくる鬼の軍に捕まり始めている。

・すでに全員捕まった。

緊急避難先が無い場合、惨劇は免れないと思う。

アジト内のどこかに秘密の脱出用通路があるという流れであって欲しい。

 

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ラートリー家の悪意

女王や五摂家を打倒したが、それを知ったところでラートリーは止まらない。

世界は許しても自分たちは現在の秩序でなければならない。

食用児システムが潰れて1000年前の約束が無くなり、さらにそれが忌むべきものだと人間側が理解した時には、ラートリー家やその協力者たちは一気に凋落してしまう。

自分たちが生きていくために、食用児には食用児であってもらわなければならないということだ。
そう考えると、つくづくラートリー家はエマたちにとっては宿命の敵だと思う。

鬼は”食べたい”という欲求に基づいて食用児を襲う。
食欲という純粋な本能は人間にもあるし、考えさせられる面もある。

しかしラートリーたちは自分たちの秩序を守るためだけに必死だ。
その結果、自分たちの意に沿わない動きを見せる食用児に憎しみをぶつけている。

鬼にはない、食用児に対する支配欲、悪意は鬼とはまた違った意味で大きな脅威となっている。

 

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そう言えば、エマたちが一番被害を受けたのは鬼からではなくラートリー家の追手からなんだよなー。

ここらへんの話はマジでしんどかった……。

子供たちが殴り殺されたり、撃ち殺されたり……。
改めてこのあたりの感想記事を読み返してみると鬼に食われるのも悲惨だけど、人間にやられるのはそれよりも惨いと感じる。

ラートリーが指揮しているのは鬼の兵だけど、ラートリーの食用児に対する悪意と鬼の食欲が重なってより危険な軍勢になっているのではないか。

エマたちがアジトに到着するのはまだ時間がかかるし、仮にすぐに着いたとしても2000もの鬼の軍勢に対して何が出来るだろう……。

果たしてこの、おそらくは最後の窮地をエマたちは乗り切ることができるのだろうか?

 

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ノーマンの鬼語

ノーマンが鬼語で送ったアイシェへのメッセージは何なのか?

ノーマンはまだアイシェが理解できるのは鬼語のみであり、人語は解さないと思っているから鬼語を話したのか?
それとも実はノーマンはアイシェが人語を話せるのを知っており、その上でエマたちには分からないようにわざわざ鬼語で話したのだろうか。

ノーマンからのメッセージを受けたアイシェのリアクションには緊張感があった。
決して明るい内容のメッセージではなかったに違いない。

アイシェが鬼語しか理解できないから、ただ単にノーマンは”アジトに鬼の軍勢が向かっている”と現状を端的に伝えたに過ぎないのかもしれない。

アイシェは人語が話せることをアジトの他のメンバーには伝えていなかったことから、仲間意識はそこまで高くはないが、それでもアジトのメンバーが鬼に食い殺されるのは捨て置けないということなのか。

 

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でもノーマンも鬼語でアイシェに何かを伝えた後、エマたちにアイシェに何を伝えたのか説明するのではないか。
ノーマンが説明しなかったのは、やはり何かエマたちに隠さなければいけない事情があったということだと思う。

それをエマたちに知られてはいけないこと……?
ひょっとしたらノーマンが犠牲になるようなことかもしれない。
それをアイシェにだけ伝えたのは、アイシェならそれを知った上でノーマンの犠牲を無駄にしない最適な行動をしてくれるとノーマンが信頼しているからなのかも。

アジトから消えた子供たちの現状や、エマたちがどう彼らを救うのかも気になるけど、実はこういう思わせぶりな伏線が一番気になる(笑)。

次回以降、アイシェやノーマンの行動にも注目していきたい。

前回第160話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第161話 Never Be Alone

集まっていく仲間たち

ピーターと王兵による奇襲により、子供たちは完全に虚を突かれる形でアジトへの敵の侵入を許していた。

エマたちはアイシェの犬の先導によりアジトへの道を急ぐ。

エマたちを待ち受けていたようにヴィンセントたちが合流する。
その中には重傷を負っているシスロ、バーバラも含まれていた。

ノーマンが心配でやってきたというシスロたちに、もし僕が死んでいたらとノーマンは詰め寄る。

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ボスは『すぐ追いかける』と言った、とヴィンセント。
「だから待っていた」

ヴィンセントから女王を斃したかどうかと聞かれて、死んだと答えるノーマン。
ヴィンセント、シスロ、バーバラは歓喜の表情を浮かべる。

ヴィンセントは馬をエマたちに勧め、アジトへの道のりを急ごうと呼びかける。

そこにさらにオリバーたちも合流する。
エマはオリバーの切羽詰まった表情から、不吉な予感を覚えていた。

「大変だ みんな…アジトが…!」

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囚われた仲間

ジリアンとナイジェルはオリバー達から先行してアジトの様子を確認しに向かっていた。
アジトに到着し、目撃したのは子供たちが一人残らず消え去り、荒れ果てたアジトの光景だった。
アジトは王兵の別動隊に襲われていた。

仲間たちは一人残らず王兵たちに連れ去られたのだとナイジェルは答える。
アジトで待ち伏せをしていた少数の鬼から得られた情報は、食肉処理を受けるために最も近く、守備も固い高級農園GFに仲間たちが移送されたという情報だった。

