約束のネバーランド 最新第142話1000年前の”約束”2ネタバレ含む感想と考察。ユリウスの行動の顛末。そしてエマはいよいよ首領に望みを告げる。

約束のネバーランド 第101話

第142話 1000年前の”約束”2

第141話 1000年前の”約束”1のおさらい

約束の結び直し

回想。

「『〇〇は全ての鬼の頂点に立つ存在』」
ラニオンが目の前で展開されているペン型情報端末の情報を読み上げる。

「〇〇と新たな約束を結ぶ」
ペン型端末を持ったまま、自分の考えを述べるレイ。

しかしナットが、どんな”約束”を、どうやって結ぶのか、と問いかける。
「できるのかな そんな… 鬼達だって人間食いたいだろ?」

ナットの問いに対して、それについてはここ、とエマが指をさす。

一同はそこにあった情報に目を通し、”約束”が一つではないことに気づく。

「(人間は”鬼”を狩らない だから”鬼”も人間を狩らない)」

「(お互い世界を棲み分けよう)」

それは人間が鬼の王達と交わした”約束”だった。

「もう一つ人間と鬼達が〇〇を相手に交わした”約束”がある」

 

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レイに皆の視線が集中する。

できる、と確信を持って呟くレイ。
「それを利用すれば結べる 俺達は鬼世界から逃げられる」

昼と夜の世界に辿り着き、鬼の首領を前にしたエマ。
「”約束”を結び直しに来た」
毅然とした態度でここにやって来た理由を述べる。

「いいよ」

あっさりと承諾するという鬼の首領の予想外の反応に、呆然とするエマ。

「いいよ なにがのぞみ?」

冗談や聞き間違いなどではなく本当に”約束”の結び直しをしても良いという鬼の首領の姿勢にエマは驚き、戸惑っていた。
(軽い… 思ってたのより全然軽い… あれ?? いやいいんだけど)

「ただしぼくにも”ごほうび”をちょうだい」

続く鬼の首領の一言に、エマは一気に不安げな表情になる。

 

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約1000年前

「『ごほうび』?」

「ああ 望みを叶える代償だ」
イヴェルク公が人間側の代表者の質問に答える。
「望みを叶えたければ彼に何を望まれても断るな」

人間側の代表とイヴェルク公は、昼と夜の世界へと至る”門”を前にしていた。

約1000年前、人間と鬼との戦いは続いていた。

疲労する人間側の兵士を鼓舞するのはラートリーと呼ばれた騎士。

兵士たちを先導し、鬼に襲い掛かる。

激しい戦闘が続き、鬼と比較して脆弱な人間側の損耗は日々拡大を続けていた。

ある夜、人間側の各部隊のリーダーが車座に一堂に会して今後の方針を練っていた。

ひとまず敵の拠点は落として局地戦としては勝利を収めたものの、兵士が大勢が死んでいた。

次はどう勝つのか、という声に若き騎士が答える。
「……和平…という手はないだろうか」

大胆な提案に驚く一同。

鬼たちが了承しないだろう、という声に対して、方法は考える、と本気の姿勢で答える騎士。

 

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徹底抗戦だと高らかに主張するリーダーもいるなか、ユリウスが意見を述べる。
「一部の人間を差し出す…というのはどうだろう」

完全に食料を絶たなければ鬼も交渉に応じるということか、という女騎士からの確認に頷くユリウス。

ユリウスは、まるで庭に果樹を植えるようにと苗を渡すように予め差し出せばよいと主張する。
「例えば悪人…奴隷でもいい それに怪物達をあがめ与する者などを… それかあるいは――」
自分がまずいことを言おうとしていることに気づき、ユリウスは言葉を止める。

そんなユリウスを、らしくない、合理的だが義に欠ける、と止めるリーダーたち。

その言葉にユリウスは、どうかしていた、忘れてくれ、と素直に自分の主張を引っ込めるのだった。

すべては疲弊した兵たちを想ってのことだとユリウスを庇う女騎士。

騎士は、怪物たちに対して一度でもそうした形で人間を差し出せば、永久に要求されかねない、として、ユリウスの策を却下する。

そして騎士は、自分たちが全ての民を守り抜くために国や民族を越えて力を合わせて戦っており、勝ち目も見え始めていると士気を上げる。
「先祖代々続いたこの戦争を俺達の代で終わらせる 食われない世界を掴み取るんだ!!」

