第71話 リカ
目次
第70話のおさらい
響ドキュメントは完全中止となり、津久井は懲戒処分を受ける。
しかし津久井は晴れやかな表情で廣川と共に次の本物を探す事を決意するのだった。
一方、響の一ツ橋テレビ乗り込み事件の一か月前、リカから部長の座を引き継ぎ張り切る花代子は部員全員に高校文芸コンクールへの参加を促す。
咲希は良い機会だとこれまでにない新しい推理小説を書こうと意欲的に創作に取り組む。
締め切り間近となった時期、部室で作品に取り組む咲希の前に響が現れる。
響も、ようやく得たインスピレーションを元に小説を書くため、部室へとやってきたのだった。
小説に取り組む響が気になる咲希。
しかし響はそんな咲希の視線を物ともせず、2時間で小説を仕上げてしまうのだった。
夜の通学路を下校する咲希と響。
響はいまだに自分に対して緊張している様子を見せる咲希を本屋へと誘う。
響はお金が無い時の手段だと本棚から一冊本をとり、ペラペラと高速でめくって見せる。
それで本が読めるのか、と驚く咲希に、それを否定する響。
響の冗談だと知った咲希は、今回のコンクールで賞を獲れば響に近づけるかもしれないと心の内を響に向けて告白する。
「……みんな本当賞とか好きね。一年前を思い出すわ。」
響が手に取っていた本を平積みに戻そうとすると、その平積みの本の著者名が「祖父江リカ」であることに驚く。
リカは文芸部の誰にも知らせる事無く「竜と冒険」という小説を書いて出版していたのだった。
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第71話 リカ
新刊の反響
颯爽と通学するリカ。
「リカーっ!」
「アリサおはよー。」
「アンタひょっとして新しい小説出した?」
リカに駆け寄るアリサが「竜と冒険」を掲げて見せる。
「あー見た?」
リカは飄々と、昨日発売、とだけ続ける。
親友の私が聞いてないんだけど、と、歩き出しているリカを追いながらアリサが問いかける。
リカは、特に誰にも言ってないからね、とやはり飄々としている。
そして、センター試験まであとひと月だから皆それどころではないだろう、とアリサに笑顔を向ける。
朝から止めて、と悲鳴を上げるアリサ。
「つーか初耳。アリサって私の親友なの?」
「ぎゃー! ひでえ!」
待ち構える響
学校に着いたリカとアリサ。
リカは、おはよーよっち、と黒髪の女の子に挨拶する。
うーっす、と返すよっち。
「よっち知ってる?」
アリサはよっちに向けて「竜と冒険」を掲げて見せる。
「リカ昨日、本出したんだよ!」
マジで? と真剣に驚くよっち。
「アンタこの時期に小説書いてたの?」
書いたのは夏頃だけどね、とさらっと返すリカ。
教室に向けて歩き出す三人。
よっちは、はー、と感心したようなため息をつく。
「予備校も行かずにそれどころかのん気に小説書いて、学年ひと桁……」
「しかもかわいいしね」
付け加えるリカ。
「かわいさだったら絶対負ける気しないし!」
アリサも続く。
「つくづく天才だねリカは……」
よっちがしみじみと呟く。
リカは、まあ普通のね、と無駄に謙遜することもなくさらっと答える。
「小説は大学決まったら読ませてもらうよ。」
「気が向いたらでいーよ。」
三年一組。
リカ達が教室に入ると、堂々と席に座って本を読んでいる響がいる。
リカを見る響。
「おはようリカ。」
響が手に持っているのは「竜と冒険」。
響の前には三年生が立っている。
響の感想
「おはよう、」
リカは響に笑顔を向ける。
「親友。」
リカは響に近づいていくと、響の前に立っている三年生がリカに、リカの友達? 3年じゃないよな、と口々に問いかける。
リカは、文芸部の後輩、とだけ返す。
「リカ新刊出したのね。」
響は、リカからも花井からも聞いていなかったからびっくりした、と続ける。
リカは、内緒にしていたし、花井に口止めしていたと答える。
響は、それは何故かと問いたいが、それよりなりより、と前置きする。
「これ面白いね。」
リカは響をじっと見つめる。
「100万年変わらない世界を竜と少女が旅する。」
「前に部誌でも竜のお話書いてたわね。切り口は全然違うけど。」