イヴェルクの管轄下であるGFで、脱走者を他の貴族の目から隠し、女王一人に献上するには都合が良いと分析するノーマン。

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「誅伐兵のおよそ半数…」
ヴィンセントはアジトを襲ったという2000体の王兵は、王都襲撃時に城内でギーランをぶつけることでようやく突破した兵の7倍にもあたる数だと計算していた。

エマたちには現状、ギーランの様に戦力として計算できる鬼もいない。
わずか10数人の戦力しかおらず、さらに食用児側で最大戦力を誇るシスロ、バーバラ、ザジは万全の状態ではない。
その場にいる誰もが状況を絶望的だと判断していた。
暗く考え込む一同。その場に重苦しい空気が漂う。

(無理だ 今回ばかりは勝ち目がない…救えない…)
心の中で諦めかけるヴィンセント。

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前向き

「行こう GFに」
重苦しい空気を一蹴したのはエマだった。
「迷うことない みんなを助けに行こう」

どうやって? と問うレイやヴィンセントたちに、今からそれを考えよう、とエマ。

アイシェはとんでもないことを言い出したエマに言葉を失っていた。

しかしドンは、でたよまたエマのそういうの、と慣れた風に笑うのだった。

「でも『できないどうしよう』って考えるより『できる! どうやろう』って考える方が絶対いいよ」
エマは堂々と主張する。
「大丈夫 ノーマンとレイと私 3人揃ってる みんなもいる!!」

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エマは、そもそも檻の中で生を受けた自分たちがこれまでの間に世界を変えてきて、あと一歩のところまで来ているのだとみんなを鼓舞する。
「できる! 大丈夫 私達なら だから信じて考えよう!」

楽しそうに笑い出すノーマン。
「なんかエマが言うとできるような気がしちゃうな」

確かに、と頷くジリアン。

現に今んとこ全部叶えてきてるしな、とナイジェルも続く。

「失敗だっていっぱいあった 後悔だって……」
レイはそう言ってから笑う。
「でもそれを恐れてちゃ見えるもんも見えねぇよな」

仲間たちは改めて、GFに連れ去られた子供たちをどう救うか、その方法を考え始めるのだった。

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これから殺すならまだ全員生きている、と仲間たちの現状を冷静に分析するヴィンセント。

ラートリー家と2000体もの王兵相手なので、正面からは挑まない、とギルダ。

ドンはGFの設計図がミネルヴァのデータにあったことを思い出す。

「狙うはGF到着後…」

「侵入しますか」
とザックとジリアンが続く。

「決まり!」

ノーマンは、そう言ったエマを見て笑う。
(ああそうか…エマはこうやってここまで来たんだね)

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(「一人じゃない」)
ノーマンはエマの言った言葉を思い出す。
(そうだ思い出したこの感覚)

森の中、エマたちは腰を下ろして仲間を救う方法を論議し合う。
やがて結論を出したエマたちは、馬に乗ってGFに向かうのだった。

(弱くていい だから人間は強いんだ)

エマたちの表情には絶望はない。

GFを眼下に収めたエマたち。
みんなの手には各々が使い慣れた武器が握られている。
「泣いても笑ってもこれが最後」
エマは気迫を込めて号令をかける。
「行こう! 家族が待ってる!!」

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第161話 Never Be Aloneの感想

奇襲

前回は、子供たちは逃げていると信じたいと言ったが……。
まさかの事態。
完全に不意を突かれて、奇襲をまともに食らってしまったようだ。

それだけピーター・ラートリーが手練れだったということだな……。
ただ、子供たちはまだ死んでいないようだ。処理されるためにGFに移送されたのだという。

食われていないのはまだ希望がある。

というか、王兵は随分と統制がとれているなぁ。ピーターがすごいのか。それとも王兵が優れているのか。
何人も人間がいるなら一人くらい摘んでもいいだろうと考える鬼が一体くらいはいそうなもんだけど……。2000体もいるなら一体くらいはおかしいのがいて当然。少なくとも人間は。

ひょっとしたら前回、鬼の足跡の近くにあった血痕は、子供たちの中に犠牲者がでたことを意味しているのかもしれない。

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リーダーの資質

絶望的な状況に置かれてなお、動じないエマはスゴイな。
これぞまさに理想的なリーダー像の一つの形だろう。

一切悩むことなくGFに乗り込んで救出することを決めたエマ。
方法の有無はともかくとして、まずは子供たちを救いに向かうことを確定させた。

でもこれはエマに自ら妙案を出せるという自信があったわけではないんだよなー。
みんながいるから大丈夫、という信頼がその根幹にあると思う。

そういう意味では他の仲間たちにフォロワーシップも相当なもんだと思うわ。
プロジェクトはリーダーだけでは進まない。当たり前だけど、他のメンバーがどれだけ士気高く連携して目標達成のために動けるかが重要だ。

エマは高い精度でメンバーを鼓舞できる。
狙っているわけではないんだろうな。

エマたちは何か作戦を思いついたようだ。GFに向かう道中の表情が自信に満ちているように感じる。

果たしてエマたちはどうやって仲間を救うのか?
以上、約束のネバーランド第161話のネタバレを含む感想と考察でした。

第162話に続きます。

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