約束のネバーランド 最新第79話この一矢に定むべしの感想(ネタバレ含む)と考察。

約束のネバーランド 第68話 テオ

第79話 この一矢に定むべし

第78話のおさらい

ルーチェを追い詰めるジリアンとナイジェル。

 

ルーチェはいつも逃げ回るだけのGV出身者に過ぎなかった雑魚相手に、と顔を引きつらせる。

 

冷徹な表情でルーチェに迫るジリアンとナイジェル。

 

ルーチェは、雑魚がなぜ自分たちの急所を知っているのかと焦る。
刃物を取り出すが、すぐにナイジェルの銃撃で手元から弾かれる。

 

顔を引き攣らせ、すぐにその場を逃げ出すルーチェ。
ジリアンとナイジェルはすぐにその後を追う。

 

必死に逃げるルーチェを追うという目の前の光景から、ナイジェルとジリアンは、かつて自分の家族や自分たちがルーチェから逃げ惑いながら助けを求める様を思い出していた。

 

かつてルーチェに追い詰められて、”10秒上げるよ”と余裕たっぷりに言われたジリアン。

 

ルーチェもまた、自分たちが子供を楽しそうに痛めつけていた事を思い出し、チクショウ、と何度も心の中で毒づく。
(なんでボクが食用人間なんかに!!)

 

ついにジリアンはルーチェを地面に仰向きに倒し、その腹を踏んで仮面を剥ぎ取った顔に直に銃口を突きつける。

 

ルーチェは特に抵抗することもなく、自ら負けを認める発言をする。
しかし内心では、それは嘘で、この侮辱を決して許さないと考えて反撃のチャンスを待っていた。

 

バイヨン卿がやってくるまでの時間稼ぎの為、ジリアンとナイジェルを懐柔しようとするルーチェ。
「10秒あげるよ なんてね」
ルーチェの言葉を全く相手にせず、かつて自分が言われた言葉をそっくりそのままルーチェに返すジリアン。

 

お前にやる時間なんて一秒もない、とジリアンはルーチェに銃口を突きつける。

 

「ムキになるなよ ただの”遊び”だろ!?」

 

自分の家族がルーチェによって狩られた記憶を思い出し、ナイジェルはルーチェを睨みつける。
「やれ ジリアン」

 

ルーチェは、ボクを殺したらボクのパパが、とこの期に及んでジリアンとナイジェルを脅そうとする。

 

「お姉ちゃん…こんなしょうもない奴に私達は」
ジリアンがルーチェの顔に何発も銃弾を撃ち込む。

 

他の3組はこんな簡単に殺せるとは思っていない、と呟くジリアン。

 

「ここまで6分22秒」
ナイジェルがジリアンに、次急ごうぜ、と声をかける。

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槍を持ったノウスとノウマに追われるソーニャ。

 

木に隠れたサンディがノウスとノウマを銃撃するが銃弾は当たらない。

 

上手く連携して追手を躱し身を守り合う二人を見て、ノウスとノウマはその普段の子供達との明らかに異なる動きから、普段は猫をかぶっていた事に気付く。

 

しかし、今追っている二人がGF農園からの脱走者(エマ)ではない為、殺したら本命であるGFが狩れなくなる。
その為、二人は殺さずに弄ぶと方針を定めるノウスとノウマ。

 

サンディの隠れている木の幹を槍でノウスがぶった切る。
サンディはギリギリで躱すも、手に持っていた銃が槍の斬撃を食らって破壊されてる。

 

ソーニャは銃でサンディの逃走を援護する。

 

ソーニャは、鬼は人間が鬼を殺すような手段が無い為、人間側に勝ち目は無いと考えるだろう、と考えていた。

最弱のルーチェ相手ならばやり様はあるが、他3組には通用しない。

 

ノウスとノウマは行く手の木の間に糸が張り巡らされているのを察知してサンディとソーニャを追うのを止める。

 

ソーニャとサンディは罠の先で隠れている。

 

ノウマは目の前の罠を見て、ソーニャとサンディが闇雲に逃げていたわけではなかった事を察する。

 

ノウマに同意したノウスは、罠があったところでそれを恐れない様子みせる。

 

