GIGANT ギガント(奥浩哉の漫画)最新第23話寝顔の感想(ネタバレを含む)と考察。あっという間に全世界に顔が知られたパピコ。彼女は自分が人を殺したという可能性に怯えていた。

ギガント 第22話 パピコ

第23話 寝顔

第22話のおさらい

横山田一家とパピコを乗せたタクシーが街を走っていく。

 

車内では母がパピコに尋問していた。

 

年齢を24と答えたパピコの様子から、母はまだ高校生である零との関係性を察してパピコを非難の目で見るのだった。
しかし零は、母からの圧力に耐え切れず弱り切っているパピコを救う一声を上げる。
「助けに来れる……? 母さん達。」

 

両親に向けて、零はパピコが自分の身の安全を顧みることなく自分を助けに来てくれたことを訴える。

 

母は、若いから好奇心に惑わされてるだけだと零に突っ込むが、零はそれを認めない。

 

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零はパピコのことを立派な人であり、そんな人とつき合っていることを祝福すべきと強く主張するのだった。

 

零の言葉に父も母も、何も言い返す事が出来ない。

 

パピコは思わず両手で顔を覆って泣きだしていた。
そんな彼女を両親は黙って見つめる。
零もまた、涙を浮かべてパピコを見守るのだった。

 

自宅前でタクシーを降りたパピコは、自室に入っていくと、点けっぱなしだったテレビからの情報にすぐに釘付けになっている。

 

ニュースは、現在判明しているだけで死亡者重軽傷者の数が現時点で900人を越えると伝えていた。

 

そして先程までパピコと破壊神との戦いの舞台となった六本木に中継が入る。

 

六本木にいるレポーターは、警察が女性型巨人に関してテロの疑いもあるとして行方を捜索するとアナウンスしている。
自分が死傷者を出し、警察に追われているという事実を前にしてパピコは青ざめるのだった。

 

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パピコはショックに耐えられず、トイレに駆け込むと便器に吐いてしまう。

 

居間のテレビから流れるニュースはニューヨークでまだ続いている戦いの様子をレポートしている。

 

アメリカでは、化け物と戦っているおっさんの巨人はヒーローとして応援されていた。

 

そしてニュースの話題は、世界中でさらに話題になっているトピックへと移り変わる。

 

テレビ画面に映し出されたのは六本木を全裸で行く巨大な自身の姿だった。

 

アナウンサーはパピコのことを、驚異の速度でサタンを倒した女ヒーローと称し、現在、世界で最も検索されている人物であると告げるのだった。

 

第22話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

 

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第23話 寝顔

大騒ぎ

六本木での戦いの翌日。

 

現場のレポーターは被害者が1000人を越えたとアナウンスしている。

 

ツイッターのトレンドはいずれも昨日の戦いに関連するワードばかりだった。

 

おすすめトレンド
1 #女性型巨人

2 #六本木災害

3 #ETE

 

いずれも30万以上ツイートされている。

 

ネット掲示板やツイッターでは既にパピコがAV女優であることが特定されて、広まり始めていた。

 

新聞、スポーツ新聞各紙も一面はいずれも六本木災害を伝えている。

 

呆然とテレビを見つめるパピコ。

 

ワイドショーらしき番組は、昨日の災害とETEとの因果関係が取りざたされていた。

 

アメリカでは巨大モンスターはサタンと呼称されており、海からやってきたものだと解説されている。

 

六本木で暴れた二体に関しても同様のものあろうと解説を続けるジャーナリスト。
空から来たものという証言もあるとジャーナリストのコメントは続く。

 

パピコのスマホの着信履歴はマネージャーや監督、母などで埋まっている。

 

ベッドに体をもたれさせ、天を仰ぐパピコ。

 

 

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慰める

パピコの話題でもちきりの教室。

 

零はパピコの事に関して中島から、どういうことかと詰問を受けていた。

 

