約束のネバーランド 最新第113話楽園の感想(ネタバレ含む)と考察。量産農園を解放している組織がいた。そのリーダーは……。

約束のネバーランド 第112話 オリバー

第113話 楽園の王

第112話のおさらい

アリシアを人質にとり、さらに子供たちは自分を殺せない甘い人間ばかりと確信してアンドリューは高笑いしていた。

 

エマは怒りに身を任せるように、銃口をアンドリューに向ける。

 

その瞬間、オリバーによる正確無比の射撃によりアンドリューの肩、手、肘が撃ち抜かれ、彼に抱えられていたアリシアが解放される。

 

何が起きたかわからず、一瞬その場に立ち尽くすアンドリュー。

 

その隙にザックがオリバーの背後から駆け出し、アシリアを救いに向かう。

 

さらにエマは、アンドリューの足元で倒れているドミニクを救うために走り出す。

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しかしアンドリューはエマの接近に気付いていた。
エマが救う前に、ドミニクを踏み殺そうとする。

 

その光景を前に、レイはユウゴから別れ際にかけられた言葉を思い出す。
(「子供が背負う必要はねぇ」)

 

しかしレイはそんなユウゴからの言葉を振り切って、アンドリューの額を狙う。
(背負う覚悟はもうできている!!)
しかしレイはアンドリューの背後に迫る何かに気付いていた。

 

アンドリューの背後にいつの間にか接近していた野良鬼が大口を開けている。
そしてアンドリューは、あえなく上半身から野良鬼に食われるのだった。

 

エマたちはその隙に洞窟まで逃げ帰るのだった。

 

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洞窟に帰り着いたエマたちは、子供たちの死、さらにはユウゴとルーカスも死んでいたことを知り、子供たち全員、悲しみに暮れるのだった。

 

それから、レイは一人森の中を探索し、フクロウ型のカメラを矢で打ち落とすことに成功していた。

 

それこそがアンドリューが自分たちの位置を森まで正確に補足でき、またシェルターが強襲されたのか、その答えだとレイは看破する。

 

そしてレイは、ラートリー家にこの洞窟の存在がバレている可能性を考慮して、洞窟の投棄を主張するのだった。

 

これからどうしたらいい、と戸惑う子供たち。

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そのタイミングで、エマはオリバーにルーカスのメモの存在を子供達全員に伝達するのだった。

 

味方の生存の可能性に子供たちは元気を取り戻していく。

 

しかし家も、仲間も、ユウゴやルーカスも失なったことに変わりはなく、黒い短髪の少年が泣きながら声を振り絞る。
「苦しい…! 悔しい…! 俺達に安息の生活はないのか…!」

 

その言葉に、子供たちはただ黙って俯いていた。

 

「うん ないよ」
そんな重苦しい空気を打ち破るようにエマが言葉を発する。
「だからそれを手に入れるために私達は戦っているんだ!」

 

笑顔で言い切ったエマを、子供たちはただ呆然と見つめていた。

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「あと2か月 それまでに必ず世界を変える」

 

(「お前達なら世界を変えられる」)
エマを、ユウゴからもらった言葉が支えていた。

 

「私達ならできる やるんだ!!」

 

断固として主張するエマに、暗く悲しみに沈んでいた子供たちはいつしか皆、彼女に向き直っていた。

 

「ユウゴ達の分まで!」

 

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頷く子供たち。

 

そしてエマは、次の目的地をルーカスの遺したメモの場所と定めるのだった。

 

別の場所。
あの放送がシェルターにも届いたかな、と男が呟く。

 

「ああ そのはずだ」
その呟きに、黒いスーツに眼鏡の男が同意する。
「始めるぞ ジェイムズ」

 
前回第112話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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第113話 楽園の王

量産農園にて

2047年10月。

 

夜、非常ベルの鳴る建物内。

 

侵入者を知らせる全館放送が全プラントに向けて行われる。
しかし、間もなくその放送の発信者が何者かからの実力行使によって放送を阻止される。

 

女が桃太郎の歌を歌いながら、廊下を歩いていた。
キビダンゴって何? と誰にともなく問いかける。

 

知るかよ、とその仲間が答える。

 

さらに、その歌は何かと問われ女が答える。
「鬼退治の歌」

 

廊下には鬼の死体が転がっている。
その中を悠然と歩く4人の男女。

 

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その中の女性が壁にもたれかかって死んでいる鬼を見下ろして言う。
「ねぇ後であいつら食っていい?」

 

好きにしろ、と男は呆れ顔を浮かべる。
「どうせよせっつってもまた食うんだろ」

 

だってサァ、と言って女は、バットのような形状の武器を肩に置く。
「アタシらばっか食われてムカつくだろ」
その表情に張り付けたような笑顔を浮かべて続ける。
「食用児ばっか マジ超ムカつく」

 

確かにムカつく、と同意する男。

 

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「私も『ムカつく』が他に語彙はないのか?」
傷のあるスキンヘッドの男が問いかける。

