約束のネバーランド 最新第131話入口ネタバレ含む感想と考察。エマとレイの前に立つ扉。そして陛下と五摂家が登場。

第131話 入口

第130話 報告のおさらい

エマの主張

エマは七つの壁に行くことを子供たちの前で宣言していた。

子供たちは一瞬呆気にとられる。

このまま待っていれば鬼を絶滅に追い込めるというのに、あまりにあっさりとわざわざ当初の予定通りに七つの壁に行くというエマに驚く子供たち。

わざわざ七つの壁に行かなくても自分たちの理想は達成できるという子供たちに、エマは少し切り出し辛そうにしながらも、鬼を絶滅することに反対であることを告白する。

エマはみんなを前にして、鬼の食用児に対する容赦のない姿勢、天敵ぶりを考慮すれば彼らを絶滅、根絶やしを目指すことは確実かつ正しいと認めていた。

 

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しかしいざ実際に鬼の町で普通に生活を営む鬼や、鬼の子供、赤子までも退化させて絶滅させることを創造すると、それが鬼にとってどれほどの恐怖と憎しみを生み出すのかについて言及する。

鬼の絶滅を望む自分たちの残酷さに気付かされ、青ざめる子供たち。

「私はできるなら鬼を殺したくないし自分以外にも殺させたくない」
神妙な表情のエマ。

「ムジカやソンジュも殺すのかって話にもなるしな」

レイの言葉にハッとなるGF組。

エマは、今、自分が行った事は全てわがままに過ぎないことも付け加えて、みんなを巻き込むつもりはないと続ける。
そしてノーマンが鬼の絶滅作戦を止めるつもりもないことや、鬼を絶滅させる以外に方法があるかどうもわからないと前置きしてから明るく宣言する。
「だから私とレイでちょっと行ってくる!」

 

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エマの言葉をじっと聞いていたみんなは、呆気にとられていた。

「後悔しない選択をしたい 未来を選びたいの」

不安げな表情でエマを見つめるギルダ。

ラニオンとトーマは黙ったまましばし見つめ合っていたが、ラニオンが気落ちした様子で口を開く。
「確かに俺たち想像が足りてなかったかも……」

その真摯な反省の弁に対して、外に出て実際に町の鬼を見たわけじゃないから、とレイがフォローする。

「どれだけ憎くても…想像もしてなかった敵の一面ってのはあるしな…」
サンディもラニオンに続く。

サンディの言葉に、ソーニャは猟場での戦いでノウマを失ってその頭部を抱きしめて慟哭するノウスの姿を思い出していた。

 

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反対意見と……

「でも私は鬼が嫌いよ…!」
ジリアンが口火を切る。

ジリアンはエマたちの言うことはわかるし、友人であるソンジュとムジカは殺したくないと前置きして鬼よりもみんなやエマが大事であると主張する。
「敵は容赦なんてしない 私はまず仲間を守りたい…!」
ジリアンの脳裏にはこれまで猟場で失ってきた仲間たちや、シェルター撤退戦で失ったユウゴとルーカスの顔が浮かんでいた。
「そのためなら…子供だって赤ちゃんだって…私は…私は――!」
ポーラの胸で泣くジリアン。

「なんで…」
その流れに乗るギルダ。
「エマ ついこないだ鬼に殺されかけたばかりなのに」

アンナはエマが鬼に捕まり、あと一歩で食われていたその光景を思い出して青ざめる。

 

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「頭おかしいんだよ」
さらっと答えるレイ。
「俺も最初そんな風に思えなかったし」

とんでもないことを言い放ったレイに、ばっと振り返るエマ。

「ま でもそれがエマだよな」
ドンは苦笑交じりに呟くと、エマを見つめてにっと笑う。
「しゃーねぇ 行って来いよ」

「ドン!!」
ギルダはドンの主張をその表情と声音で咎めていた。

しかしドンはエマとレイが悩み、考えての結論であることを尊重する姿勢を見せる。
「そりゃ俺も”七つの壁”のあのリスクは避けられたらと思うけどさ」

「俺はエマの理想も嫌いじゃねぇし 何より”リスク背負っても悔いのない人生を”――それがオレたちがいつだって選んできた”自由”だろ?」

止めてもどうせ聞かねぇんだろうし、と言うドンに子供たちが笑う。

 

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エマとレイの反省と決意

でも、とギルダがエマに追い縋る。
「エマが危ない目に遭う必要はないのに…すごく危ない道なんだよ…?」

ギルダはエマの手をとりその顔をじっと見つめながら訴える。
「なんで…どうしてエマばっかり…」

自分のことを心から心配しているのをエマはひしひしと感じていた。
「ごめんね…」
ギルダをひしと抱きしめるエマ。
エマはこれが自分が自分に納得できる選択であること、そしてノーマンに自分を殺させたくないと決意を語る。

