約束のネバーランド 最新第61話生きてみろよの感想(ネタバレ含む)と考察。エマとレイの学習速度に驚くオジサン。しかし”人食い”の魔の手が……。

約束のネバーランド 第61話 エマ

第61話 生きてみろよ

第60話のおさらい

エマ、レイ、オジサンの三人がいなくなったシェルター。

残された子供達が心配する中、ギルダとドンがリーダーシップをとって子供達を盛り上げるのだった。
約束のネバーランド 第60話 ギルダ
一方、荒野を猛スピードで走るオジサン、エマ、レイの三人。

先頭を走るオジサンに必死でついていくエマとレイは、事前に地図で調べていた目的地A08-63のゴールディ・ポンドに思いを馳せる。

オジサンは、どうやってエマとレイを殺し、シェルターを奪還するか考えを巡らせる。
約束のネバーランド 第60話 オジサン
出発する直前のギルダによる脅しも功を奏し、二人を殺すのではなく片方が死んだところでもう片方を助けることを決める。

そしてエマとレイはオジサンが自分たちの内一人を殺す、あるいは見殺しを狙っている事を察していた。

オジサンは善人だから直接殺しには来ず、もしやるとしてたら敵に襲われた時に助けずに見殺しにすることだろうというエマ。

レイはそれを甘いと感じ、エマと二人無事に子供達の元に戻るためには、いざとなればオジサンを殺すことも覚悟するのだった。

荒野を抜け、三人の前には森林が広がる。

オジサンはA08-63まで危険地帯を迂回して3週間でいける道もあるが、直線を突っ切って4日で目指すと宣言。

見つかれば死は免れられない”人食い”の群棲する森に、いよいよ一行は踏み込むのだった。

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第61話

エマたちはゴールディ・ポンドへ向かう為、森へと踏み込む。

 

オジサンとレイは銃を構えながら前進していく。

約束のネバーランド 第61話 エマ、レイ、オジサン

(すごい……何この森)
エマは森を見回しながら、それまでにない印象を受けていた。
(またハウスじゃ見たことない…ろうそくが溶けたみたい…)
木の幹に触れ、樹皮に石のような感覚を覚える。

 

(いる…確実に)
レイは森の中に潜む”人食い”の気配を感じていた。
オジサンとのやりとりを思い出す。

 

野良の”鬼”は常に集団で動いており、どの個体の近くにも必ず仲間がいる。
しかも気性が激しい。

 

そんな”鬼”がこの森にはうじゃうじゃ棲息している。

 

見つかれば死ぬ、とエマとレイに宣言するオジサン。

 

もし見つかれば仲間を呼ばれて一斉に襲われ、食べられる。

 

オジサンの話にエマとレイの背筋が凍る。

約束のネバーランド 第61話 エマ、レイ

 

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エマとレイに感心するオジサン

仮に見つかったとして、生き残るためには「仲間を呼ばれる前に殺す」ことだが、エマとレイには100%ムリだとオジサンは自分の首をちょん切るようなジェスチャーをしてみせる。

(「絶対に見つかるな」)

(「絶対に寄せつけるな」)

(「進め」)

オジサンは、森を日暮れまでに抜ければ夜には縄張りの外で眠れる、と方針を示す。

 

その言葉を思い出しつつ、エマとレイは先導するオジサンについていく。

 

オジサンは後ろの二人に前進の合図を出す。

 

オジサンのすぐ後ろをエマ。最後尾をレイが歩く。

 

「あとどれくらい?」
エマがレイに問いかける。

 

「日暮れまでには多分あと2時間くらい」
レイが懐中時計を見ながら答える。

 

そっか頑張る、と両拳を握るエマ。

 

「ああ 道のりも上々」
オジサンは二人を見つめながら、ここまでは順調だ、と進捗を評価してみせる。

 

しかしその内心では、ここまで順調だと?、と二人に驚いているオジサン。
(物覚えが異様に早い 早すぎる)

(ド素人のくせにこの数時間で足音一つたてなくなった)

エマは前を行くオジサンの動きに集中している。

約束のネバーランド 第61話 エマ
そして、どう動いているのか、どう体を動かしているのかを観察、分析して学ぶ。

 

オジサンは、ここまで比較的順調な道行きになった要因が二人の高い学習能力にある事に気付き始める。

「右だ」
オジサンが指示する。

レイは足元の”人食い”のものらしき足跡を見て、本当に右かとオジサンに問う。

いや左だ、と振り返らずにしれっと答えるオジサン。

レイは内心で、ジジイ、と悪態をつく。

 

二人はただオジサンのマネをしてついてきているだけではなく、オジサンが嘘を言って騙さないかを自分たちが知る限りの知識で確認をとりながら進んでいた。

 

