約束のネバーランド 最新第104話捨てるの感想(ネタバレ含む)と考察。シェルターを強襲するアンドリュー。非常口へ向かうエマたちに迫る全滅の危機。

約束のネバーランド 第103話

第104話 捨てる

第103話のおさらい

2047年10月。寺や水の場所を見つけたエマたちはシェルターに戻り、全員にその成果を説明していた。

 

文献から得たヒントを元に割り出したいくつかの候補地。
エマたちは金の水は三か所目の候補地で、寺は二つ目で見つけることに成功していた。

 

クヴィティダラでエマが見た寺と同じ外観の寺は、長い石階段の先にあった。

 

寺に辿り着いたエマたちは、6つの塔を調べていく。
いずれの入口には扉がなく、鉄柵が下りている。

 

その間から中を覗くと、鬼が人間を抱き上げている彫像を見つけたレイ。
その前には鬼が獲物を収穫する際に獲物に刺す植物の”ヴィダ”がある。

 

ムジカのペンダントと同じ形のような絵が描かれたタペストリーが壁にかけられ、その前にも果物やヴァダが供えられている。

 

生物の系統図のような絵が描かれたタペストリーや、字の描かれた布で覆われた箱が置かれている。

 

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レイはそれらの光景に目を見張るばかり。

 

エマたちは分かれてそれぞれの小塔を調べる。

 

何かを発見したヴァイオレットが皆を呼ぶ。
その塔の中では、黒いフードを被り顔のない人間が鎮座していた。
その周りには灯りのついた蝋燭が立てられて、無数の果物がある。

 

それを見て、〇〇に似てる、と呟くエマ。
そしてすぐ、服装も体格も全く異なるが、雰囲気が似ている、と言い直す。

 

ここまで七つの壁に関するヒントがなかった。
しかし天井に何かを発見したレイが、みんなに天井を見るように呼びかける。

 

円形の天井には”昼と夜”の絵が描かれている。

 

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天井の絵というヒントを見つけて、他の塔も確認するエマたち。

 

ある塔の天井には、鬼の持っている器から流れ出た水の上に岩が浮かんでいる絵、”金の水”が描かれている。

 

次々と残りの塔を調べていくエマたち。

 

エマたちは、いずれにも意味ありげな絵が描かれていることを発見していた。
そして、それらを繋ぎ合わせてみることを思いつく。

 

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ラニオンは、手がかりではなく”入口”と入る方法が分かったのかとエマに問いかける。

 

「うん!!」
力強く頷くエマ。

 

「やったーーーー!!」
それを受け、喜びを爆発させる子供たち。

 

期限まで残り二カ月、これなら間に合うね、とクリスティ。

 

レイも”昼と夜”に行き、”約束”を結び直しに行けるという見通しを立てていた。

 

そして、ユウゴは”昼と夜”にどうやって入るのかと訊ねる。

 

それはコレ、とエマが金の水が入った瓶をテーブルに置いてみせる。

 

「金の水?」
不思議そうに呟く子供達。

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その時、それまでシェルターの外の様子をモニターで監視していたペペが勢いよく食堂の扉を開く。
切羽詰まった様子で全員に呼びかける。
「みんな今すぐ逃げろ!!! 敵襲だ!!!」

 

シェルターの入口が爆破される。

 

「全く先代にも困ったものだ」

「ようやく ようやく見つけた」

「さぁ今度こそ殺処分だ」

アンドリューとその部下たちが、今にもシェルターへの侵入を開始しようとしていた。

 

エマたちは暗がりで身を寄せ合い、息を潜めている。

前回第103話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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第104話 捨てる

狼狽するペペ

モニター室でアンドリューたちによる強襲にいち早く気づいたペペが食堂で一堂に会していたエマたちの元に駆けこんだ直後、シェルターの入口が爆破される。

 

エマたちはすぐにピアノの仕掛けを起動させ、速やかに武器庫兼隠し部屋へと避難を完了させていた。

 

ギルダは、ロッシーとルーカス以外の61人が揃っていることをエマに報告する。

 

人間による敵襲。ついに宿敵であるラートリー家が来たと戦慄する子供たち。

 

ザックは、過剰なまでに警戒していたはずなのに、何故この場所がバレたのか、と呟く。

 

「わからない…」
頭を抱えるペペ。
「奴らいきなり現れた 闇の中から」

 

モニター室で監視していたペペは、見逃すことなどあり得ないと続ける。
異常は何もなかったはずなのに、急に現れたと状況を振り返る。

 

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「………」
レイは無言で考える。
(まさかカメラの死角を縫って来たのか……? どうやって)

 

取り乱している様子のペぺに、落ち着け、とオリバーが声をかけて、敵の数を問う。

 

ペペは、見えた限りでは8人、と答える。

 

(8人……)
脳裏で確認するように呟くユーゴ。

 

エマはペペにロッシーはルーカスと一緒なのかと問いかける。

 

足の不自由なルーカスを気遣って、ルーカスのいた隠し部屋にロッシーも一緒に潜んでいると答える。
「あそこなら見つからない 身を隠せる」

 

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時間の問題

その間も、アンドリューの部隊によるシェルター内の食用児捜索が行われていた。

 

(いない……)
どこにも食用児たちの姿が見つからないことを不思議に思うアンドリュー。
(既に逃げたか? 突入がバレて…?)
台所のポットに手をかざすと、まだ温かい。湯気を感じる。
(いやそうではない)

 

アンドリューはインカムで地上を監視しているメンバーに地上で何か動きがあったかと問う。
しかし返答は、ありません、の一言だった。

 