それが一体どういうことなのか、ギルダを初めとして仲間たちにはピンと来ていなかった。

 

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あいつはまた同じことをしようとしている、とレイ。

エマはノーマンが命を捨てようとしているわけではないが、自分たちのために心を殺し、全てを背負って問題を解決しようとしていると説明する。

そしてレイも、エマと同様にGFの脱獄に関してノーマンが自分の出荷を選び、結果自分たちが脱獄できたことに関して納得できていないと続く。

全然成功じゃない、とエマ。
「みんな頑張ったしまだ終わってもいないけど私達にとってはノーマンを行かせてしまった時点であの脱獄は本当の成功じゃないんだよ」

二度と同じ思いはしたくないのと、やらなければわからないということをノーマンに証明したいと主張する。

その意味でも”七つの壁”へ行きたい、とレイが続く。

 

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エマはノーマンが鬼の王族・貴族を殺させる前に出来るだけ早く帰ってくるとみんなに改めて宣言する。

「でももしもの時は皆も後悔しない道を選んでくれ」
そう言って、レイはラニオンとトーマの頭に手を置く。

「あとどうかノーマンをお願い」

エマやレイの言葉を受け、バカ、と呟くギルダ。
「もしもの時なんて聞きたくない 絶対生きて帰って来て 嘘でもいい 約束して」

「嘘はつかない でも約束する 何が何でも無事帰ってくる 帰ってくるよ」

ギルダは、わかった! とエマの手をとり、覚悟を決めた様子で力強い言葉をかける。
「留守は任せなさい! 思う存分行ってらっしゃい!」

みんなから自分に注がれる温かい視線、表情を受けてエマは、うん、と返事をする。

 

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月夜の旅立ち

ヴィンセントにエマの出立について訊ねられたノーマンが答える。
「『月が出れば今夜にでも』だそうだ」

月が煌々と輝く夜。

旅支度を整えたエマとレイは、容器を満たす黄金の水と、鬼が儀程(グプナ)に用いるヴィダを用意していた。

その光景を見つめるヴァイオレットが、これを試すのはあの時振りだと呟く。

「じゃあみんな 行ってくる」
エマとレイは黄金の水が入った容器の前にしゃがみ、自分の左手にナイフの刃を当てようとしていた。

(〇〇に会いにいざ”七つの壁”へ!!)

エマは以前気を失った際に迷い込んだ世界で会った小型の鬼の姿や、竜のような生き物のことを思い浮かべていた。

 

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第130話 報告の振り返り感想

少ない

エマの考えに対して子供たちの理解は得られたけど……え? 二人!?

七つの壁を目指すのはエマとレイだけ。

同行に立候補するメンバーがいるかと思っていたから意外だった。

鬼を滅ぼしたくないというのはエマのエゴだから、たとえ立候補するメンバーがいても危険を理由にエマが断ったかもしれないけど。

やはり他の子どもたちはソンジュとムジカのことを忘れてたようだ。

それに考えてみれば当然の事だが、寺院及び黄金の水探しのメンバー以外は鬼の街に行った事が無い。

だから日常生活をしている鬼や、無邪気に遊ぶ子供の鬼を見た事が無く、そういう鬼も全て含めての絶滅であるということを自覚してショックを受けていた。

 

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自分たちが喜んでいた”鬼の絶滅”という未来は、そういった鬼までも地獄に落とすことなのだと知って顔が青ざめるあたり、いい子たちだなと思う。

でもそれを知ってなお、ジリアンが鬼の絶滅を望んだのは印象的だった。
やはり許せないわな。

自分たちが鬼の貴族たちによってどれだけ命を弄ばれたかを思えば、なぜ自分たちだけ鬼に情けをかけなくてはいけないと理不尽な思いに駆られても仕方ない。

でもてっきりオリバー、ザックあたりはエマとレイに同行を申し出るかと思っていたけど、行くのは本当に二人だけっぽい。

これは、二人でもそれ以上の人数でも七つの壁を目指す上でのリスクが変わらないことを意味するのかもしれない。

でも三人寄れば文殊の知恵というし、あと一人くらい同行者がいてもいい気はする。
GV組から誰か行ってあげればいいのに……。

 