 

「あうあ――…」
呻き声を上げる残り一人の仲間。
目の部分を切り抜いた紙袋を顔にかぶせてある。

 

他に何と言えばいい? と問われたスキンヘッドは、いくらでもある、と「ムカつく」の同義か、近い言葉を挙げていく。

 

訊ねた男は、スキンヘッドが最後に挙げた、悲歌慷慨する、という言葉の意味が分からないと口にする。

 

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解放

廊下を歩いてきた4人は、1人の男の前に辿り着いていた。
その背後には大勢の子供が整然と繋がれている。

 

「『悲歌慷慨』運命などに悲しみ憤り嘆くことだ」
4人を待っていたリーダーらしき男が答える。
そしてスキンヘッドに向けて、セキュリティは? と問いかける。

 

全て破壊してきた、とスキンヘッド。

 

繋がれた子供たちは皆、意思がない人形のように座っていた。

 

それを見て一言、ひでえな、と男。

 

臭え汚え、と女が顔を歪める。

 

「外見は奇麗な建物だったが中は劣悪最底辺の量産農園だったか」
スキンヘッドが呟く。

 

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「ザジ」
リーダーが紙袋の名を呼ぶ。

 

紙袋は刀を抜き、子供の内の一人の腕を拘束していた器具を破壊する。

 

その子供の前にしゃがみ、おいで、と声をかけるリーダー。
「君達を助けに来たんだ おいで」
子頭髪の薄くなっている子供の頭には食用児を示す印字がある。

 

「あ…う…う……」
子供はわずかに呻き声を上げ、虚ろな目から涙を流すのみ。
意識はかろうじてあるものの、その目はリーダーを捉えることはない。

 

リーダーは、その子供をひしと抱き締める。

 

その光景に、この部屋自体に拒否反応を示していた男と女が引いている。

 

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「かわいそうに」
リーダーは子供を抱き締めたまま呟く。

 

連れて帰るか? とスキンヘッドに訊ねられたリーダーは、少しの間の後、いや、と答える。
「この装置を外したらこの子達は死んでしまう」

 

(ごめんね)

 

子供から離れると、リーダーは悔しいが自分たちにできることはない、として、せめて全員の手足の枷を外してやろうと仲間に呼びかける。

 

枷を外された子供たちは、皆、姿勢を保っていられずにだらんと脱力した体を前に後ろに投げ出していた。

 

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リーダーはレバーを握りしめて呟く。
「次に生まれてきた時には人間として生を全うできますように」
レバーを下ろすと、電源が落ちる。

 

ピー、ピー、と鳴っていた電子音がやがて停止する。

 

スキンヘッドが、それで? とリーダーに訊ねる。
「この後はどうする? 予定通り…」

 

「焼き尽くせ」
リーダーの命令で、仲間たちが辺りに油を撒いていく。

 

「農園は破壊する 例外なくだ」

 

マッチの火を投げるスキンヘッド。

 

発生させた火は、建物全体を覆っていた。

 

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拠点

一行は既に建物から出て、荒野を歩いている。
リーダーは炎上している建物に振り返って呟く。
「農園を破壊し全食用児を解放しこの世界を終わらせる」

 

拠点らしき場所に帰投したリーダーたちは、その足でホールの二階に出る。

 

二階に姿を現したリーダーたちを、下にいる大勢の子供たちが歓声を上げて歓迎していた。

 

「私は食用児の楽園をつくろう」

 

腕を上げて、熱狂する子供たち。
その様子を、量産農園をリーダーと一緒に潰してきた仲間たちがじっと見つめている。

 

「ミネルヴァ!! ミネルヴァ!!」

 

子供たちの歓声は止まない。

 

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ライオンのあご

エマたちはルーカスからのメモの解析を行っていた。

 

すぐに、そこに残されている数字の羅列がシェルターに入った時に使ったのと同じ、ミネルヴァの神話の本の暗号だと気づく。

 

go to the jaw of lion

 

”ライオンのあごへ行け”

 

解読できたものの、それが何の事なのかわからない子供たち。

 

しかし、イベットがシェルターの地図にライオンのあごという記述があったことを思い出す。
「お寺と金の水の場所探しの時に見た!」

 

エマは笑顔で頷き、西へ10日歩いた先にある荒野が、ミネルヴァが指定した場所だと答える。

 

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そうして、ライオンのあごに向かうことが決定するのだった。

 

エマたちは地下道に立てられた墓石の前に立っていた。

 

(ユウゴ…ルーカス…みんな…)
目を閉じ、墓石の根本にそっと手を置くエマ。
その手の上に喪った仲間たちの手が重ねられていく。

 

エマの脳裏には、ユウゴたちの姿があった。
彼らと別れをかわし、エマは決意する。

 

(見てて 必ず世界を変えるから)

 

「行ってきます!」
地下道を後にするエマたち。

 