こうして、その夜の会議は引き続き鬼を討伐するという方針で前向きにまとまる。

 

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心が折れる

あと少しで勝てる、勝利に近づいているとユリウスは必死で兵を率いて激しい戦いを続けていた。

しかしある夜、野営しているところを強力な怪物に襲われることで、対怪物の戦いは一瞬で覆されてしまい、勝ち目が薄いことを実感してしまう。

襲い掛かって来た怪物が、王家、王族だと誰かが叫ぶ。

(王家… あの強さ…)
ユリウスが呟く。
「レウウィス大公だ」

一瞬で大地が屍で埋め尽くされる。

そんな中を悠然と歩いてユリウスに近づいていくレウウィス大公。
「月が綺麗だねぇ」

ユリウスは剣を構え、臨戦態勢をとっている。

「さて 残るは君だけか」

 

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レウウィス大公の迫力に気圧されるユリウス。

その瞬間、ユリウスは自分が疲れていることを自覚していた。
(帰りたい!! うんざいだ!!)

胸に去来するのはこれまでの厳しい戦いの日々、そして失った大切な戦友たち。

(民の為? 兵の為? どうでもいい 私が疲れたんだ)

あと少しで勝利できるとして、それがいつなのかと自問自答するユリウス。
すぐに、それは全てが幻想、キレイ言に過ぎず、むしろ勝ち目の見えている今こそが好機だと思い至る。
(終わらせるんだ 今!! 私が!!)

ユリウスは剣を捨て、兜を脱ぐ。
「レウウィス大公とお見受けする」

「王陛下に会わせてほしい 取引がしたい」

 

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第141話 1000年前の”約束”1の振り返り感想

ユリウスの提案

人間側から食料を差し出すという思い付きを、仲間からの説得により一度は引っ込めたユリウス。

しかしレウウィス大公の力が迫り、自らの命惜しさにそのアイデアを実現しようとしている。

この流れは、ユリウスが人間側の代表として、その後1000年間続く”約束”が結ばれるってこと?

ということはやはりユリウスが人間側の代表として鬼との”約束”を守り続けるラートリー家の始祖なんだな……。
ラートリーって呼ばれてたし……。

彼が仲間たちを前にして披露した人間側の犯罪者を鬼に差し出すというのは割と合理的だと思うんだけど、”約束”は結果的に何の罪もない食用児を延々と作り続けるという忌まわしいシステムを生んでしまった。

当初ユリウスが考えていた案と大きく異なるのは、鬼の首領から要求された”ごほうび”を受け入れた結果なのか。

まぁ、犯罪者を差し出すということで和平が認められたとしても、その数がすぐに足りなくなって人間側が困ることになりそうなもんだけど……。
最初は死刑に相当する罪を犯した犯罪者を差し出していたのが、徐々に死刑囚の数が足りなくなってどんどん罪のレベルを下げざるを得なくなってしまうとか。

あと思ったのは、そもそもこの状況からよくレウウィス大公がユリウスからの申し出を受け入れたなぁということ。

 

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レウウィス大公自身に和平は不要?

若き日のレウウィス大公は超強くて人間に負ける気配なんてない。そもそも戦いを楽しんでいる。
エマたちとの戦いの際もレウウィス大公は楽しんでいた。

若いレウウィス大公は、1000年後の猟場での戦いの時以上の熱量で人間を蹴散らしている。
少なくとも彼自身に限っていれば、人間と和平を結ぶ理由はないと思う。
追い詰められた人間から持ち掛けられた和平なんて鼻で笑いそうだ。

