第116話 檻への侵入1
目次
第115話 ジンとハヤトのおさらい
驚きの出会い
森の中、野良鬼に四方を囲まれて絶体絶命の二人の人間の姿を発見したエマたち。
その光景に目を見張るレイとは違い、エマは二人を助けるべく弓矢を持って飛び出していた。
それを合図にしたかのように、ドン、そしてレイも矢を野良鬼に射つ。
二人は野良鬼に襲われ食われる直前で、四方を囲んでいた野良鬼が目から血を流してその場に倒れたのに気づく。
レイは今救ったばかりの二人に向けて銃口を突きつけていた。
何者か、ここで何をしているのかと問いかける。
レイは周囲に誰の気配もないことで、これがラートリー家の罠ではないと判断していた。
しかし彼ら二人が敵か味方かという判断に迷っていた。
”バンダナ”はレイに向けて勢いよく振り返ると土下座して大声で感謝を示す。
その予想外の行動に、ぼうぜんとするエマたち。
”バンダナ”は、こわかった、と命が救われた安堵から泣きながら叫ぶ。
もう一人の口に黒い布を巻いた仲間はエマに迫る”バンダナ”を失礼だと諫めるが、すぐにその二人は同時にエマたちを見て、のけ反る。
「人間!!?」
エマは目の前の二人の素性、そして何をしていたのかを問いかける。
”口元に黒い布”はジン、”バンダナ”はハヤトと名乗り、ジンがその質問に答えている間にハヤトがエマの首元の数字に気づく。
「ジン!! この人達だよ ヤベェマジだ!! GFの脱走者!!」
二人はミネルヴァから命じられてエマたちを探していたと答える。
思わぬ人物からミネルヴァという名を聞き、ぼうぜんとするエマたち。
広がる安堵
滝と崖の間には大勢の人が十分にいられるだけのスペースがあった。
そこに待機していた子供たちの元にエマたちはジンとハヤトを連れ帰っていた。
”脱走者たち”の存在に興奮するジンとハヤトの様子を、全く理解出来ないといった様子で見つめる子供たち。
エマはジンとハヤトから、彼らのボスがミネルヴァであり、食用児を農園から解放して一大集落を築いている、と今聞いた内容を二人に確認していた。
ジンは、はい、とそれを肯定する。
ハヤトはミネルヴァが神様のようで、半年の間にいくつも農園を潰し、何百人もの食用児を救って指揮していると笑顔で答える。
さらにハヤトは襟をめくって食用児のマークを見せる。
「あのマーク…」
イベットはそれがアダムの食用児のマークと位置もデザインも似ていることに気づいていた。
ナットから、ミネルヴァが自分たちを探しているのか、と問われたジンはそれを肯定する
「放送は届きましたか?」
ルーカスが受けた通信の直後、シェルターが襲撃されたことを知ってそれを心配したミネルヴァはジンとハヤトを偵察に向かわせていたのだった。
ジンは、ミネルヴァのエマたちの力になり、力を借りたいという意向も合わせて伝える。
「ミネルヴァさん…」
子供たちは笑顔を浮かべる。
オリバーは今自分たちは放送で聞いた場所へ向かっていたところだと答える。
それなら是非アジトへ案内させて欲しいと真剣な表情のジン。
アジトには医療設備もあり、ケガ人の治療に万全と続ける。
ギルダは何個も農園を潰しているなら、アジトが鬼やラートリー家にバレていないのかと問う。
ジンはそれに対し、敵の襲撃は受けたことがないのに加えて、強い味方が守りを固めていると答える
「俺達にはまさに楽園です」
ハヤトが続く。
「何よりあの人がいれば ボスがいれば俺達は無敵なんです」
子供たちの間に安堵が広がっていく。
エマもまた楽園の存在や、ミネルヴァの生存にも心底ホッとしていた。
(この世界にまだ味方がいた おれもこんなにも心強い 嬉しい)