仮にノウスとノウマを罠にかけ、その動きを封じて追い詰める事が出来ても、ルーチェ以外の3組相手にはその面すら剥ぎ取る事は出来ない。

 

ノウスとノウマの心の内を読み、ソーニャとサンディは笑顔を作る。

 

風車小屋の部屋。
銃器類を広げたテーブルを挟んでルーカスと子供の頃のオリバーが相対している。
集落に鬼を倒せる武器が無いならば作ればよい、とつくればいいと考えたルーカス。

 

そうして着手したのが専用銃と特殊弾の開発だった。
その為の試行錯誤に費やした年月は8年。
生み出された特殊弾5発と専用銃3挺だけが貴族たちに通用するであろう武器。

 

心配は許されないと考えるサンディ。
専用銃を構えるその顔に緊張が走る。

 

仮面の下で、ニッ、と笑うノウス。

 

前回第78話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第79話 この一矢に定むべし

限られたチャンス

仲間で8年かけて作り上げた5発の特殊弾と、それを発射する3挺の専用銃。

 

5発の弾の割り当ては、バイヨンに1発、レウウィスに2発、ノウス・ノウマに2発。

 

サンディは、この銃で今自分とソーニャが相対しているノウス・ノウマの面を破壊し、仕留めるのだと決意する。

 

木の陰に隠れ、ノウス・ノウマの様子を窺うサンディとソーニャ。

 

普通に特殊弾を撃ったところでその反射神経で避けられてしまう。
その為、まずは罠で動きを止め、その上で撃つと二人は考えていた。

 

張り巡らされた糸を見つめるノウスとノウマ。

 

これに何か企みがあるのかと疑問を感じながらも、一見に如かずと糸を切り始める。

 

しかし、静まり返る森。
糸を切っても何も起こらない。

 

ノウスとノウマは木の間を進みながら糸を切っていく。

 

サンディとソーニャは、ノウスとノウマの様子を窺っている。

 

しかし未だ何も起こらないのを見て、これらの糸は全てハッタリではないかと再び疑問を抱く。

 

それはバカげている、と感じたノウス。
「ノウマ 奴ら何か――」

 

Sh(シー)、と顔の前で人差し指を立てるノウマ。
「とにかくのってあげましょう。」

 

ノウスとノウマは再び進み始める。

 

 

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さっきと同じように糸を切り離すと、罠が作動。
丸太が勢いよくノウマに向かう。

 

ノウスがノウマの背後から槍で丸太を一閃する。

 

地に伏す様にしゃがみこむノウマ。

 

ノウスの振った槍が別の糸を切る。

 

ノウマのしゃがみこんで地面についた手も、さらにはノウスが切断した丸太の残骸も別の糸を切る。

 

一斉に発動する罠。

 

足元でトラバサミが起動し、無数の矢がノウスとノウマに向かって飛来する。

 

ノウスとノウマは飛び上がって避ける。

 

ノウマは矢を一本受け止めて、それが毒矢だと見抜く。
罠の一つが起動する。ノウマの着地した足元に穴が空く。

 

飛び上がると木の根元の糸に向かって無数のナイフが飛び、それが再び新しい罠を起動させる。

 

最初の罠の起動に連動して次々に罠が発生していく仕掛けだと理解するノウスとノウマ。

 

無数の罠が自分たちを襲ってくるも、一定の余裕をもってそれらをかわしていく。

 

(まだだ まだ今じゃない)
ノウス・ノウマの様子を注視しながら機を窺うサンディ。

 

「ちっ…まただ 次次に」
無数の矢を避けるノウス。
「くらえば隙が出来る それが奴らの狙いか」

 

サンディはそれを心の中で否定する。
ノウス・ノウマの身体能力は驚異的で、罠自体は食らわない。
(狙うのは罠の渦中 お前達が獲物を目にした時)

 

サンディたちの居場所を察知するノウス。

 

自分たちに向かってくるノウスとノウマの気配を感じながら、サンディとソーニャはその瞬間に備える。

 

 

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戦略

二人は、ノウスとノウマが必ず自分たちのいる位置に誘導するような罠の仕掛け方をしていた。

 

ノウスとノウマが飛び上がり、木の隣に着地する。

 

そこに、専用銃を構えて隠れていたサンディとソーニャが、ノウスとノウマが着地した瞬間を狙って閃光弾を投げる。

 

ノウスとノウマは動きを止める。ゴーグルで目を保護していたサンディとソーニャは専用銃で目の前の怪物たちに照準を合わせる。

 

(止まった! この距離ならよけられない)

 

(今だ!!)