オジサンとレイのやりとりを呆然と見つめていたエマ。
「ありがとうレイ」
エマは笑顔をレイに向ける。
「気づかなかった」

 

レイはエマと顔を合わせ、おう、と応じる。

 

オジサンはそんな二人のやりとりから、それぞれの役目が見えてきていた。
エマが「方針」を立て、レイは「知恵」を出す。
本質的に面倒なのはエマだが、裏で手を引いているのはレイだと喝破する。

 

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襲撃

オジサンは口元に笑みを浮かべる。

約束のネバーランド 第61話 オジサン
(どっちを死なせたらより黙るかな)

(ていうか順調つまんねぇよな)
オジサンはエマとレイを振り返って見る。
そして銃の安全装置を外す。

 

急に動きを止めるエマ。

 

レイは、どうしたエマ、と声をかける。

 

何か感じない? というエマの言葉にピンと来ていない様子のレイ。

 

自らの心臓の音が大きく聞こえる。

 

オジサンがニヤリと笑う。

 

エマ達に向けて、樹上から”人食い”が大口を開けて猛スピードで落下してくる。

 

エマは上空からの”人食い”の奇襲に気づく。

 

「エマ!!」
レイが叫ぶ。

 

”人食い”が地面に着地する。

約束のネバーランド 第61話 人食い

エマは寸でのところでレイに体を引かれて”人食い”の一撃を躱していた。

 

地面に転がる二人。

 

「レイ!!」
エマはすぐに起き上がるが、レイは歯を食いしばったまま地面に体を横たえている。
そして、ハッ、と思い出す。

(「見つかれば死ぬ」)

(「”仲間を呼ばれる間もなくブチ殺す”」)

 

エマは地面に投げ出されているレイの持っていた銃を拾い上げ、必死の形相で”人食い”に銃口を向ける。

約束のネバーランド 第61話 エマ

 

(え?)

銃を撃つ間もなく、”人食い”のその大口で首を刈り取られる。
エマは一瞬、そんな幻を見ていた。

 

実際は、オジサンが表情一つ変えずに”人食い”に樹上から銃の連射を浴びせている。

約束のネバーランド 第61話 オジサン

 

レイが地面から体を起こし、傍でへたりこんでいるエマに向かって名を呼びながら駆け寄る。

「エマ!!」

 

レイはエマの右肩に手を置くと同時に、エマは、ハッ、と気を取り戻す。
「あれ?」

 

レイに振り返るエマ。
放心状態で、私、生きてる? とレイに問いかける。

約束のネバーランド 第61話 エマ、レイ

「は!?」
レイが声を上げる。

 

「死んだと思ったろ」
オジサンは口元に笑みを浮かべる。
「実際死んでた お前は引き金を引くことすらできなかった」

 

その言葉にエマの顔から血の気が引く。

 

「いやぁウケるウケる」
オジサンは上機嫌でエマとレイにしゃべりかける。
「上から襲ってくる”人食い”は初めてだろ? この辺にゃいるんだよ」

 

レイは、まぁ俺は知ってたけどね、と続けるオジサンに向かって再び、ジジィ!! と心の中で毒づく。

 

「でもありがとう」
エマが心底ほっとしたような笑顔をオジサンに向ける。
「オジサン…助けてくれて」

約束のネバーランド 第61話 エマ

 

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「生きてみろよ」

オジサンは口を真一文字に結んだまま何も答えない。

 

「そうだ早く逃げるぞ」
レイがエマに呼びかける。
「コイツの仲間に気づかれる前に」

 

「誰が助けたって?」

 

オジサンの一言に、え、とレイが振り返る。

 

「助けてなんてない」
オジサンは銃を構える。
「あんな簡単に”人食い”は死なねぇ」

 

は? と聞き返すレイ。

 

「すぐに”再生”して仲間を呼ぶよ」

 

背後を振り向いたエマとレイの眼前に、オジサンが銃弾を撃ち込んだ”人食い”が立ち上がっている。

 

銃創は急激なスピードで盛り上がっていく肉により塞がっていく。

 

(再生?)
呆然と”人食い”を見上げるエマとレイ。

 

大口を開けた
”人食い”の顔が、プチプチ、と音を立てながら再生を続ける。

約束のネバーランド 第61話 人食い

 

「キイイイイイイイ」
”人食い”が奇声を発する。

 

エマとレイが耳を塞ぐ。

 

「クソッ 死んでねぇなら早く言え!」
レイはオジサンに向かって憤慨しながら”人食い”から逃げる。

 

エマも必死に”人食い”から逃げる。

 

わざとだよ、とオジサンはレイに楽しそうに返す。
「わざと殺さずあえて黙ってた 嫌がらせ」

 

「なっ」
レイは慌ててオジサンに向けた言葉に詰まる。

 