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実は失敗

GF脱獄はノーマンを失った時点で失敗だったという反省を見せたエマ。

結果的にはノーマンは生きていたものの、ノーマンに犠牲になってもらった上で成り立った脱獄劇だったことをエマはきちんと直視していた。

そういえば、全員で脱獄するつもりだった。誰一人犠牲を出さずに……。
それを思えば確かに目的は達成できていない。

あまりに理想にフォーカスし過ぎているとも思わないでもない。
でも考えてみれば、かけがえのない大切な仲間を失うというのは致命的失敗だわ……。

エマはGF脱走後の厳しい環境を生き抜くために、わざわざそこに言及してみんなの士気を下げることはないと思っていたのかもしれない。

でも楽園で安全を得たからこそ自分の気持ちを吐露できたのだろう。

エマは本当に、色々と抱えていたんだな……。
そして当初の理想を決して忘れないエマは、やはり理想的なリーダーなのだろう。

ユウゴとルーカスを除けば、これまで子供たちを失うことなく来れたわけだし。

 

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リスク

ラストでおそらくは例の黄金の水っぽいものを使って何やら儀式……というより実験的なことをやろうとしている。

ノーマンには出立の予定日を”月が出次第”と伝えていたし、どうやら儀式には月が関係しているようだ。
グプナで使うヴィダに自分の血を吸わせるってこと? 一体どういう方法で”七つの壁”を目指すのか、次回が楽しみだ。

これが七つの壁を目指す上で必要ということは、ひょっとしたら現実世界を離れて、意識体にならなくてはいけないということなのか?

シェルター襲撃のためその内容の詳細は読者には明かさず宙ぶらりんのままだったけど、実はエマたちは七つの壁への行き方は既に分かっている。
その上でドンは”あのリスク”と言っていたし、ギルダが”それは危ない道”とエマを引き留めようとしていた。

 

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前回エマが言及した通り、七つの壁に行くことは出来るが、戻ってくる方法はまだわかっていないということがドンやギルダが憂慮するリスクの一つなのかもしれないけど、きっと他にもリスクはまだまだあるんだろうな……。

現状では、この方法に関して、あまりにもわからないことが多過ぎるのが一番のリスクではないかと思う。

仮死状態になって、息を吹き返すことが出来るかわからないとかそういう危険な方法なのかな?

それとも月の元である儀式を行うと異なる世界への穴が開くとか?

どうやら、現実世界には七つの壁は無いっぽい。
行くだけでもかなりのリスクを負う必要があるようだ。

果たしてエマとレイは鬼の首領に会って、無事に戻って来れるのだろうか。

前回第130話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第131話 入口

天井絵のヒント

エマたちは寺院に建つ6つの塔の天井絵が何かしらのヒントになっていると直感していた。

仲間たちが離れたところから、金色の水の入った容器に自分の手をナイフで傷付け、血を垂らし入れていくエマとレイを見守っていた。

血を流し入れ終わると、今度は金色の水と血を混ぜ合わせた液体にヴィダを差し込む。

これで行けるの? と心配そうなドミニクに、一度試したからこれで行けるとドン。

エマたちは6つの塔の天井絵は”入口”へ入るための手順を示していると考え、絵の手順を試していたのだった。

 

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容器に差し込んだヴィダの蕾が開いていく。

「じゃあ行って来ます!」
ついに完全に花開いたヴィダを前に、エマは仲間たちに笑顔で呼びかける。

そしてエマとレイが忽然と姿を消したことに、仲間たちは驚いていた。

容器に駆け寄る子供たち。

すでにこの現象を知っていたドンとギルダは心配そうな表情でその場に立っていた。

 

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エマとレイは一枚の扉の前に立っていた。

エマは予期していた通り、自分とレイのことを見守ってくれていた仲間の姿が消えていることを確認していた。

「来たな またここに」
レイは以前扉を出現させた時のことを思い出していた。

エマは扉に触れ、中央部に書いてある文字を読んでいく。

以前と同様、そこに書いてある文字は見たことがないはずなのに、エマはそれを読む事が出来た。

「『この先進むと引き返せない』」

「『引き返すならこの扉を今すぐこの逆側の面から開けて帰るべし』」

「『”入口”へようこそ』」

 

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エマは遺跡で〇〇から言われた言葉を思い出していた。
(ちゃんとおいでよ つぎはいりぐちから)

その”入口”とはこの扉のことであり、この先に〇〇がいるとエマは予感していた。

そして6つの天井絵の内、5つ目の天井絵が真っ黒だったことから、〇〇と会った”昼と夜”の場所へは簡単に行けないとも感じていた。
(上等だよ)

「どんと来い!」

意を決して、エマは扉を押し開ける。

(待っててノーマン フィル みんな……)

