GIGANT ギガント(奥浩哉の漫画)最新第20話必死の感想(ネタバレを含む)と考察。絶体絶命の状況に陥るパピコ。零を守るべく彼女が必死でとった行動は奇跡を起こす。

ギガント 第19話 零

第20話 必死

第19話のおさらい

破壊神が零に迫る。
零は身の危険を感じ、頭を抱えてしゃがみこむ。

 

しかし何も起こらない。
閉じていた目を開くと、そこには仰向けに倒れた破壊神と、その上に乗って顔面に連続フックを食らわせている巨大化したパピコという衝撃の光景が広がっていた。

 

パピコは必死の形相で破壊神の顔面に何度もパンチを繰り出す。

 

零はただただ愕然として、目の前で繰り広げられている光景を見つめていた。

 

両親も、零のすぐ隣で一体何が起こっているのかわからず、その場に立ちつくす。

 

しかしすぐに零はパピコに向けて、逃げて、と叫んでいた。

 

その間もパピコは破壊神を殴り続ける。

 

「あ”あ”あ”あ”あ” ちほさぁんっ」
叫び続ける零。
「いやあ”あ”ああ」

 

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パピコに連続して殴られ続ける破壊神。しかしその視線は全くパピコから離さない。

 

パピコがアッパーを食わす。
しかし破壊神は僅かに生じた隙を見逃さず、上半身だけ起こした状態でパピコの左頬に右ストレート打ち抜く。

 

破壊神の攻撃をモロに食らったパピコは後ろに吹っ飛んでいく。

 

悪夢のような光景に叫ぶ零。

 

街中で逃げていた人達も皆、いつしかこの戦いをじっと見つめていた。
その中にはスマホでビデオを撮っている者もある。

 

街中に仰向けになるパピコ。

 

破壊神は立ち上がると、右手の掌を上に向けてそこにエネルギーを集中させる。

 

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零は危機を知らせたいが、ただ叫ぶのみ。
パピコは鼻から血を流しながらも、上半身を起こしている。

 

頭に手を当て、何とか立ち上がったパピコ。
破壊神はそんなパピコに向けて、出来上がったばかりの破壊ボールを振りかぶる。

 

次の瞬間、破壊神から放たれるエネルギー。
パピコは自分の顔の辺りに飛んできた破壊ボールを身を屈め、ギリギリで避ける。

 

パピコから外れた破壊ボールは街に落ち、派手に爆発する。

 

その爆炎を背に、パピコは破壊神を睨む。

 

第19話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

 

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第20話 必死

世間の反応

新宿の街頭のビジョンに破壊神と戦うパピコの姿が映し出されている。

 

特撮映画ではなく、六本木で起きていることとアナウンスが入るものの、新宿の街を歩く人達は誰もが足を止めてそのビジョンに注目しているわけではなかった。

 

ツイッター上のトレンドのランキングは全てパピコと破壊神のバトルに関するものだった。

 

1 巨大女
1,564,800件のツイート

2 裸の女
827,500件のツイート

3 六本木
612,340件のツイート

4 ピンクの髪
238,500件のツイート

5 巨人
141,588件のツイート

ツイッター上では、パピコを応援するコメントや、その豊満な胸に嫉妬するコメントが流れている。

 

ビザロ米川 @bizayone – 21秒
女の方がんばえー
#巨大女

 

階堂yuki @paradise – 30秒
ばかみたいな乳
むなくそ悪い
#巨大女

 

マグナス棚橋 @magnustf – 45秒
人が死んでんねんで!!
#巨大女

 

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死闘

破壊神が再び破壊ボールを投げようとパピコに狙いを定めて振りかぶる。

 

零は高所から降り、いつの間にかパピコの近くまでやって来ていた。
泣き叫びながらパピコの元へ駆け寄っていく。

 

零はなりふり構わず泣きわめいている。

 

パピコは、破壊神が放った破壊ボールを躱すと、破壊神に向かって行く。
再び投げてきた破壊ボールを躱しながら、パピコは投げた直後の姿勢になっている破壊神に飛び掛かる。

 

破壊ボールの直撃により瓦礫の飛び散った道路を、零は息を弾ませてパピコの元に向かう。

 

破壊神に掴みかかるパピコだが、破壊神から打ち下ろしのパンチを食らってしまう。
そのまま連続で顔面にフックを食らったパピコは、建物に両手をついて苦しそうに息をする。

 

零は何も出来ず、涙と鼻水に塗れた顔でその光景を見つめていた。

 

 

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窮地からの……

破壊神はパピコの髪を左手で掴み上げる。
そして右手で、力なく棒立ちになったパピコの背中に撃ち込む為の破壊ボールを作り始める。

 

目を閉じたままのパピコの鼻から流れた鼻血が道路にバチャ、と落ちていく。

 

棒立ちで泣き叫ぶ零。

 

破壊神の右手に破壊ボールのエネルギーが溜まっていく。

 

パピコはゆっくりと目を開け、足元の零を視界に収める。

 

「ぢぼざあ”あ”ん」

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」

 