スマホが鳴り、零は教室の外で電話に出る。
それはパピコからのものだった。

 

学校にまでかけてごめん、と恐縮するパピコに対して零は、困ったことがあったら言って下さいと真剣に答える。

 

「零君……会いたい……会いたいよ。」

 

零は、自分もパピコに会いたいと答え、急いで教室に戻ってリュックを持ち出す。

 

途中、階段まで追い縋る中島には親が入院したと嘘を言い、零は走って帰宅するのだった。

 

自宅に着き、すぐに自転車に跨ってパピコのマンションへと急ぐ。

 

出迎えたパピコと零は玄関で抱き合っていた。

 

怖い、と自分の素直な気持ちを訴えるパピコ。

 

零は、ちほさんは何も悪いことはしれませんよ、とパピコの気持ちを受け止める。

 

「私……いっぱい、人…殺しちゃったかもしれない………」
パピコは涙を流しながら心の苦しみを吐き出す。

 

二人は激しく互いを求めあうと、そのまま抱き合って夜まで眠るのだった。

 

 

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訪問者

夜、一人起きた零はパピコの寝顔を見つめる。
「なんて……この人は……」

 

すやすやと眠るパピコの髪を撫で、口づけをする。

 

翌朝、零が制服を着ている気配を感じてパピコが起床する。

 

零がいたことで安心して眠れたのか、今が一体何時なのか分かっていない様子のパピコ。

 

零は無断で外泊したことで、両親が劇ギレしてるだろうな、と、どこか他人事のように冷静に呟いていた。

 

玄関先で抱き合う二人。

 

零は、今日もまた来る、とパピコに言って玄関から出ていく。

 

パピコは服を着て、テレビの画面を見ていた。

 

突然チャイムが鳴る、
パピコは零が戻ってきたと思い、すぐにドアを開ける。

 

「ちほ・ヨハンソンさん?」
玄関にいたのはパピコに向けて警察手帳を見せているスーツ姿の男だった。

 

 

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感想

自由がなくなる

あっと言う間にパピコがAV女優だってバレてしまった。
やはりネットの住人の指摘が一番早かったね。
そしてこの情報もまたあっという間に全世界へと知れ渡る……。

 

彼女のAVの販売元はとんでもない特需に沸いていることだろう。

 

パピコはどうしたら売れるのか悩んでいた。
でもそんなパピコには悪いけど、こういう形ではあまり売れて欲しくないなーと思ってしまう。
零と付き合うようになったわけだし……。

 

世間の好奇の目に晒されるのはもちろん、今回のラストではとうとう警察の手が伸びてきた。

 

そりゃ、ここまで大々的に顔を晒してれば、警察だって速攻で身元を特定できる。
そしたら事情を聞きに来るわな。

 

でも、いざ本当に警察が来てるのを見て、朝の時間帯なのとかその容姿とか、やたらとリアルに感じた。
警察が来るのは当然の流れなんだけど、でも全然予想してなかった(笑)。頭働いてない。

 

 

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次号からは取り調べ?

 

当然、腕のデバイスの事や、それがついた経緯なんかは話すだろう。
警察からしたら、そんなSFのような荒唐無稽な話を聞いたところでわかには信じ難いことではある。
でも実際に彼女は大きくなってたわけで、信じざるを得ない。
今後はパピコの監視体制が敷かれるのか?

