アンダーニンジャ最新第10話ミッドナイト・イン・練魔の感想(ネタバレを含む)と考察。局部切り取り犯は元一等忍尉の佐々魔に偶然出くわす。

第10話 ミッドナイト・イン・練魔

第9話のおさらい

紛争地域にて、武装した兵士たちが銃を片手に建物に侵入していく。

 

建物の中では、通信先に向かって、米兵どもを皆殺しにしてやる、と叫ぶ男がいる。

 

しかし男は、目の前の何もない空間から、白刃が出てくることに気づく。
男は白刃を見つめたまま、急いで通信機を操作しようとするが、その親指ごと男の上顎から上の部分を横に真っ二つに切り落とされるのだった。

 

建物に攻め入った兵士たちは、ターゲットの男が既に絶命しているのを発見する。

 

兵士は、この仕事が刀、つまりニンジャによるものだと気付いていた。

 

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机の端にはそれを裏付けるように折り鶴が置かれている。

 

透明のまま部屋の中で待機していた「ニンジャ」は、部屋の中を探っている兵士たちからゆっくりと離れていく。

 

「ニンジャ」は周囲から兵士がいなくなったのを確認してから、兵装のマスクを開き、通信を開始する。
「ご無沙汰しております 加藤副隊長」

 

「忍務中すまない 鬼首」
加藤は公園のベンチで耳にイヤホンをして、紛争地の鬼首と通信していた。

 

加藤は鬼首に、現在装備している『摩利支天』のバージョンを問う。

 

鬼首は、『摩利支天3.5』 正式名称『特殊静電潜像迷彩10式』と答える。

 

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それを聞いて礼を言った加藤は、眼鏡のつるの先にミニUSB端子を挿し、スマホと繋いで、九郎の部屋で盗撮した『摩利支天4.0』のパーカーを確認していた。

 

加藤は、もし本物なら最新装備は常に最前線へと配備されるが、なぜノンキャリに過ぎない下忍の手に渡ったのかと疑問があった。

そして、ここが最前線ということなのか? という仮説に至る。

 

九郎は加藤がパーカーを見て驚いていたのを思い出し、パーカーを調べていた。

 

パーカーのポケット内には9v電池を繋げる電源アダプタがある。

 

9v電池を大野さんの大人のおもちゃから外し、パーカーの電源アダプタに電池を繋げる。
そしてフードを被り、チャックを鼻先まで閉める。

 

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九郎は”摩利支天”というキーワードから、真言を唱えることを思いつく。

「オン」

「アニチ」

「マリシエイ」

「ソワカ」

するとパーカーが透けていく。
九郎はパーカーには透明になれる機能があることに気付くのだった。

前回第9話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第10話 ミッドナイト・イン・練馬

佐々魔vs局部切り取り犯

夜空を見上げながら漢詩を諳んじる佐々魔。

 

佐々魔は路地で立ちションをしていた。

 

その背後に局部切り取り犯の外国人が迫る。

 

局部に触れることに抵抗があった外国人は、”それ”をおでんだと思ってビニール袋を被せた手で掴むとハサミで切り落とす。

 

しかし外国人が切り落とした局部は、本当におでんだった。

 
 

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佐々魔は背後で中腰になっている外国人の背中に自分の背中を預けると、その背中を踏み台にして目の前の建物の壁に飛びつく。

 

壁を軽やかに駆け、外国人と距離を置いて着地して呟く。
「身体が重いなぁ」

 

外国人と、振り向いた佐々魔とで目が合う。

 

外国人は佐々魔の身のこなしから、彼が忍者だと理解していた。

 

娘を救えるかもしれない、と思うのと同時に、忍者と闘いたい衝動に駆られた外国人は、ポケットから取り出したナイフを構えて、臨戦態勢を継続する。

 

(カランビットナイフ……? ロシア系の殺し屋が?)
外国人から距離をとる佐々魔。

 
 

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外国人は佐々魔に素早く迫るとナイフを横に一閃する。

 

佐々魔は間合いを見切っているかのように、最小限の動きでナイフをかわすと、外国人の足元を足払いして転ばせる。

 

立ち上がった外国人は、さらに佐々魔をナイフで切りつける。

 

上体をそらしてかわした佐々魔は、外国人の腕をとると関節技を極めようとする。

 