そこまで響の感想を聞いてリカは、ふうっ、と息をつき、手近にあった席に座る。
(私の席。)
口には出せないアリサ。
チャイムが鳴る。
響の近くに立っていた男子生徒が、やべ、と急いで席に戻っていく。
教室のドアが開き、教師が入ってくる。
迫田早く席につけ、とアリサに向けて先生が呼びかける。
「いやそこ不審者がいて。」
アリサは教師に対して、響を指差して見せる。
「ん…? 誰だ?」
リカの執筆した上での感想
「原点に立ち返るって難しいね。」
生徒はアリサ以外着席しており、教師が来ている状況であるにも関わらず、リカは響と向かい合って小説を書く上で感じていた気持ちを告白する。
「昔は好きなこと書こうとか自分の感情を正直にとかそもそも考えてなかった。」
「書きたいなって思ったらすぐ書いて、気が付いたらできてた。」
小説なんてそんなもんでしょ、と響がさらっと突っ込む。
リカは一瞬間を置き、小説の題材を考えている最中に子供の頃好きだったドラゴンで物語を書いていたのを思い出した、と語る。
そして、子供の頃好きなものが真の自分の原点なのか、その実、楽な方に逃げているだけではないか、とその頃感じていた悩みを口にし、後悔はあとでするとしてただ好きなものをカッコ良く書いてみた、と説明を続ける。
「だからさあ、正直それ死ぬほど恥ずかしいんだよね。」
響に向けて、ニコ、と笑うリカ。
「感情まんま言葉にしたみたいで。ホント恥ずかしいから、感想とかも聞きたくないや。」
表現が奇麗というかカッコいい、と響は「竜と冒険」を絶賛する。
「どのシーンも、『こういうのカッコ良いよね』って言われてるみたい。」
「今までのリカの小説で、私はこの『竜と冒険』が一番好きよ。」
響の賛辞を聞き、リカは穏やかな笑顔を浮かべる。
響は席から立つ。
教師が、どこのクラスの生徒だ、と戸惑い気味に響に近づいていく。
廊下に向けて歩き出す響。
「それだけ言いたかったの。じゃあね。」
リカの背中に響が呼びかける。
「祖父江の友達か。」
廊下に出て行った響を見送る教師。
教師は、リカは推薦で大学が決まっているとはいえ、周りはまだ正念場なんだ、と前置きし、高校生活、最後まで気を抜くなと注意する。
リカは教師を見る事無く、俯いている。
「祖父江わかったか!」
リカは教師に笑顔を向け、うん、とだけ返事をする。
「みんなも今が最後の正念場だ! あと一か月の過ごし方で人生が大きく変わると思うように!」
授業そっちのけで作品の詰めを行う咲希
一年三組。
数学の授業が行われている。
シロウはきちんと授業を受けている。
ノリコと机に俯せになって寝ており、カナエは机の陰にマンガを隠して読んでいる。
咲希は推理小説のアイデアノートを広げ、小説の展開を考えるのに夢中になっていた。
物語の犯人の動機を考える咲希。
響を意識している咲希は、こういう時、「響」だったらどう考えるか、と考え始めた自分に、違う、と自答する。
(「響」じゃない、私はどう思うか。)
(私だったら、人を殺すって事は、殺される覚悟もあるって事……)
天を仰ぐ咲希。
教壇では女性教師による数学の授業が続く。
咲希は一人静かにノートにペンを走らせる。
タカヤの感想
授業が終わり、リカは校門を出ようという所でタカヤとバッタリ会う。
一緒に帰る二人。
受験勉強は順調? というリカの質問に、私立のバカ大にようやくB判定と答えるタカヤ。
リカは勉強をさぼってたのに大したもんだ、とタカヤを褒め、しかし続けて、そのナリで塾に通ってるのウケる、とからかう。
「リカ、」
タカヤは怒ることもなく、鞄から一冊の本をとり出す。
「これ読んだぞ。」
リカに見せた本は『竜と冒険』。
リカは一瞬驚き、悪いね気を遣わせて、と笑顔を作る。
「無理して読まなくてもいーのにさ。」
「面白かったよ。」
タカヤがごく自然と感想を述べ始める。
「オレは文芸部に3年いて、今でも大して小説とか興味ないけど、これはまあ、なんつーか、わくわくした。」
リカは顔を伏せる。
「お前もよくこんなもん書いてる余裕あったな。」
タカヤは俯いているリカを見下ろしながら問いかける。
「いつ書いたんだ?」
ありがと、とリカがタカヤに笑顔を向ける。
「夏の合宿の時からかな。夏休みいっぱいかかったけど。」