 

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王都に集う五摂家

2047年11月。

王都の王の間に五摂家が一堂に会していた。

その内の一体、ドッザ卿はだらしなく床に腰を下ろしている。

その様子を不敬と諫めるのはバイヨン卿だった。

陛下が来れば皆跪くというドッザ卿にバイヨン卿はいら立っていた。
(これだから下賤の成り上がり者は…)

そんなバイヨン卿に、父親同様に堅苦しいと嗜めるのはプポ卿だった。

プポ卿はバイヨン失踪から1年半、陛下の弟レウウィス太公にも連絡がつかないと続ける。

ドッザ卿は自分の息子のルーチェも、ノウム卿のノウス・ノウマ兄妹同様に行方が知れぬままだと呟く。

ノウム卿はそれを黙って聞いていた。

そしてドッザ卿は同時期にこれだけの面々が行方知れずになったことは偶然なのかと疑問を提示し、バイヨンに話を振る。

 

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何が言いたい? と反応したバイヨン卿に、ドッザ卿は不敵に答える。
「何か? そりゃあお主の父が――」

「五月蠅い」
ノウム卿がドッザ卿の言葉を遮る。
「聞くに耐えぬ しばし黙れドッザ」

「ドッザ卿も口を慎め 陛下の御成りだ」
互いにケンカ腰になりかけたドッザ卿とノウム卿を諫めたのはイヴェルク公だった。

廊下から従者を伴って陛下がやってくる。

それに合わせて、陛下を迎えるために五摂家の鬼たちは床にひれ伏す。

女王レグラヴァリマは玉座に腰をかけ、五摂家の鬼たちに言葉をかける。
「面を上げよ」

 

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第131話 入口の感想

猟場の貴族鬼と五摂家

今回、五摂家が登場した。

バイヨン卿、ノウム卿、ドッザ卿、プポ卿、イヴェルク公。

このうち、バイヨン、ノウム、ドッザは肉親をエマに奪われたことになるわけだ。

バイヨン、ノウス、ノウマ、ルーチェ、そしてレウウィス太公。

猟場でひそかに狩りを楽しんでいたこのメンバーは、王家と五摂家の縁者だったんだな……。

猟場は鬼の社会からしたら完全に違法であり、相当な権力がないと維持出来ない遊び場だった。

王家・五摂家の力があれば、そんな無茶もできるわけだ。

そして1年半を経過しても彼らの死が明らかにならなかったのは、それが仇になったともいえる。

猟場という秘密の場所は、どうやら親にさえも情報が漏れることがなかったようだ。

そのくらい猟場は秘密の場所として成立していたことになる。

 

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五摂家の面々は、まさか自分の縁者たちがそんな場所にいて、そこで命を落としたなどとは夢にも思わないだろう。

この事実はいまはまだ知られる気配がないが、いつか五摂家が知るところになるのではないかと思う。

今のところ真相に近づこうとしているのはドッザ卿くらいかな?

同時期にレウウィスやバイヨンといった、これだけのそうそうたる面々が姿を消すことの異常な事態の裏には、何かが起きていると勘付いている。

バイヨンに話を振ったのはどういうことなのか。
ひょっとしたら、ドッザ卿はバイヨンがどこかで猟場を運営しているという情報を知っていたのではないか?

違法性が高い猟場の運営が他の五摂家の五摂家に知られるところになれば、最悪失脚するかもしれない。
ドッザ卿としては気に入らないバイヨン卿の弱みを握っておきたいということかな。
いや、バイヨン卿に限らず、他の五摂家の面々の弱みも握っておきたいのではないか。

 

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自分やノウム卿、そして女王陛下の弟までも猟場に関わっていたのも何となく感じていたりして。

ドッザ卿は息子の死を嘆くタイプかなぁ?
鬼は長生きだし、自分の地位さえ盤石ならOKという考えかもしれない。

ギーランと入れ替わりで五摂家に入ったのはドッザ卿かな。

バイヨン卿の『下賤の成り上がり者』呼ばわりといい、おそらく700年前のギーラン家と入れ替わる形で五摂家に入ったのはドッザ卿だろう。

今後、エマたちは王家や五摂家と相対する機会があるのだろうか。

もし陛下や五摂家がエマたちが彼らの息子や父、兄弟の命を奪ったことを知るところになったら、エマは戦いを望んでいなかったけど、戦うことになるのではないか?

この情報が一体どこで陛下や五摂家が知るのか。

ここらへんにも期待していきたい。

以上、約束のネバーランド第131話のネタバレを含む感想と考察でした。

第132話に続きます。

前回第131話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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