外国人に振り払われ、再び距離をとる佐々魔。
しかし佐々魔は関節をとった一瞬で、外国人の身体検査を行っていた。
クレジットカード数枚を所持しているのみであり、飛び道具の類は持っていないことを確認する。

 
 

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アパートに迫る少年

佐々魔が外国人と争っていたのと同じ時刻、ドローンを操作してブラジャーを盗んだ少年は九郎や川戸の住むアパートを見て驚愕していた。

 

盗むことが叶わなかったブラジャーが、窓のあたりにこれ見よがしに引っかかっている。

 

それを罠と感じたのと同時に怒りを燃やす少年。

 

漫画「ヒミズ」を読んでいた少年は、包丁を入れた紙袋を持っていた。

ブラジャーが自分を揶揄う罠かもしれないと思いつつも、ただでは済まさないと覚悟していた少年はアパートに近づいていく。

 
 

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ブラジャーに手を伸ばしていく少年の脳裏では、ブラジャーの持ち主であるお姉さんがこの罠を仕掛けているのでは? という妄想が渦巻いていた。

 

早くブラ着けてよ、というお姉さんのセリフを妄想する少年。

 

「お、おう」
思わず妄想に返事をしてしまう少年。

 

階段の上にはパーカーで透明になった九郎が少年を待ち構えていた。
少年が一人で返事をしているのを不思議に思いつつ、その手に握っている警棒の先からテーザー銃を発射する。

 

直撃を受けた少年が痙攣してから倒れたのを見届けた九郎は、パーカーから顔を出してそれを眺めていた。
(効くねぇ~)

 
 

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感想

佐々魔再登場

佐々魔かっけー。

 

初登場時は哺乳瓶片手に子供を追い回し、彼らからはメチャクチャにバカにされて、さながら世捨て人同然の印象だった。

 

しかし加藤の上官として過去に修羅場を潜り抜けてきていたり、何か重要なことを知っているみたいだからかなりの重要人物ではないかと感じていた。

 

そこに今回の局部切り取り犯の外国人との戦いっぷり。

 

ナイフでの鋭い攻撃を、まるで見切っているような無駄のない動きでかわし、隙を見て足払いをかけて転ばせて、関節をとるかと思えば一瞬で身体検査をするとか、相手と実力差がなければできないことじゃないのかな。

 
 

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佐々魔は明らかに外国人を翻弄していた。
その外国人も、局部切り落としの鮮やかな手口から、その道の技術を身につけている非一般人だということが窺える。
しかし佐々魔からしたらそんな強者も子供あつかいだった。

 

佐々魔は世捨て人みたいな恰好をしているけど、中身は一等忍尉なんだと思う。

 

外国人との戦いっぷりに、かなり余裕がある。

 

今のところ、佐々魔は作中でもかなりの強キャラに位置すると判断してもよいだろう。

 

九郎と絡む機会があるかどうかはまだ不明だが、仮に九郎が加藤と組むとしたら、加藤を通じて佐々魔と会う機会はありそうだ。

 

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摩利支天パーカーとテーザー警棒

この二つの道具はかなり使える組み合わせだと判明した。

 

テーザー銃は一発しか射出できないけど、パーカーで透明になって気配を消していれば不意を突ける可能性はぐんと上がる。
そもそも不意が突けるならどんな武器でも活かせるか。

 

加藤が気になっていた通り、特にパーカーに関しては最新式であり、かなり使えるものであることに間違いなさそうだ。

 

そうなると気になるのは、なぜ九郎の元に最新式の装備が送られてきたのかということだ。

 

下忍に宛がわれる仕事なら、やはりその内容もそれなりのはず。
 

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学校潜入で、実際に何をするのかは明らかになっていないが、それはパーカーの力を借りなければならないほどのミッションなのだろうか。

 

それとも九郎、いや雲隠一族に対して特別な思いを抱く何者かが贈ったのだろうか。

 

そもそも、まだ学校潜入任務にすら話は進んでいないので、そのあたりはまだ明かされることはないだろう。

 

今はひとまず佐々魔vs外国人だが、九郎はすでに加藤から外国人を再起不能にせよ、という指示を受けているので、間もなく九郎vs外国人の展開になっていくはずだ。

 

続きが楽しみだ。次は1月12日とまたしばらく先なのがつらい……。

以上、アンダーニンジャ第10話のネタバレを含む感想と考察でした。

第11話に続きます。

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