応募完了
花代子がポストに封筒を入れる。
これで文芸コンクールに応募しました、と花代子が腰に手を当てて胸を張る。
いえー、と喜ぶノリコとカナエ。
その光景を見つめる咲希と、いつものように文庫本を読んでいる響。
すいません、本当は昨日までの締め切りだったのに、と咲希が花代子に謝る。
「そうだよ咲希ちゃん、締め切りは守らないと!」
胸を張ったまま咲希に注意する花代子。
すいません…、とさらにしおらしくなる咲希。
(ふふ、部長ぽい。)
満足そうな花代子。
文芸部の5人は歩道を歩き出す。
「これで響ちゃんが最優秀賞とかとったらウチの文芸部も一気に全国で有名になるね!」
楽しそうな花代子。
文芸部に有名とかあるの? と響が文庫本から目を離さずに突っ込む。
(響さんは昨晩2時間で書いた。さすがに賞とかは無理だ。)
咲希は響の背中を見つめながら考える。
(それより、)
「私、自信あります。」
咲希は響に向かって宣言する。
「いや! 私もあるし!」
ノリコが元気に割り込む。
カナエが、今度は天狗の話でも書いた? と楽しそうにノリコに問いかける。
「いや! 私、今回純文!」
楽しそうな様子で答えるノリコ。
「響さん見て下さい! 私、純文の心境地開拓しちゃった!」
へえ、と感心する響。
(部が活性化してる。ふふふ。)
してやったり、といった表情で密かに笑う花代子。
「興味あるわ。読ませてもらうわね。」
響は花代子を見る。
「かよ コピーは部室にあるの?」
「こぴー?」
花代子はしまった、と口に手を当てる。
「あ、コピー…」
その脇を、封筒を回収したであろう郵便局の車が駆け抜けていく。
震えるほどの喜び
小論社。
花井がリカと電話をしている。
響から電話でリカの新刊の件をどうして教えてくれなかったのかと怒られたと花井はリカに報告し、響は『竜と冒険』を凄く気に入ったみたいね、と付け加える。
さらに、編集部にも読者からの面白かったという感想が来ていると続ける。
「私も、『竜と冒険』大好きよ。」
書店さんからも評判良くってね、と花井が賛辞を並べていく。
「あーだめだ、もう限界。」
夜の公園でブランコに座っているリカが呟き、涙を浮かべながら、一人静かに自分の作品が認められた事の喜びと感慨に浸る。
「~~………」
「来月芥川賞候補作の発表だけど…」
「~………」
リカは喜びに震え、何も答えることが出来ない。
感想
ようやく認められたリカ
前作でも世間からの一定の評価は受けたが、それはあくまで女子高生にしては、というエクスキューズを感じさせるものでもあり、リカにとっては不十分な結果だった。
リカ本人も花井から口出しを受け、当初とは全く違った方向性の作品を仕上げていくという過程に終始疑問を持ちながらの執筆だったこともあり、おまけにリカが真の天才だと認めて意識している響から散々な評価を受けてしまったことから、小説の執筆がトラウマになっていたとしてもおかしくなかった。
今回の、自分の原点に立ち返ってテーマ選定をし、尚且つ素直に自分にとっての価値観を表現する事が出来た『竜と冒険』の執筆と、作品に対する各方面からの賛辞を受け、ようやくリカは自分が求めてやまなかった世間からの高評価を素直に噛み締める事が出来た。
公園で一人喜びに浸るまで、リカは響やタカヤといった自分が認めている面々に真正面から褒めらる度にこの表情を隠すのに必死だったんだなぁと思うと微笑ましい。
ラストで花井が芥川賞候補について言及しているが、ひょっとしたらノミネートくらいはされるのかもしれない。
リカのさらなる笑顔が見られるか。楽しみ。
咲希は名作を書けたのか
数学の授業中も推理小説の詰めに夢中の咲希。
尊敬している響だったら、というおそらくはこれまで癖になっていたであろう思考を止め、自分だったらどう思うか、と自ら考え直したところに咲希の成長が見られる。
今回の咲希の描写は、雰囲気的には名作が書けた事を予感させるものだったと思う。
早く響に読んで欲しい。
このマンガにおいては響の論評が一番重みがあり信用できる。
生粋の文学少女と言って良い咲希がその実力を遺憾なく発揮するのか。
これも楽しみだ。
案外、ノリコがダークホースとなるのか?
