約束のネバーランド 最新第45話救援のネタバレ感想と考察。何者かに助けられたレイは思わぬ人物と再会する。

第45話
約束のネバーランド 第45話 エマとレイ

第44話のおさらい

エマが倒れ、困惑する子供たちの前に現れた謎の人物。

謎の人物の誘導に安堵する子供たち。

ギルダは謎の人物の現れたタイミングなどを怪しく思い、謎の人物に対して矢継ぎ早に質問をし、顔を見せてと頼む。

謎の人物はフードの下でニヤリと笑うのだった。
約束のネバーランド 第44話 謎の人物
一方、レイは猟犬タイプの鬼の群れから必死で森の中を逃げていた。

レイの出荷日直前で、レイを傷つけることなく捕まえたい鬼たちの思惑を逆手に取り、レイはエマたちの向かう方向とは逆の方向に逃げる。

しかしレイは、統制のとれた鬼の動きによって行先を塞がれ、作った抜け道を封じられて消耗していく。

この負け戦の状況にレイは、一方的にママとのチェスで弄ばれていたことを思い出していた。
約束のネバーランド 第44話 レイ
それでも負けずに体力の続く限り逃げていたレイだったが、ついに猟犬に追いつかれ、鬼に完全に囲まれてしまう。

直立した鬼がレイに追いつき、諦めるように投降を呼びかける。

レイは抵抗し、逃げようとするが最早走ることが出来ずに転んでしまう。

もう絶体絶命の状況にありながら、レイは心の中では諦めていなかった。

今にも鬼の手がレイに向けて伸びようとしたその時、フードマントの男がレイの体を掴みその場を駆けていく。
約束のネバーランド 第44話 レイと謎の人物
右手に槍、左手にレイ。謎の人物の表情はフードの暗闇で全く見えない。

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第45話

窮地を脱するレイ

鬼に追い詰められ、絶対の窮地にあるレイの服をレイ毎掴みあげる、馬のような生物に騎乗した正体不明の頭巾。

 

「乗れ!」

 

一瞬何が起こったのか分からず呆気にとられるが、すぐに今はそれ以外の方法がない事をレイは悟り、正体不明の胴にしがみつく。

約束のネバーランド 第45話 レイと謎の人物

正体不明は必死にしがみつくレイを引き上げ鬼たちの包囲から逃げていく。

 

その正体不明の背を見ながらリーダーの鬼が猟犬型の鬼に追跡を命じる。

 

すぐに猟犬たちが逃げる正体不明を追う。

 

正体不明は煙幕を投げ、煙で猟犬の視界を塞いだかと思うと完全に姿を消す。

 

煙幕で鼻をやられた猟犬は、一瞬で完全に正体不明とレイを見失う。

約束のネバーランド 第45話 猟犬

リーダーは猟犬からレイを逃がしたことを報告される。

 

煙幕で追跡に出た猟犬全てが鼻をやられてしまったと暗にもう追う手段がないことを匂わせる猟犬。

 

リーダーは、なら、目で足跡などの痕跡を探して追え、と猟犬に命じる。

 

もしそれが叶わないなら他の子どもを探せというリーダー。

 

リーダーはレイの言う子供が皆死んでしまったという言葉が嘘だと判断し、まだ何人かは生き残っていると確信する。

 

レイを助けて去っていった正体不明に関して何も心当たりがないリーダーは、正体不明は八つ裂きにして子供たちは生死を問わず回収することを誓う。

 

レイを助けた正体不明は森の薄暗がりの中を走っていた。

 

精魂尽き果て馬のような生き物に突っ伏すようにして乗っているレイはどこを走っているのか、そもそも自分を助けたのが何者なのかについて頭を働かせようとする。

約束のネバーランド 第45話 レイ

(まさか……ミネ…ル…)

 

正体不明の顔を仰ぎ見ようとするがそこで意識が途切れる。

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洞窟

毛布を跳ねのけて勢いよく起きるレイ。

 

自分の手を眺め、無事を確認しつつ、何が起こっているのか理解に努めようと布団から起き上がる。

 

今自分がいる場所が洞窟のような場所であることを確認し、ここに至るまでの経緯を思い出そうとする。

約束のネバーランド 第45話 レイ

誰かに助けられて気を失ったことまで思い出したレイは足元の光源を拾い上げる。

 

(灯り? これ確か)

約束のネバーランド 第45話 レイ

光源は、実か蕾自体が光を放っているかのような植物を利用して作られているものだった。

 

レイは光源を手に提げ洞窟の探索を始める。

 

持っていた荷物が無く、そもそも現在の時間すらわからないレイは現状把握に努めようと頭を働かせる。

 

辺りが静寂に包まれていることから追手から逃れてひとまず安全な場所にいると推測し、レイはエマ達と合流を果たすために目的座標のB06-32に向かわねばならないことを思い出す。

 

しかし今いる場所の座標が分からないレイはその確認のために外に出る必要性があることに気づく。

 

出口を見つけるため、洞窟内を探索するレイ。

 

「え??」

 

レイの照らした光源の前に、布団で眠るエマがいた。

 

「エマ! エマ!!」

 

レイは慌ててすぐに枕元でエマに呼びかけて意識確認をする。

 

「あれ……レイ?」

約束のネバーランド 第45話 エマ

うっすらと目を開けて、しかしはっきりとレイを見るエマの様子にホッとするレイ。

 

「レイだ レイがいる…」

 

レイがいることに気付き、エマはおもむろに布団から起き上がる。

 