もちろんまだユリウスからの提案をレウウィス大公が受け入れたという描写はされていないが、どうもこれがその後の”約束”に繋がっていく流れの起点っぽいように感じる。

レウウィス大公が面白そうだと思ったからユリウスの話に耳を傾けた、ということは考えられるか。

あとレウウィス大公は王の血族だから、鬼の社会全体のことも考えて自らを律してユリウスの提案を聞いてもおかしくない。
そもそも鬼側でも、長年続く人間との戦いによって疲労し、和平を望む声があったのかもしれない。

果たして真相はどうなのか。

なぜ食用児という忌まわしき家畜システムが生まれるに至ったのか。

前回第141話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第142話 1000年前の”約束”2

ユリウスの説得

傷を負った兵士から、レウウィス大公の出現によってラートリー軍が壊滅的な打撃を受けたと報告を受ける騎士たち。

男の騎士と女の騎士が他の騎士の制止を無視して、ユリウスを救いに行こう基地を出発しようとする。

しかしそんな二人の前に現れたのはユリウスだった。

ユリウスの無事を喜ぶ騎士たち。

ユリウスは今すぐ聞いてほしい話がある、と仲間たちに呼びかける。
そこでユリウスが求めるのは、すでに仲間たちから却下されていたはずの、一部の人間を差し出して鬼と和平を結ぶ案の再考だった。

一度差し出せば鬼との関わりを永久に絶てるのは、和平を結ばずに戦いを続けて、何千何万の兵や民を失うよりは良いとユリウスは主張する。

ユリウスの部隊は一晩のうちにレウウィス大公の手で壊滅していたのだった。

反対する騎士に、こうでもしないと泥沼の殺し合いは終わらない、と抗弁するユリウス。
人類のために、今ここで自分たちが終わらせなければいけない、必要な代価だと反論を続けて、この案をのんでくれと頭を下げる。

しかし、その案によって差し出されることになる一部の人間たちの苦しみはずっと続くと女騎士。

 

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女騎士の流れに乗るように、他の騎士たちも、大勢の大切な人たちを鬼に食べられてしまったが、それでも望む未来のために、諦めずに戦ってきたと続く。

しかし、キレイ事にも幻想にももううんざりだ、とユリウスは嘆き、頭を抱える。
「仲間のために見ず知らずの連中を切り捨てて何が悪い」
正しいことをしようとしている、と自らに言い聞かせるユリウス。

では君は何故そんなにも苦しそうなんだ、と騎士が問いかける。
騎士はユリウスを、優しく、責任感があると評していた。
そして、だからこそ本当は一部の人間も切り捨てたくはないのだとユリウスの心の内を看破してみせる。

騎士は、自分たちはユリウスの提案を呑めないという結論をユリウスにつきつけるのだった。

 

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これが最善の手だと食い下がるユリウス。

しかし騎士たちの意見は変わらない。

ユリウスは肩を落としていた。
「残念だよ」
騎士をにらむ。

「敵襲――!!!」

壁を破壊して基地に鬼が侵入する。

しかしユリウスが全く動じていない様子から、騎士はユリウスが自分たちを裏切っていたと悟る。

ユリウスは既に、王と和平を結んでいた。
鬼の王は、食用人類を増やして鬼の食糧を握ればより臣民である鬼を支配できると考え、ユリウスの和平の申し出に乗っていたのだった。

 

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不本意だが仲間の騎士たちを最初の食用人類にするとユリウス。
「和平の礎になってくれ」

騎士たち次々に鬼に捕えられていく。

その様子を前にユリウスは、これが唯一の正解だったのだと自らに言い聞かせていた。

戦友たちとの日々がユリウスの脳裏に浮かぶ。
ユリウスは必死に苦悩を圧し殺していた。
(これで終われる 人間は救われる)

鬼に捕まり持ち上げられた男の騎士は、苦笑を浮かべてユリウスを見下ろしていた。

(救われるんだ…!!)
ユリウスは口元を歪める。

 