安堵する仲間たちの中でレイとドンはまだ表情を緩めてはいなかった。
「なあジン アジトはここからどれくらいだ」
その隣のドンも質問する。
「えーと何だっけ ”キリンの首”? からは近いのか?」
アンナはレイとドンの質問の意図に気づく。
”ライオンのあご”ですよ、と訂正するハヤト。
ドンとレイは”正しいキーワード”が返ってきた事に反応する。
ジンは”ライオンのあご”はアジトまでの中間地点であり、そこから更に二日歩いた先にあると答える。
その正確な位置は一部の仲間しか知らないのだ続ける。
レイはドンに目配せし、頷く
ハヤトの襟元のマーク、ミネルヴァの放送、”ライオンのあご”を知っていることから、レイとドンはようやくジンとハヤトの話が嘘ではないと判断していた。
ドンは笑顔の子供たちに混じり両手を高くつき上げて喜んでいた。
レイもまた、ジンに疑ったことを謝罪して案内を頼みたいと握手を求める。
クリスの症状が急変
アンナから、部外者である自分たちを直接隠れ家に連れていっていいのか、と問われ、ハヤトはもちろんです、と答える。
「それがミネルヴァさんの望みですし みなさんは俺達の恩人ですから!」
小さな子供たちは笑顔を浮かべて、ジンとハヤトに一斉に抱き着いていく。
エマは、ありがとう、と礼を言ってハヤトと握手する。
「よろしくお願いします」
ジンはアジトへ直接向かえば3日で到着するとエマたちに案内する。
エマは、いまだ意識の戻らないクリスティにもう少しだと呼びかけようとする。
しかし容態が悪化していることに気づくのだった。
サンディはクリスティの容態が急変を認める。
ムジカからもらった薬も既に塗ったが浅い呼吸、弱い脈、酷い高熱、とその症状は明らかに悪化していたのだった。
感染症を疑うアンナ。しかし抗生物質はとっくに切らしている。
クリスティを診ていたザックは深刻な表情で、まずい、と呟く。
「このままではクリスは助からない」
体力、免疫ともに落ちており、アジトまでの3日どころか明日の朝までもつかどうか分からないと呟く。
「打つ手無し…だと?」
レイは呆然とするのみ。
エマもまた、残酷な宣告を受け思考が完全に停止していた。
(死ぬ? クリスが? 待って 嫌だそんなの絶対に…!!)
脳裏に浮かぶクリスティの笑顔。
エマの肩に手を置いたのはハヤトだった。
まだ手はある、とエマに呼びかける。
ハヤトはこの近く農園があるので、そこからクリスティを救うべく薬を盗むことを提案する。
「さぁ手引きします 農園へ潜入しましょう」
第115話の振り返り感想
食用児解放運用はまだ半年
ミネルヴァは食用児を直接その手で解放するようになってまだ半年しか経っていないのだという。
てっきり10年以上前にラートリー家を出て、それからずっと食用児を救い続けていたのだと思ったら、そういうわけではなかったようだ。
半年前だと、エマたちは既にGF農園を脱出し、猟場を破壊している。
ミネルヴァはエマたちの存在および生存を知らなかったのかな。
どうやらルーカスが受けたミネルヴァからの通信はミネルヴァが狙って送ったもののようだし、その後シェルターが襲われたことも知っていた。
ギリギリでミネルヴァがエマたちのシェルターに通信を送れたから、エマたちは”ライオンのあご”に向かうことができている。
そこはファインプレイだったのだろう。
でもミネルヴァもジンやハヤトだけを向かわせるのではなく自分も一緒に行ったら良かったのに。
エマたちのことはどういう手段によってか不明だけど知っていたようだ。
彼女たちが戦力になることがわかっているのであれば最優先で向かっても良かったと思う。
しかしミネルヴァは半年以前は一体何をしていたのかな?