おう、と返事をするレイを、エマはひしっと抱きしめる。
「よかった…! 無事戻ってきた よかった…!!」

 

レイは、エマも無事でよかった、とエマの頭を撫でる。

約束のネバーランド 第45話 エマとレイ

お互い立って会話をするレイとエマ。

 

エマは、ここはどこで、他のみんなはどこなのかとレイに問う。

 

レイは、自分同様、エマもここがどこなのかを知らないことを把握する。

 

お互いの状況を報告し合った二人。

 

エマ達は正体不明の頭巾の少女に、レイもまた正体不明の頭巾の男と遭遇していた。

 

敵なのか味方なのかを考えようとしているレイに、エマは自分を手厚く看護してくれたことから敵ではないのではと自らの見解を述べる。

 

それを受けて、レイは拘束を受けず、毛布に包まれ、枕元に水があり、いつでも助けを呼べるように鈴も置いてあったことから扱いが雑ではなかったことに思い当たる。

 

「敵だと考えるには目的が見えないな」

 

エマは思慮よりも期待が先行し、ミネルヴァではないかとレイに問う。

 

エマの推測にあり得ると答えるレイ。

 

「たとえ本人じゃなくてもその仲間の可能性も……」

 

その時、レイとエマは奥から光源が近づいてくるのに気づく。

 

頭巾の少女と鉢合わせ、レイ、エマは少女と見つめ合う。

 

レイとエマに緊張が走る。

 

意を決した様子のエマが頭巾の少女に声をかけようとすると、少女がエマに近づく。
「良かった! 目を覚ましたのね 気分はどう?」

 

戸惑い気味にありがとうと答えるエマ。

 

エマの言葉に頭巾の下で笑顔を浮かべる少女。

約束のネバーランド 第45話 少女

治療が功を奏したことを確認し、無茶は禁物だとエマに告げる。

 

少女はレイの手を取る。

 

「よく…逃げて来たわねあの農園から……もう大丈夫 ここにいれば安全よ」

 

今夜はゆっくり休んで、という声に、エマは自分や子供たちを助けてくれたのが目の前の少女だと理解する。

 

少女は、自分以外のみんなの居所を問うエマとレイを、ちょうど食事の支度が出来たから、と子供たちのいる場所に誘導する。

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レイの疑念

少女のあとをついていくエマとレイ。

約束のネバーランド 第45話 エマとレイと少女

レイは少女の様子から、訝りながならも少女を味方として考え始めていた。

 

自分を助けてくれた男も少女の仲間なのかと問うと、少女から、ソンジュのこと? と返ってくる。

 

彼も向こうにいる、と続ける少女。

 

ミネルヴァさんじゃないのか、と呟くエマに少女は振り向いてミネルヴァ? とオウム返しをする。

 

「知らない? ウィリアム・ミネルヴァ」

 

少女は、エマの言葉に首を横に振る

 

レイは、少女たちがミネルヴァとは縁がないこと、ミネルヴァとは別の人間社会があることを悟る。

 

(聞きたいことは山ほどある 世界について 鬼について 食用児以外の人間について)

(俺達は今会えたんた 『外』でその人間に!!)

 

あのさ、と少女に話しかけたレイの目にふと、光源となっている植物の光が目に留まる。

約束のネバーランド 第45話 レイ

何かを感じ取るレイ。

 

レイは、振り返った少女に、本当に危なかった、助けてくれてありがとうと礼を言う。

 

そして、”一つ”聞きたいことがある、と前置きをして少女に問いかけるレイ。

 

「なぜ俺達を助けた?」

 

レイの意外な言葉にエマの表情が固まる。

 

口元に引き攣った笑みを作り、レイは質問を続ける。

 

「なぜ鬼が食料を助けたんだ?」

 

レイの思わぬ発言に呆気にとられるエマ。

 

少女は微笑を浮かべる。

約束のネバーランド 第45話 エマと少女

「鬼なんだよなあんたもあの男も 何が目的だ」

 

エマ達の背後から何者かがやってくる。

 

エマが振り向くと、そこにはレイを救ったソンジュが槍を片手に背後に立っていた。

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感想

レイもエマも無事だった。

 

まだ他の子供たちの無事は確認できていないけど、少女が言うには別の場所にいるのだという。

 

しかしまだ油断はできなかった。

 

なぜレイは頭巾たちの正体を鬼だと踏んだのか。

 

レイが怪しんでいた光源となっていた植物は、地下にあった植物ではないのか?

約束のネバーランド 第45話 レイ

鬼があの植物を光源に使っていた描写なんてあったかな……。

 

鬼と植物なら1話でコニーの心臓に刺されたものを思い出すけど、それ以外に植物に関して何かあったっけ?

 

物語の考察というより、話の進め方というメタ視点から言えば、頭巾たちは鬼であり、既に彼らによって子供たちは全員息絶えてました、なんてトンデモ展開になるわけがないから多分頭巾たちは味方なんだろう。

 

元々、鬼には雑多な種類がいるという描写は既に漫画の中でされている。

 

鬼の生態について何も分かっていない以上、鬼の中には人間に興味を示さないタイプがいてもおかしくはない。

 

ただ、少女の頭巾の下の素顔は人間に近いものだし、仮にレイの指摘通りに鬼だとしても、これまで出てきた鬼とは明らかに違うと考えて良いのではないか。

 

毎回気になる引きだなぁ。

 

以上、約束のネバーランド第44話のネタバレ感想と考察でした。

 

前回第46話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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