 

サンディとソーニャはノウスとノウマに向けて、それぞれ構えていた専用銃から同時に一発ずつ特殊弾を発射する。

 

(やったか!?)
ゴーグルを外すサンディ。

 

ノウスとノウマの弱点を覆い隠す硬い仮面がバラバラに割れるのを見て、やった、と心の中で歓喜するソーニャ。
(当てた 効いた 割れた!!)

 

仮面の破片が空を舞う。その破片の中で口蓋を割るようにして笑うノウマ。

 

ソーニャは、ノウマの様子を見て身体を硬直させる。

 

「ソーニャ!! 一度下がれ!!」
サンディがノウスの攻撃を避けながら叫ぶ。

 

ソーニャはノウマの左手に正面から首を掴まれ、持ち上げられていた。

 

 

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範囲内

首を絞められ苦しそうなソーニャ。

 

「素晴らしい 素晴らしいわ!!」
ノウマはソーニャを賞賛する。

 

何かを仕掛けて来るとは思っていたというノウマ。
閃光弾や仮面を破壊する武器を作り上げていた事に驚く。
「危ない危ない 甘く見ていたわ」

 

しかし、仮面を割ってもすぐに次を狙わないと、とダメ出しをする。
「割った時点で安堵したあなたの負けよ」

 

(ソーニャ!!)
サンディは、絶体絶命のソーニャの様子を木の陰から窺う。
ノウスがこちらに向かって歩いてくるのに気付く。

 

「ぐ かはっ」

 

脚をばたつかせながら苦しむソーニャを見て、ああどうしよう、とノウマが呟く。
「あなたもすごく狩りたくなってきた」

 

ソーニャは、ノウマが閃光からこれほどまでに早く立ち直るとは思っていなかったと悔やむ。

 

(捕まるつもりなんかじゃなかったのに だけどこれでいい)

 

「え」
ノウマの顔面を弾丸が貫く。

 

(これでいい!!)

 

狙撃したのは樹上に伏せて銃を構えたポーラだった。
その隣には双眼鏡を構えたヴァイオレットがいる。

 

「ノウマーーーーーーー!!!」
ノウスが我を忘れた様子でノウマに駆け寄る。

 

地面に倒れたノウマ。

 

 

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狙いやすい状況

ノウマの手の拘束を逃れたソーニャはその場にしゃがみこんで激しく咳き込む。

 

そして、この戦いの前のエマとの会話を思い出す。

 

エマは怪物を仕留めたことがあるのか、と質問するソーニャ。

 

人型ではなく獣のようなタイプを無我夢中の中で一匹だけ、とエマが答える。

 

ソーニャは、鬼の顔の中心、目の奥は的も狭く少しでも外したら仕留める事が出来ないが、どうしたらより確実に狙えるのか、と質問を続ける。

 

エマは、自分は詳しくないが、狙いやすい状況はあると思う、と答える。

 

それは? とサンディがその続きを促す。

 

「”敵が獲物に夢中になっている時”」

 

エマはふと何かに気付いた様子で呟く。
「思えばオジサンあの時…そういう状況をつくって…」

 

そんなエマの様子をじっと見つめるソーニャ。

 

「いや…でも危ないから参考にはならない話かも」
へら、と笑ってごめんなさいと続けるエマ。

 

呼吸を整え、ソーニャが立ち上がる。
そして、すぐ傍らで仰向けに倒れたままのノウマを見つめる。

 

(あと一匹!!)
地面に落ちていた眼鏡をかけ直す。

 

ノウスはノウマの顔を両手で持ち、覗き込むように見つめている。

 

その様子を見つめるサンディとソーニャ。

 

「オオオオオオオオオオオオオオオ」
ノウスはノウマの亡骸を抱きしめて吠えるように泣く。

 

 

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エマ対レウウィス

集落。

 

「そこにいるんだろ 出ておいで」
レウウィスが声をかける。

 