食用児解放に着手するのが遅いような気がする。できるなら早くやってあげればよかったのに……。
おそらくミネルヴァは農園を潰したあとの食用児を養えるかどうかまで考えていたのかもしれない。
ある程度、設備がきちんとしていないと救った食用児を世話できないもんなー。
準備が十分になったのでミネルヴァは食用児を解放するようになったのだろうか。
そうじゃないなら、何がきっかけだったのだろう。
しかしミネルヴァが生存し、食用児を助ける行動をとっていることは、エマたちにとって好材料だろう。
もし懸念するとしたら「楽園」を守りたいミネルヴァと、「約束」を結び直したいエマたちとで方向性の違いが生じることくらいか。
もしそうなったらエマは辛いと思うんだよなー。
ミネルヴァが「楽園」をつまり大勢の食用児を守るためにエマの力を求めることはごく自然だし、エマも助けになりたいと思うだろう。
でもフィルたちを助けなきゃいけない。「約束」の結び直しを実現しなくてはいけない。
ただミネルヴァのこれまでの行動やそこから読み取れる性格からすると、エマたちの助けにはなりこそすれ邪魔にはならない可能性の方が高いか?
むしろエマたちがGF農園にフィルを救いに行く作戦を助ける気がする。
それにそもそも七つの壁に関してエマたちにメッセージを残したのはミネルヴァだし、鬼の首領に会いに行って約束の結び直しをするというのはミネルヴァの悲願でもある気がする。
今のところ、ミネルヴァとエマが対立するようなことはないと思っていいんじゃないか。
次のミッション
クリスティの容態悪化。
せっかくいい感じで運が向いてきたと思ったら、やはり試練は続くらしい。
最寄りの農園へ潜入しクリスティにとって必要な薬を盗むというミッションが発生した。
おそらくエマたちのいつもの少数精鋭部隊をジンとハヤトがガイドすることになるわけだ。
果たしてジンとハヤトはどのくらい実戦で役に立つのだろう。
戦闘能力は低いが、他に長けた面があるということか?
戦闘に関してはエマたち以上の動きは期待しない方がいい半面、クリスティの容態から農園から薬を盗むという選択肢がすぐ頭に浮かぶという事は、つまり農園に潜入した経験はあるようだ。
面白い展開を期待したい。
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第116話 檻への侵入1
意外なメンバーが名乗り出る
クリスティを救うためにハヤトが提案した”農園への潜入”を、エマは信じがたい表情で復唱する。
はい、とハヤトは一切の躊躇をみせない。
西へ5キロの地点に量産農園があり、そこには物資の調達で盗みに入った実績があるのだという。
そこに貯蔵されている薬の種類は多く、おそらくクリスティが必要としている薬は揃うだろうとハヤト。
農園に盗みに入った、というところに驚く子供たち。
オリバーやレイは、そうやって生活物資を確保することで集団生活を維持していたのか、と納得していた。
ハヤトは、今から向かっても日暮れまでに戻れるのでクリスを救える、とエマたちに行動を促す。
それでクリスティを助けられるとしても、子供たちは農園への潜入ということで不安を拭いきれない。
そんななか、名乗りを上げたのはエマだった。
エマは必要なのはクリスの薬だけ、と少人数での潜入ミッション実行を提案する。
そしてジンに、この場に残り、自分たちが日没までに戻って来なかったらミネルヴァの元へ向かって欲しいと頼むのだった。
さらにエマは潜入するにあたって、必要な薬の知識を持っている誰かをメンバーに加えようと考える。
少し考えて、ザックに頼むエマ。
そこに待ったをかけたのはアンナだった。
「私に行かせて エマ」
その表情は強張っている。
アンナ!? と驚くラニオン。
レイも突然メンバーに申し出たアンナを信じられない様子で見つめる。
アンナはクリスだけではなくドミニクにもなにかあったらいけないし、もしこの場に残る子供たちが鬼やラートリー家に襲われた際に戦力になり、的確に対処できるのも自分よりはザックだから、とザックとサンディにはこの場を守ってもらうことを提案する。
