アンダーニンジャ第12話ネタバレ含む感想と考察。佐々魔VS外国人。そして佐々魔の意外な正体。

第12話 ボーイ・ネクスト・ドア

第11話のおさらい

下着ドロボーの少年は九郎の電撃で気絶したあと、大野さんの部屋に寝かされていた。

少年は目を覚ますと、自分が今いるのがボロアパートの中の川戸の部屋かと期待したものの、胡坐をかいて自分を見下ろしているおっさん――大野さんの姿に、軽くため息をつく。

大野さんは少年の失礼な態度に不快感を示しつつ、自分が気絶していた少年を部屋に運びこんだのだと説明し、少年が下着泥棒であることを知っていると告げる。

もはや逃げられず、人生が詰んだと感じた少年は、包丁を使って何もかも終わらせようと考えていた。

しかし包丁は台所で何かを切っていた九郎が使用していた。
「お前の持ってきた包丁切れ味いいな」

包丁を手にできないと知り、少年は全てを諦める。

九郎はしれっとした表情で、どうして倒れた? よくあるのか? と少年に問いかける。

左肩に激痛が走って意識がなくなった、と答えた少年に九郎は一言、貧血だな、と断定する。

少年は貧血を否定するが、九郎は貧血説をごり押しし、貧血に効くと適当なことを言って少年にナスの漬物を差し出す。

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そこに、缶ビールを持参して川戸がやってくる。

ブラジャーの主である川戸の登場に少年の緊張は一気に高まっていく。

川戸が少年の素性を誰にともなく問いかける。

大野さんがどう言ったらいいかと説明を渋っていると、九郎がさらっと答える。
「彼はブラジャーを拾ってくれてわざわざ持ってきてくれたんです」

川戸に笑顔で礼を言われ、少年はこの思いもよらぬ展開に戸惑いを覚えていた。

しかし川戸からブラジャーが自分のものではなく、隣のおばちゃんのものであることを説明され、少年は思わず顔を手で覆うのだった。

どしたの少年? という川戸からの質問に少年は、ちょっと貧血かな? と何とか答える。

貧血だな、とどさくさでダメ押しする九郎。

そして川戸は変態外国人に遭遇したことを話題にする。

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川戸が遭遇した外国人にピンときた九郎は、川戸にその特徴を質問する。
「その外国人は青いパーカーで金髪でメガネで白人でしたか?」

それだ、と川戸。

九郎は川戸にその話の詳細を求める。

一方、局部切り取り犯の外国人と佐々魔との戦いは続いていた。

佐々魔は、外国人のナイフによる連撃を無駄のない動きでかわし、受け流す。

くるりと回転し、背中を見せている佐々魔に向かって外国人が駆け寄って行く。

佐々魔はそれを知っていたかのように、壁を蹴って後方に飛び上がり空中で一回転すると、近くまで迫ってきていた外国人の顔目がけてヒップアタックを直撃させるのだった。
地面に倒れた外国人を見据えて佐々魔は、ふぅ~、と息を吐く。

 

前回第11話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第12話 ボーイ・ネクスト・ドア

逃走する佐々魔

佐々魔からのヒップアタックをモロに食らい倒れる外国人。
体を起こす外国人の手には妙な物体が握られている。

それにかかっていたロックを外し、素早く佐々魔に向ける。

パン

佐々魔の腹部に穴が空く。

佐々魔は外国人が自分に向けて放ったそれが、カード型拳銃による銃撃だと理解する。

(俺としたことがミスった)
逃げる佐々魔。

外国人は佐々魔を追いながら、手元の銃に弾を込めると、もう一発佐々魔に向けて銃弾を撃ち込む。

壁を足で駆け上がった佐々魔に弾は当たらない。
外れた弾は建物の窓ガラスを割る。

駆け上がった壁を軽く踏み切って宙に舞う佐々魔。
軽やかに着地して再び外国人からの逃走を開始する。

外国人は彼の忍者としての動きに注意を払うよう自らに言い聞かせる。
(平面ではなく立体的に動きをとらえろ)
再び銃で佐々魔を狙う。

それは佐々魔の左肩付近にヒットする。

 