咲希の口から思わず零れ出た、自信がある、という宣言。
ノリコが躊躇なく、私も、と話に乗った。
純文の新境地を開拓した、と笑顔のノリコに興味を示す響。
キャラ的にもおそらくはホラなんだろうな、と思わせる描写なんだけど、こちらも響が読んで評価するのを待ちたい。
案外、コンクールでもダークホースとして躍進をするのかもしれない。
やはり大賞は響だろう
それでもやはり、文芸コンクールの大賞は響だろう。
咲希が、響は2時間で作品を仕上げたから賞は無理だろう、と考えたのは間違いなくフラグだ。
響がさらっと2時間で作品を仕上げたのを知っている咲希は、果たして響に負けてなお文学への情熱を失わずにいられるのか。
響の作品がどんななのか興味があるけど、それよりも自分にとってもっと興味があるのはその点だ。
中原愛佳は筆を折った。田中康平や子安紡は奮起した。
プロの作家と比べてしまうのも何だけど、さて咲希はどうなるのか?
部長という立場を強く意識する花代子がかわいい
前話からそうだったけど、部長職をきちんと務めようと一生懸命な花代子がかわいくて和むなぁ。
封筒の宛先の敬称に「さん」を使っちゃってるのとかかわいい(笑)。
『文芸コンクール係さん』は可愛すぎる。
これは花代子が書いたんだろうな。
部長っぽい、とドヤ顔をする様子は楽しいけど、自然に部の活性化を考えているあたり、花代子の人間的成長に繋がっているように思えて微笑ましい。
他に選択肢が無かったとはいえ、花代子に部長を任せたリカは正解だった。
尊敬するリカから、部員皆の前で直々に部長職を任された事が花代子の意識を高めているように思う。
柳本先生、演出が上手すぎだろう。
花代子が文芸コンクールで賞を獲るとは思えないけど、立派な部長にはなってくれそうだ。
1巻で暗い表情をしていた花代子の面影はもう無くなった。
こういうキャラの目に見える成長がいち読者としては嬉しいんだよね。
以上、響 小説家になる方法の第71話のネタバレを含む感想と考察でした。
第72話の詳細は以下をクリックしてくださいね。
リカにとって、今後の芥川賞ノミネートより、 響に認められたことの方が大きいのかもしれませんね。
時期的に芥川賞・直木賞が霞んでしまうくらいに、「漆黒のヴァンパイアと眠る月」が話題になりそうです。
コメントありがとうございます。
そうですね!