「行くべきは私 私がクリスの薬を手に入れてくるわ」
そう宣言するアンナの表情は、既に覚悟が決まっていた。
しかし子供たちは納得がいかない。
でも、とアンナに反論しようとする。
「いや…アンナが正しい」
そう呟いたザックに子供たちから信じられないという視線が集まる。
「ただし理由は別でアンナこそ一番薬に詳しいからだ」
その指摘にアンナも含めてはっとする一同。
ザックは、そうだろう? とサンディに水を向ける。
ああ、と笑顔で頷くサンディ。
サンディはアンナが仲間を救うために、この一年半、シェルターに所蔵されていた本で薬や医療のことを誰よりも懸命に勉強してきたことを知っていた。
アンナの頭脳はあっという間に知識を吸収し、その知識量にはルーカスも舌を巻いた、とアンナの実力に太鼓判を押すのだった。
唐突な高評価に、思わず顔を覆って照れるアンナ。
「行かせてやってくれ アンナなら目当ての薬がなかった時にも必ず対処できる」
メンバーに必要な戦力としてきちんと認められ、アンナは笑顔を浮かべる。
オリバーは、心配なのはわかる、とレイの帯同を提案する。
「さっきからそこでずっと二人が心配でハラハラしてる」
たしかにちょっとユウゴみたい、とレイに突っ込むラニオンとトーマ。
子供たちに笑いが生まれる。
必ず無事に帰って来て、とエマたちを送り出す残ったメンバーたち。
エマは日没までに必ず無事に薬を手に入れて帰ってくる、と彼ら、彼女らに宣言する。
出発直前、もう一度クリスティを心配そうな表情で見つめるエマたち。
日没までには絶対戻るからそれまで頑張って、と心の中で呼びかける。
髪を後ろで束ねてポニーテールにするアンナ。
その表情はクリスを救うという決意に満ちている。
かくして、潜入メンバーは農園に向けて出発するのだった。
潜入開始
エマ、レイ、アンナ、ハヤトの4人の潜入メンバーは量産農園の近くまでやってきていた。
ハヤトは3人に、これから潜入するのは低級の量産農園で、基本的に警備は機械頼みで鬼は少ないので、カメラやセンサーさえ避ければ大丈夫だと前置きする。
しかしカメラは音も拾うので、建物内に入ったらできる限り音を立てないで、と続ける。
「見つかれば最期 鬼達は全力で俺達を捕えます」
(あくまで秘かに迅速に気づかれずに侵入し戻ってくる)
エマたちの間に緊張が走る。
マンホールのふたを開けるハヤト。
「俺に続いで進んでください」
ハヤトを先頭に、下水道を行くエマたち。
斜め上に続いている横穴から上に向けて登っていく。
一同はパイプを伝い、建物内の廊下の天井に出る。
降ります、と3人に声をかけるハヤト。
右手側にカメラがあるから気をつけてと注意を促し、この先の廊下のつき当たりが薬品室だと目的の場所を示す。
監視
農園のモニタールームには二匹の鬼が隣り合って座っていた。
モニターを見つめて、画像に異常がないことを確認すると、二匹は気怠そうな様子で会話する。
「あァ…暇だなァ」
「良いことじゃねぇか」
そして最近、”盗難”が増えたから、と上から彼らにとって面倒な命令があったという話になる。
農園がまた一つ潰されたことで貴族が警戒を強めた結果、見張りが増やされたのだという。
廊下に降り、薬品室に向かっていたエマたちは、廊下で警備にあたっていた鬼に発見されてしまう。
最後尾のレイがアンナを前方のエマに向かって押す。
アンナを受け取るエマ。
銃撃音が建物内に響く。
監視カメラは鬼に向けて銃弾を打ち込むレイの姿を捉えていた。
「人間!!?」
レイはエマたちに薬品室へ行けと促し、エマたちとは逆方向へと駆け出す。
途端にけたたましいサイレンの音が鳴り響く。
現場に急行する鬼たち。
ハヤトは一瞬恐怖に駆られるが、すぐにエマに薬を入手したら元来た道を戻るようにと言い残しレイの元に駆けていく。
(あの人 道も知らずに死んじまう…! 俺はザコでも恩人を死なせるなんてマネできねぇ…!)