素直に姿を現すエマ。

 

レウウィスとエマが、広場で相対する。

 

「また会えたね 63194エマ」

 

感想

残り

見事な戦略でノウマを仕留めた。

 

ソーニャが捕まり、一見、絶体絶命の状況だったが、それは実は獲物に注意を向かせるという戦略の範囲内の出来事だった。

 

即座に殺されなかったのは鬼達がエマを狙っていたから。

 

今回の狩りがルーカスやオリバーたちの想定外に周期が早まったのもエマに原因があるなら、今回ノウマを斃せたのも鬼達がエマを狙い、他の子供は狩らないという方針を守ろうとしていたスキをつけたからでもある。

 

ソーニャを捕まえたノウマに対して、ポーラは遠距離から理外の一撃となる狙撃を行った。

 

ソーニャに気をとられていたノウマは、銃弾が自分の目の前に来るまで気付けなかった。

 

逆に言えば、目の前にやってきた時点で気付ける驚異の動体視力の持ち主ということになる。
よって、鬼達を普通に狙撃したのでは避けられてしまうのだろう。

 

しかし、いくら鬼の反射神経が優れているとはいえ、ここまで重層的な策を仕掛ける事で強敵も斃せるんだなな。

 

連動する罠で目の前に誘導する。

 

閃光弾で動きを止める。

 

特殊弾で仮面を割る。

 

サンディ・ソーニャに気をとられているノウス・ノウマを遠距離からポーラ・ヴァイオレット組が狙撃。

 

ポーラが射手なのに対し、その隣で双眼鏡を構えていたヴァイオレットがノウス・ノウマの動きに集中していたのだろう。

 

見事なチームワークでとりあえず一匹倒した。

 

これで残りはノウス、バイヨン、レウウィスの3体となった。

 

しかし、ノウマを殺されて怒りに燃えるノウスを一体サンディたちはどう仕留めるのか。

 

怒りに駆られて突進してくるなら冷静さを保っていれば容易く倒せることもあるかもしれない。

 

しかし、驚異の身体能力を持つ鬼の本気が一体どんなものなのかを知らないわけだし、果たして対策は出来ているのかな。

 

射手がポーラ一人だったということは一匹ずつ仕留めるしかないわけだ。

 

つまり、仮にノウスを先に殺したとしても、やはり今回の最後のノウスと同様に怒りに燃えるノウマを相手にしなくてはいけない。

 

感情を爆発させて襲い掛かってくる相手に対してルーカスは何か策を授けたのか。

 

 

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今後の流れ

専用銃はサンディとソーニャが持っているので2挺。

 

ラストでエマが背負っているのは専用銃ではなさそうだし、残り1挺はおそらくペペかザックのどちらかが持っているのだろうか。

 

元々4つのグループに分けたのは飛び抜けた実力を持つレウウィス以外の3組、ルーチェ、ノウス・ノウマ、バイヨンを15分足止めすることが主な目的だったはず。

 

3組を片付け、それぞれのグループが合流。
三挺の専用銃、二発の特殊弾でレウウィスを打倒するというのが理想的な流れなのかな。

 

今回の話で、特殊弾は貴族鬼たちのかぶる硬い仮面の破壊に有効だと証明された。

 

レウウィスに対してはとりあえず時間を稼ぐ?

しかし、エマの番号を知っているというのはGFから情報を得たってこと?

テオたちを助けた際、番号が見えていたような描写は無かったように思うし、バイヨン経由で得た情報なのか。

エマに自身の好敵手であることを期待しているレウウィス。奴を倒すには不意を突くしかないだろう……。

そして恐らくは、まだ他の鬼がいて、仲間が結集していない現時点では仕掛けないだろう。

 

そして、バイヨンに対しては、相対する誰かに鬼の注意を惹きつけさせて死角から狙撃という、今回のサンディたちがやってのけた作戦をそのまま流用するのかな?

 

いや、それだとペペ、ザックだけでは人手が足りない……。

 

次号は怒りに燃えるノウスとの戦いと、レウウィスとエマの会話。そしてバイヨン対ペペとザックの戦いか。

 

次号に期待。

 

以上、約束のネバーランド第79話のネタバレを含む感想と考察でした。

80話に続きます。

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