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ラートリー家の始まり

昼と夜の世界に来たユリウスとイヴェルク。

彼らの、世界を人間の世界と鬼の世界の二つに分けるという望みを鬼の首領は了承していた。
そして、その代わりにユリウスとイヴェルクそれぞれに”ごほうび”を求める。

(「望みを叶える代償だ 何を望まれても断るな」)
ユリウスは、事前に聞いていたイヴェルクからの忠告を思い出す。

「きめた」

まず首領がイヴェルクに要求する。

イヴェルクは、首領からの、その年の人間の農園で最も出来が良い肉の要求をすんなりと受け入れる。

 

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次に要求を受ける番となったユリウスは、内心ではこれさえ終われば全てを終えて帰れる、と楽観的に考えていた。
(何でも来い この際いっそ命でも――)

「きみはいまから”もんばん”だ」

首領がユリウスに望んだのは、人間の世界と鬼の世界の調停役だった。
互いに世界を棲み分けるという鬼の王との約束を破らないように、一族を挙げてその役目を果たすことを求められるのだった。
「にげられない すてたともだちからもうんめいからも」

絶望するユリウス。

「君も平和の礎になるんだよ」

 

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エマの要求

エマからの”約束”を結び直したいという要求を、鬼の首領はあっさりと受け入れる。
しかし同時に、首領はエマからの見返りである”ごほうび”を求める。

エマはすでにミネルヴァのペンで”ごほうび”を求められることを知っていた。

目の前の無邪気な子供の鬼が過去に成し遂げてきたその底知れない力や、何を考えているのか全く読めないことから、エマは彼を気まぐれな神様と理解していた。

首領は、”ごほうび”は大切なもの、野望、欲望、渇望といった、相手の大切なものが良いと呟く。
「それでもきみはのぞむ? なにをのぞむ?」

 

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エマはペンから得ていた”約束”を結ぶ上での3つのルールについて思い出していた。

1、〇〇との約束は上書きできない
2、〇〇との約束は破ることができない
3、”ごほうび”は絶対に断ってはいけない

これらや、さらに1000年前の人間の世界と鬼の世界に分けるという約束を踏まえ、エマはレイと自分たちの望みはシンプルに二言で良いと話していた。

「食用児全員で人間の世界へ行きたい それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にして」

その要求を受けて、首領はニヤリと笑う。
「その望み 叶えてあげる」

 

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第142話 1000年前の”約束”2の感想

ラートリー家の始まり

ユリウス=ラートリーが食用児の敵であるラートリー家の初代だった。

首領の”ごほうび”により、人間の世界と鬼の世界の調停役を1000年以上こなしてきた……。

子孫はいい迷惑だと思うわ。

ピーター=ラートリーはそれまでの当主と同様にユリウスの意思をきちんと継いでいる。
エマたちからしたら最悪の敵だけど、ピーターからしたら、与えられた役目を誠実にこなしているだけということなのか。

おそらくジェイムズ=ラートリーのように食用児システムや、それを守っていかなければならないことに疑問を感じていた人が1000年の間にいたと思う。

でもきちんと1000年の間、役目を途切れさせることなく調停役をこなしてきた。

しかし、人間の世界の住人は一部を除いてラートリー家の役目を知らないのではないか。

もし食用児システムによって自分たちが鬼から守られていると人間の世界にも広く知られていたなら、多分、食用児を助けに行こうという機運が高まってもおかしくないと思う。

それを避けるため、情報はあくまで国のトップなど一部だけが知っているんじゃないかな。

 

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代償は何?

ついにエマは食用児全員を人間世界へ飛ばし、なおかつ両世界の行き来を完全に禁じるという望みを首領に伝えた。

その見返りとなる”ごほうび”は断ってはいけないということはすでに知っている。

相変わらずのクソ度胸だと思う。

何を要求されるかわからないのに断れないのは恐怖だ。

エマのの願いは、食用児を完全に鬼の世界から無くして、さらに人間と鬼の関係を断つこと。

もしそれが実現したなら、鬼は緩やかに滅んでいく。
野生に戻り、知能ある種ではなくなってしまう。。

この”ごほうび”は、かなり規模が大きい要求をされるような気がする……。

次号、エマはどうなるのか。

気になるところで終了。

以上、約束のネバーランド第142話のネタバレを含む感想と考察でした。

第143話はこちらです。

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