「ダイジョーブダイジョーブ俺”は”死なない」

 

オジサンは、でもお前らはヤバイね、と笑う。

 

三人の逃げた先には一面に”人食い”が密集してこちらを見ている。

 

「食事邪魔されて同族攻撃されて相当キレてる」
オジサンがエマとレイに向かって冷静に解説する。
「ただ仲間呼ばれるより絶望だろ?」

 

クッソジジィ! と罵倒するレイ。

約束のネバーランド 第61話 エマ、レイ

エマは目の前の”人食い”を呆然と見ている。

 

「地獄の旅路の幕開けだ」
オジサンは口元だけでニヤリと笑う。
「お前らの命は俺の手中」

 

青ざめるエマとレイ。

 

「さぁガキ共 生きてみろよ」

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感想

”人食い”に出会ってしまった……。鬼怖い……。

 

というか、オジサンによって出会わされてしまった、というべきなのか。

 

オジサン、楽しそうにし過ぎでしょ。
気に入らない相手をハメるのはそりゃ楽しいだろうけど、やり方がひど過ぎる(笑)。

 

ラストの見開きなんて絶望感しかない。こんなの逃げ切れるわけない。

 

エマとレイの青ざめた表情が次回の難局を読者に予期させるラストになっている。

 

でもオジサンは随分と余裕をかましてるんだよな~。

 

”人食い”よりもエマとレイに意識が向いているこの感じ……。

 

なんだかエマとレイを試している、あるいは鍛えている形になっているような……。

 

多分、オジサン自身は、身体能力に自信がある、というよりも何か”人食い”を恐れるに足りない存在だと断じることの出来るような弱点及び生態を知っているんだと思う。

 

順調な道行きを面白くないと考えて、”人食い”を使って場をかき乱すというのは、自分は大丈夫、という言葉通り、この場を生き延びられる確信があるんだろうな。

というか、エマとレイが襲われる前に木の上に登ってたよね?

で、エマとレイを襲った”人食い”に銃撃してた。

”人食い”の接近を予期出来る何かがあるんだろうか。

 

そして、この場を切り抜けられると自信たっぷりのオジサンは何を知っているのか。
観察して分析すればわかる何か決定的な弱点?
強い光を向けたら怯むとかそんな生態?

 

普通に走って逃げたら筋力的にはすぐに追いつかれそうなんだよなぁ……。

 

エマとレイは頭脳と身体を総動員してこの局面を乗り切らなくてはならない。

 

本来、オジサンがきちんと先導していれば見つからずに行けたんだろうな。

 

試しているような、と前述したけど、”人食い”にあえて見つかり、攻撃してもあえて殺さないことでエマとレイを弄んでいるだけという可能性の方が高いかな。

 

現時点では、オジサンの目的は子供達を追い出してシェルターを取り返すこと、あるいはレイやエマを弄んで楽しむ事であるように見える。

 

長い間、一人でシェルターで暮らして来たオジサンはひょっとしたら楽しむことに飢えているんじゃないか。

 

ゴールディ・ポンドに到着したら、あるいはするまでにオジサンのエマとレイに対する評価、そして態度も変わるのかもしれない。

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こんな事態にも余裕な経験豊富なオジサンは、人間の世界に向かう事は考えなかったのだろうか。

 

鬼の世界、人間の世界に関してはシェルターの資料で学んでいるだろう。

 

この知識があったら、考えるのは人間の世界に向けての脱出だと思う。

 

でもオジサンはそれに挫折した?

 

人間の世界に向かう上で乗り越えなくてはいけない険しい壁があり、それに阻まれた結果、仲間を失うハメになり、一人でシェルターで生活していた?

 

”壁”を乗り越えるためには独力では無理だから仲間として動ける人間を待っていた?

 

前述したけど改めて、今はエマとレイを始めとした子供達を快く思っていないオジサンだけど、なんだか彼らを試して、鍛えているような感じもするんだよなぁ……。

 

エマかレイの片方を見殺しにするのであれば、落下してきた”人食い”にオジサンが銃撃を遅らせればどちらかは確実に死んでいた。

 

しかし事前に樹上に登り、”人食い”に向けて斉射。

 

仮に本当に”人食い”が殺せるのであれば、わざと殺してはいなかったのは最悪だけど、でも最低限エマとレイの事を助けてる。

 

オジサンの内に渦巻くのは単純な感情ではないね。今後、紐解かれていく事だろう。

 

そしてエマとレイは”人食い”の群れとの邂逅で、ここまで発揮してきた観察、分析の力が改めて試される。

 

どうかんがえても絶望の状況の中、一体どうやってこの局面を乗り切るのか。

 

久々の”鬼”相手のアクションに期待。

 

以上、約束のネバーランド第61話のネタバレを含む感想と考察でした。

第62話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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