おっしゃる通り、芥川賞云々よりも、響を始めとした自分が認められたいと思っていた人たちに認めてもらえたと実感出来た事の方がリカにとっては大事だと思います。
リカもようやく報われたようで嬉しいです。
あー、仮にノミネートされても「漆黒のヴァンパイアと眠る月」が社会現象に……。
それは十分あり得る展開ですね。忘れかけてた(笑)。
作中では既にその作者が響であることを明かした上で発売しているはずなので「漆黒の~」に関して盛り上がっていても良いですよね。
響が咲希と立ち寄った本屋で大々的に売り場が展開されている、みたいな描写があれば面白かったですね。
この71話ですが、作中での文芸コンクールの締切が11月25日なので、それを過ぎたくらいではないでしょう。
第72話で、「漆黒のヴァンパイアと眠る月」が発売され、「芥川賞直木賞ダブル受賞者がラノベを!!!」と、あらゆるメディアで取り上げられ・・・との展開になるのでは。
コメントありがとうございます。
あ~、しまった。
まだ「漆黒のヴァンパイアと眠る月」は発売されてないんでしたね!
12月25日に作者が響である事を発表するのと同時に発売、という流れでした!
発売されていたなら本屋が響の次作を大々的に展開しないはずがない……。
頭が回ってなくて恥ずかしい。
そもそも、あの響の次作がラノベとなったらとんでもない騒ぎになりますよね。
響ドキュメントは潰れたけどアニメ化自体はされるので、さつさんがおっしゃる通りあらゆるメディアでとりあげられたなら、当然、社会現象になるんだろうなぁ。
仮にリカの「竜と冒険」が注目されてもその話題自体すぐに吹っ飛ぶ……。
でも響に認められたリカならその状況を受け入れそう。
鬼島仁先生も解説役として登場しそうですね(子安紡も)。
「漆黒のヴァンパイアと眠る月」ですが、アニメ化効果も加わって、「お伽の庭」を超える300万部とかもありえるでしょう。印税とかどうなるんでしょうかね。響なら、「花代子が受け取ればいいよ」とか言いそうですし。
子安は「漆黒の~」が社会現象になっていくのを分かってるでしょうね。
読んでショック受けてたし。
純文学が売れないとされている時代に200万部出てるんだから、純文学より売れ線のラノベならば300万部は十分に有り得ますね。
そして確かに、さつさんが指摘している通り、印税問題が再び噴出することになりますね。
今回も「お伽の庭」と同じような顛末になるのでしょうか。
響の親父さんが受け取って管理すればいいのに……。
「花代子が受け取ればいいよ」って、普通に響が言いそうなセリフですね(笑)!
「お伽の庭」の次作が純文学ではなくラノベですから、大きな騒動になるでしょうね。
芥川賞直木賞ダブル受賞作家がラノベを書いたことに対しての肯定と否定が描かれるのでしょう。
そして、文芸コンクール。これも、花井ふみに報告してないですよね。
文芸コンクールで受賞したら、身バレしますよね。
今後、「お伽の庭」の作者が響だと発覚した後の状況が描かれるのかもしれません。
響が書いた小説が公になる状況を二度作ってしまった花代子。
普通の天才としての物差し的存在のリカ。
挫折担当の咲希。
涼太郎の存在は・・・これからの楽しみです。
2018年も、響のハイキックが炸裂するのでしょうか。
文芸コンクールに関しても、花井に報告はあっても良かったかもしれませんね。
まあ、他の出版社で書くわけはないので大事になることもないと思うのですが……。
でも、傑作が投稿されて文芸コンクールの選考委員会(?)はザワつくことは間違いないでしょうね。
多分、鮎喰響という本名で投稿しているはずなので、さつさんの言うようにすぐにバレるでしょう。
確かに、そこで出版云々のひと悶着があってもおかしくないかもですね。
花代子はこの漫画のトリックスターですね(笑)。彼女がいることで物語が面白い方向へと進みます。
リカはともかく、咲希には厳しい現実が待ち受けてそうですよね……。
でも、何かしら受賞してもおかしくないし、響がフォローしてくれるような気がします。
涼太郎は気になりますよね。
これまで響が芥川直木を受賞していたことを知らなかったのに、響ドキュメントでおそらくは知ることになったでしょう。
案外、ラスボス化(?)しやしないかと思ったり……(笑)。
来年は映画公開も控えているようなので響がますます盛り上がってくれると嬉しいですね。
個人的にはアニメ、テレビドラマの方が希望だったので、映画の後は実現してもらいたいところです。