「エマ…」
恐怖と不安でアンナの表情は歪んでいた。
「行くよアンナ」
エマは毅然とした表情でアンナに視線を送る。
その視線を受け、アンナは目を覚ましていた。
(そうだ 私のすべきこと…!)
(レイとハヤトが引きつけてくれている間に私とエマでクリスの薬を探し出す!!)
感想
勇敢なアンナ
なんと農園に潜入するメンバーにアンナが手を挙げた。
その理由はひとえに集団を想ってのことだった。
まだ戦いに参加したことがなく、おそらく性格上も不向きで戦えるメンバーより鬼への恐怖は強いはずなのに……。
アンナは本当に勇敢だと思った。
そして潜入メンバーに名乗りを上げたアンナを、彼女が一番薬に詳しいから、と太鼓判を押して送り出すザックとサンディの対応が実に粋だわ。
アンナのGF農園組としての知能は彼らも舌を巻くほどだったというわけだ。
このメンバーの中では唯一、クリスティに必要な薬がわかるので、かなり重要なポジションにあると考えて間違いない。
急遽発生した、なんの事前準備もなしにこなさなければならないミッションに臨むアンナ。
無事にこなせるといいんだけど……。
彼女は銃を携行していない。つまりまだ銃の訓練をしたことがないということだろう。
そうなると、さすがに戦闘では何もできない。
なんとかみつからずに速やかにミッションを終えたいところ。
この局面を打開するには……
しかし案の定と言うべきか……。見つかってしまった。
そうか、先の農園破壊によって各地の農園に警戒するよう通達が出されていたのか……。
それで警備態勢が厚くなっていたんだな。
急に発生したミッションで、やるやらないの問題ではなかったからそんなことを事前に考慮して対策するヒマなんてない。
低級の量産農園だから大丈夫だとハヤトは言っていたけど、運が悪かったわけだ。
しかしこれで警備体制はあまり良くない部類に入るのか、という印象を受けた。
きちんと監視カメラがあって、それを使えてるし、でも仕事がヒマでぼやくとか本当に人間みたいだ。
監視役の会話の内容もなんか人間臭くて、ちょっとかわいく思えてくる。
とはいえ、奴らは人間の天敵。
それにもかかわらず最近サバイバル経験値が高まっていたエマたちは遭遇した鬼(野良鬼だけど)に苦戦する様子がなかったので、ここらでギリギリで切り抜けるくらいのスリルが欲しいところ。
ハヤトは自分があまり戦力にはならないと自覚しているようだから、レイの支援くらいが関の山か。
しかし建物内の構造はある程度把握しているようだから、レイにとって必要な助けである事はまちがいない。
あとはエマしか戦えないわけで、この戦力だと集団相手にはかなりきついんじゃないか。
やはり今回のこのピンチの局面を切り抜ける上で最も重要なキーとなるのはアンナだろう。
彼女がどれくらい速くクリスティに効く薬をみつけだせるか。
それによって鬼たちが包囲する前に逃げ切れるかどうかが決まってくる。
あまりノロノロしていたら囲まれる。
もしそうなったら、この戦力では突破できずに終わってしまう。
果たして誰の犠牲もなしに、無事に薬を奪取して農園を後にすることができるのか。
以上、約束のネバーランド第116話のネタバレを含む感想と考察でした。
第117話に続きます。
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