 

いや、そもそも街の人の死に関わっていたことで犯罪者の扱いになるのだろうか……。

 

どういう形であれ、今よりも自由が拘束されることは間違いなさそうだ。

 

もし自分が政府の人間だったなら、今後また、あの破壊神のような既存の戦力では対処不可能な新たな脅威が出てきた時に活躍してもらうよう協力を要請するけど……。
果たして政府にそんな柔軟性はあるのか?
いや、実際そうせざるを得ないと思う。

 

 

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被害報告にショックを受けるパピコ

巨大化して六本木に向かったのはひとえに零を助けたいがため。
彼女は、自分と破壊神との戦いで街が破壊されたら人が亡くなるかもとか、そんなこと考えてられなかった。

 

客観的にこの状況を見れば、破壊神の被害を食い止めた英雄でしかないわけだけど、実際の法律はそういう対応にはならないんだろうなぁ……。
あまり見た記憶がないからわからないんだけど、ウルトラマンとかではそういう描写はなかったのかな。

 

全然法律には詳しくないけど緊急避難とか正当防衛とかの扱いにはならないものなのか……。

 

パピコが戦わなければ最終的な被害は1千万人程度にはなっていたはず。
果たして司法はそれを認めてくれるのか。
ETEでの投票結果がその証拠なんだけどなー……。

 

パピコは自分のせいで人が死んでしまったと精神のバランスを欠いている。

 

 

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零が癒してくれたけど、それは根本的解決には遠い。
パピコが自責の念に駆られないようにするには、第三者による根本的に彼女の行動を道義的、法的に正当化する理屈が必要になってくるのではないか。

 

まずは警察がどういう対応を見せるかに注目だな。

 

協力要請するのか、それとも犯罪者として立件するのか。

 

ウルトラマンを生んだ国としてのポテンシャルを見せて欲しいわ(笑)。
巨大モンスターに対抗するには巨大ヒーローしかないでしょ。司法と国家権力には柔軟性を求めたい。

 

もし自分がこの世界にいたら間違いなくネット住民の一人であろう自分としては、多分ETEもチェック済だろうからパピコは破壊神を倒した英雄だと主張する側につくだろう。

 

コメントはしないけど、パピコを英雄だと言うコメントには積極的にいいねやリツイートをするみたいな。

 

 

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今後のSF的展開を予想する

案外もう既に、アメリカあたりで巨大建造物ギガストラクチャーの存在が一部研究者の間では取りざたされていて、研究や対策のための組織が密かにあるのかもしれない。

 

そもそも、ETEを生んだ卓越したAI技術がどこからもたらされたかも謎なんだよね。

 

外宇宙から飛来した知的生命体からなのか、それとも地球人のマッドサイエンティストか。

 

仮にそういった敵がいるとして、人類が直面している厳しい現実を知る限られた人たちが、そうした脅威に対するレジスタンスを組織しているのはSFの王道だ。

 

もしこの物語でもそういう展開になっていったとしたら、パピコをはじめ、アメリカで戦っていたあのおじさんもヒーローとしての重要な地位を得ることになりそう。パピコの場合はもう隠しても無理なくらい素性が広まってるし、パピコの精神安定上も、戦いやすい環境を整えていくためにもかなりオープンに情報を公開していく?
自衛隊がメディアでアピールするのは、あらかじめ国民の理解を得ておいて、いざという時に迅速に動くためらしい。
パピコに関しても、それに近い目的で広報活動を行っていくことになるとかかな?

 

いいなぁ。そんな世界に生きてみたいわ。巨大化できる人が普通にテレビに出てくるとかワクワクする……。

 

 

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それに前述したが、そもそも現状では実質的に巨大モンスターに対抗できるのは巨大なヒーローしかいない。

 

破壊神に自衛隊のミサイルが効いたかどうかは疑問だし、そもそもあの状況で、街中でぶっ放す許可は下りなかったと思われる。
映画シンゴジラを見た人なら、住人が避難している最中だから自衛隊機がゴジラを前にしていてもミサイルを撃てないという描写があったのを思い出して欲しい。

 

全世界に知れ渡り、まともに外出すら出来なくなったパピコ。

果たして彼女は今後どんな運命に巻き込まれていくのだろうか。

零は彼女を救えるのか? そういえばDVDはチェックしてないのかな。そこも宙ぶらりんで気になる。

以上、ギガント第23話のネタバレを含む感想と考察でした。

第24話に続きます。

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