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感想

歴史ある組織

ジェイムズ・ラートリことミネルヴァが生きていることは前回で確定した。
彼は生きていて、鬼に対抗する組織を率いている。

 

ミネルヴァと一緒に行動しているという事は、食用児を解放するというミッションと、ラートリー家は敵という事実は仲間たちの内で共有されているだろう。

 

前回のラストに出てきたミネルヴァと会話と交わしていた人物は、現在の仲間であり、元食用児のようだ。
彼らが”支援者”なのかな?
てっきり、人間の世界から来たミネルヴァの協力者なのかなと思っていたけど……。

 

どうやら、エマとルーカスがゴールディポンドの地下で聞いた2031年5月20日の録音以後にミネルヴァは食用児の救出活動を開始して、それから最大でも16年もの間ずっと鬼の世界で食用児を救い続けていたということらしい。

 

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お供に連れていた4人の仲間が冒頭で交わしていた会話を見る限りでは、ミネルヴァに救われた食用児が成長して彼に協力していることを窺わせる。
彼ら、彼女らは、おそらくミネルヴァがラートりー家を出て初めの頃に救った食用児ではないか。

 

ゴールディポンドでルーカスがオリバーたちを組織していたのよりもさらに歴史があり、大規模な組織と思えばいいのかな。
今回出てきた4人以外にも仲間はいるはず。というかいない方がおかしい。

 

仮に”支援者”が元食用児の闘士のことだったなら、今回ミネルヴァと共に行動していた彼らの仲間がアンドリューたちに何人も殺されてしまったということなのかな?
そうなるとミネルヴァの組織は現在、かなりのダメージを負っている可能性がある。

 

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今回、量産農園を潰して帰ったミネルヴァを、非常に大勢の子供たちが熱烈に歓待していた。
これまで彼が人生をかけて、それだけ多くの食用児を救ってきた証明だろう。

 

彼がこれまでに救い、そして匿っている食用児の数が思っていたより多かったことに驚いた。
組織があったとしても、もう少しコンパクトだと思っていた。

 

おそらく農園から自ら逃げてきた子供より、ミネルヴァが直接農園に乗り込んで救った子供の方が多いのだろう。

 

鬼の世界には量産農園が多く存在していたはずなので、今回のように子供たちを鬼からの解放するというよりも、その哀れな命を終わらせることも少なくないのだろうな。

 

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現に、食用児の生命維持装置を切る様子は随分と慣れた風に見えた。

 

今のところミネルヴァの組織は、数々の食用児救出ミッションをこなし、救ってきた食用児を鍛え上げて作り上げたものという印象を受けた。

 

立ち上げから少なくとも10年以上の、歴史ある組織。

 

安全な場所の確保にすら苦心しているエマたちからすれば、これ以上に頼りがいのある存在はないだろう。

 

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ミネルヴァとエマとの連携は?

「農園を破壊し全食用児を解放しこの世界を終わらせる」

 

炎上している量産農園を仲間たちと後にしたミネルヴァの呟きは、まさにエマが選択した”望む未来”そのものではないか。

 

今後、ミネルヴァと合流したた彼の農園破壊ミッションに一度くらいは協力する展開もあるかもしれない。

 

でも、ずっとミネルヴァと行動を共にすることはないかな? と思った。

 

ミネルヴァたちは目につく農園を破壊し、そこに囚われている食用児を助け出していくことがメインの活動のように見える。

 

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エマたちのように鬼の首領に会いに行き、”約束”の結び直しをすることで食用児問題に関して根本的に解決しようというところまでは考えていない?
というよりそこまでは手を回すつもりがないのかもしれない。

 

でもエマたちに遺した録音に”七つの壁を目指せ”と吹き込んだのはミネルヴァだし、何もしていないということはないのかな……。
ひょっとしたら別動隊に調査くらいはさせているのかも。

 

そもそもエマたちは、まずはGFに遺してきたフィルたちの出荷が開始される2か月後までに彼らを救わなくてはならない。
だから、むしろミネルヴァがそれに協力する展開になるのかな、思った。

 

全食用児を解放するためにミネルヴァに協力するとすれば、それが終わってからかな。

 

安全に暮らせる場所すらないエマたちにとって、彼らと会うことで一気に先の展望が拓ける可能性が高まるのは間違いない。

 

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目的地

次にエマたちが目指す場所が決まった。

 

果たして50人以上の大人数で無事に目的地まで辿り着けるのだろうか。

 

距離は歩いて10日とのこと。

 

大人数だからどうしても進む速度は遅くなる。それを加味しての日数なのかもしれないが、長いよなあ……。

 

でも、案外この過程は簡単な描写で終わるのかもしれない。
エマ、レイ、ユウゴがゴールディポンドに行く道中もそうだった。

 

先が気になるからそれでもいいんだけど、でも何かしら道中でのトラブルを望んでしまう。

 

次回以降がどういう天下になるのか楽しみだ。

 

以上、約束のネバーランド第113話のネタバレを含む感想と考察でした。

第114話に続きます。

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