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しかし佐々魔は追ってくる外国人に一向にかまうことなく逃走を続ける。

「オンアニチ」

室外機を踏み切って雨どいに手をかける。

「マリシエイ」

前方に一回転して地上に降りる。

「ソワカ」

パン

外国人は着地した佐々魔を銃で狙っていた。
しかし弾は佐々魔からわずかに逸れて後方の室外機に当たる。

銃を構えたまま、外国人は佐々魔の上半身が透け始めていることに気づく。

再び脱兎の如く逃げる佐々魔。
上半身だけではなく、全身が消えていく。

(今のが忍者『隠れ身の術』か)
痛む右手首を左手で押さえながら佐々魔の去った方向を見つめる。
(攻撃も全て『暖簾に腕押し』 さすが忍者だ……)
力尽き、その場に膝をつく。

 

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お開き

「おおおっ 『お』はつけないんですか!?」
少年が取り乱した様子で川戸に訊ねる。

急にどうした? と川戸。

九郎は少年が言っているのが女性器に対してではないかと解説する。

それを受けて川戸は客と接する時以外はそう言わないと振り返る。

客? と少年の脳裏に疑問が湧く。

「お父ちゃんお母ちゃんではなく父ちゃん母ちゃん的な?」

それそれ、と川戸。

おにぎりはどうですか? という九郎の問いに川戸は、おにぎりはおにぎりだ、と納得する。
「親近感はあるけど尊敬の念はあるってことかしら?」

 

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『オシッコ』ってさっき言ってたけど? という大野。

それに対して川戸は、オシッコは金を産むの、と豪語する。

下らない話に終始し、盛り上がる一同。

場がお開きになり、少年が帰宅の途に着こうとアパートの階段を降りていく。

そこに九郎がやってきて、ブラジャーはもういらないのか、と呼び止める。

「もう大丈夫です 違う道が開けたんで」

犯罪者になる所たった、皆さんには感謝ですという少年に、十分犯罪者だけどな、と九郎。
そして唐突に、どこの中学だ、と問いかける。

九郎は、少年が講談高校の生徒だと答えたので、やはり警察を呼ぼうと部屋に戻っていく。

何でもしますんで許してください、と少年は九郎に懇願する。

 

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佐々魔の意外な正体

九郎はアパートの階段に座って、パーカーから外した電池を見つめていた。

透明化したはいいが、一瞬で電池が切れてしまったことから、透明化は使いどころが難しいと考えていた。

「おいっ 防弾性能どうなってんだ?」

アパートの前の道に何者かが通りかかる。

「腹と肩に2発くらったぞ」
アパートの前の道を通っているのは女性だった。
脇に衣類を抱えて、イヤホンで会話している相手に対して毒づいている。
「あと加藤が勘づいてきてるぞ どーにかしろコラ」

女性は何かの気配を感じたのか、九郎たちの住むアパートの方に視線を向ける。

しかし何も不審な点は見当たらない。

通話先の相手は女性の様子がおかしいことに気づいていた。

その相手に、なんでもない、このまま直帰すると女性が返す。
「今日はつかれた」

九郎は階段から降りて、アパ-トを囲む塀に身を隠していた。
(……見逃してもらえたかな)

 

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感想

佐々魔が本人ではない

まさか佐々魔が女だったとは……。
いや、この女性の名は佐々魔ではないだろう。

本物の佐々魔の振りをして加藤と会っていたということか?

あの何とも風采の上がらない中年男性の姿は、スーツだった。

九郎のパーカー同様におそらくは先端技術が使われているのだろう。

特殊メイクの技術なんかもふんだんに使われているっぽい。
それに彼女は銃弾を受けたにも関わらず傷一つ負ってなかった。
カード型拳銃の威力がそこまで高くないであろうことを加味しても、防弾性はそこそこあるのではないかと思われる。

しかも透明化もできる。

割と高性能なスーツだと思う。

九郎のパーカーは透明化、防弾、防刃以外には何か機能があるのだろうか。

今後の任務で分かってくるだろう。

以上、アンダーニンジャ第12話のネタバレを含む感想と考察でした。

第13話に続きます。

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