意識を取り戻したパピコは、そばにある高層ビルの屋上に右手を伸ばす。

 

その瞬間、破壊神はパピコの背中に破壊ボールを振り下ろす。
しかし破壊神の右手は空を切るのだった。

 

突如姿を消したパピコを、ドンッドンッと足を踏み鳴らして探す破壊神。

 

 

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反撃

パピコは体を元のサイズに戻した状態で、ビルの屋上を走っていた。
破壊神を睨み、息を弾ませながら適正な”位置”を探ると、躊躇なく屋上から身を投じる。

 

屋上から飛び降りたパピコは、破壊神の肩にある隙間から、体内へと飛び込んでいくのだった。

 

消えたパピコの行方が見つからず、足を踏み鳴らし、叫びながら怒りを見せる破壊神。

 

すると、やがて破壊神の体が膨張を始める。

 

ミキミキという軋んだような音と、破壊神の叫びが周囲に響く。

 

「アー アー」
破壊神は目を血走らせ、牙を剥き出しにして叫ぶ。

 

次の瞬間、破壊神を体内から打ち破る形で、巨大化したパピコが現れる。

 

両手を広げて破壊神を体内から引き裂くパピコ。
破壊神は大量の血を吹き出しながら倒れていく。

 

その光景を、零は泣くことを止めてただただ呆然と見つめていた。

 

 

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感想

必死の行動の結果

劇的勝利!

 

危ないシーンの連続だったけど、見事にこの正念場を乗り切った。
格闘技も知らない普通の女の子が危険な存在に果敢に挑みかかり、最終的に倒してしまうとは……。

 

戦う術も知らないはずなのに破壊神を倒す事が出来たのは、今回のタイトルにもあったけど”必死”だったからの一言に尽きる。

 

零を守ろうと必死にならなければ、パピコはこれほどの力は出せなかった。

 

月並み且つ陳腐な表現だけど、これぞ愛の力と言える。

 

土壇場になってビルの屋上に手をかけて、縮むことで破壊神からの致命的な一撃を避けたのは今回のバトルでの一番のファインプレイだろう。
まさかそういう回避の方法があるとは思わなかった。

 

 

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巨大な敵との戦いの最中に元のサイズに戻ることで、まさかこういう戦い方が出来るとは……。

 

それも、やはり零を守りたい一心で生み出した行動だった。
パピコは脳をフル回転させて、自分の出来ることをやったんだな。

 

元のサイズに戻って、ビルの屋上から破壊神の体内へ躊躇いなく飛び込んでいく姿はヒーローそのものでかっこよかった。

 

以後、この作品の方向性は巨大化バトルが主となるのか。

 

とりあえずコスチュームは何とかしないといけないと思う(笑)。

 

アメリカで戦っていたヒーローは全裸ではなかったし、何かコスチュームを手に入れる方法はあるはず。

 

 

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人々の反応とパピコの今後

ツイッターの、パピコの胸に対する嫉妬コメントとか、パピコを応援するコメントの軽さがリアルだわ~(笑)。

 

実際こんな感じだろうな。奥先生はツイッターを良く観察していると思う。
まぁ、他の人達は破壊神に対して何が出来るわけでもないからしょうがないんだけどさ……。

 

それにしても、今後パピコは普通の生活を送れるのだろうか。
顔はバッチリバレてるし、そもそもピンクの髪とかただでさえ目立つのに……。

 

人の目を避けるなら黒か茶色に染める必要があるけど、果たしてそれがパピコにとって幸せなんだろうか。さすがにあの色は染めているんだろうけど、彼女なりのポリシーがあってのことだろうしなー。
彼女がもし普通に過ごすことを望むなら、今の生活で色々諦めなければいけないことが出てくるだろう。

 

そして裸の動画が出回るわけだけど、これに関しても平気なのかな?
この破壊神との戦いの動画の場合、AVの仕事で裸体を晒すのとはまた違うと思うけど……。

 

パピコは別に露出狂と言うわけではないのだから、動画が出回ったら心理的なダメージを受けるかな……? それともあっけらかんとしているのだろうか。

 

 

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それでも零を救えた以上、とった行動に後悔はないというのがパピコだろう。
この子ホントいい子だから。

 

パピコは破壊神に東京が滅ぼされることから都民を救ったわけで、都民はパピコに対しては土下座で感謝するべきだろう。

 

でも現実はそんな単純な結果にはならなかったりする。

 

パピコのファンクラブが出来る一方で、パピコに街を破壊されたと無理矢理ケチをつけるクレーマーも出てきたりして、最悪パピコが迫害を受けるという超胸糞悪い展開も覚悟しなくてはいけないかも……。

 

これが単なる杞憂なら良いんだけど、パピコが敵だけに集中できるとはとても思えない。
政府と協力するようになったとしても、人間から好奇の目で見られたりと心理的な面で何らかの攻撃を受けそうな気がしてならない。

 

少なくとも、もう普通の生活は送れないのは確かだろう。

 

次号以降の展開が楽しみ。

第21話に続きます。

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