(外へは出ていない 直前までここにいた)
整然とテーブルとイスが並べられている食堂で、アンドリューは思考を走らせる。
(間違いない まだいる このシェルターのどこかに)

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実はピアノのある壁を挟んでエマたちが武器庫兼隠し部屋にいるということに、アンドリューはまだ気づく気配はない。
しかしエマたちには不安がよぎっていた。

 

(隠れていてもじき見つかる 時間の問題だ)
レイは無言で考え続ける。

 

エマたちとは別の、電話のある隠し部屋にいるルーカスとロッシー。

 

ロッシーは不安げに、ルーカスに、どうするの? と問いかける。

 

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辛い決断

エマは一つの重要な決断を下していた。
「逃げよう ここはもうダメだ」
鋭い表情のエマ。みんなに対して呼びかける。
「敵に知られた」

 

ああ、と同意するユーゴ。
「攻めて来たのは8人だがこの場所は十中八九ラートリー家本陣にも知られちまってる」
「シェルターを捨てるんだね」
クリスティがエマとユーゴの決断と、自分たちが取るべき方針を確認する。

 

子供たちの表情が悲しみに満ちる。

 

「みんなの家が……」

「畑もつくったのに……」

 

(それだけじゃない)
ナットは事態はさらに深刻であることに気付いていた。
(これで支援者との連絡もとれなくなる……)

 

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「命の方が大事だ」
隠し部屋中に広まりかけた、子供たちのシェルターを惜しむ流れにユーゴが楔を打ち込む。
「俺達はそのための想定もさんざんしてきたろ」

 

子供たちはそのユーゴの言葉を聞き、比較的平和だったシェルターでの日常でも、万が一の事態に対する備えは地道に行ってきたことを思い出す。

 

(「もし襲われたら持ち出す荷物はあらかじめまとめておく」)

(「武器は各部屋にも隠しておこう」)

 

モニター室のルーカスは銃を手にしていた。
ロッシーはそのルーカスの行動を息を呑んで見つめる。

 

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備え

回想。

 

(「逃げ道は?」)
通路に立つユーゴに子供たちが問いかける。
(「これだ」)
ユーゴはしゃがむことでようやく通る事が出来るほどの隠し通路を起動させる。

 

武器庫。
アンドリュー達から隠れているエマたちは、ユーゴが非常口への扉を開くのを見つめていた。

 

ユーゴはシェルターには出入口と他に非常口が二つの計三つの出入口があると子供たちに説明していた。

 

非常口に通じている道は7つ。

・武器庫の奥

・北の廊下

・モニター室

・資料室

・風呂場

・南の廊下

・電話のある隠し部屋

 

ユーゴは、どの道も隠されており、侵入者にはわからない秘密の逃げ道だと結論していた。

 

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エマたちは”武器庫の奥”から非常口を目指そうとしていた。

 

(向かう先はソンジュが繋げてつくったあの地下道跡)
ドンが頭の中で確認する。

 

レイは、敵が夜闇に紛れて奇襲してきたことは、同時に自分たちも夜闇に紛れて逃げられるということなので幸いだったと説明し、一日歩けば目指す場所である森にも着ける、と見通しの明るさを語る。

 

「家を失う これは痛手だ」
エマが子供たちに呼びかける。
「でも生きていれば何とかなる! 何度でも生きてさえいれば」

 

武器庫の奥から非常口への道に入るエマたち。

 

後に続く子供たちに落ち着いて静かに素早く気付かれないように、と声をかけるエマ。

「さぁ逃げるよ」

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嫌な予感

アンドリューは、今度はモニター室の部下に無線を通じて呼びかける。

 

部下はモニターが動いていることを報告していた。
モニターに映っているダミー映像をリアルタイムの映像に繋ぎ直します、と報告を続けながら作業を行う。

 

エマたちと同じく隠し通路を進んでいたロッシーとルーカス。

 

ルーカスが立ち止まったのを見て、後ろにいたロッシーが話しかける。
「ルーカス? 早く逃げよう?」

 

ルーカスは壁際にしゃがみ、非常口への通路を少し開けて部屋の中の様子を確認する。

 

そこはモニター室だった。

 

「その部屋は食用児の安全の命綱 出入口も必ず映し確認していただろう」
アンドリューがモニター室の部下に無線で呼びかける。

 

ルーカスはその様子をじっと隠し通路から見つめていた。

 

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「これって…」
恐怖に顔を引き攣らせるロッシー。

 

「万一食用児が地上へ出たら知らせろ」

 

「はっ!」

 

部下がモニター室で何やら作業をしているのを見て、ルーカスは、まずいと感じていた。
(ダミーにもう気づかれた あの画面を戻されたらみんなが地上へ出る時カメラから丸見えだ)

 

(せっかくペペがダミーにしておいたのに)
ロッシーも事態の緊急性に気付き、焦っていた。
(出入口がバレてみんな狙い撃ちにされちゃうよ…!!)

 

ルーカスは、あの男を止めないといけない、と次の自分の行動を決める。
(モニター室を奴らに渡してはいけない)

 

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事態は深刻だった

「ロッシー」
ルーカスはロッシーに呼びかけて、右手の人差し指でロッシーの左手の掌をトントンと叩き、モールス信号を送る。
(君はここに隠れていなさい)

 

(え)
驚くロッシー。

 

「僕がやる」
ルーカスは決意に満ちた表情で宣言すると、静かにモニター室へと侵入する。

 

静かに、しかし素早くモニター前でアンドリューと通信中の部下に近づいていく。

 

その気配に気づき後ろを振り向く部下。

 

ルーカスは床から飛び上がって部下に抱き着く。
その一瞬の内に左腕を部下の首に、両足を腰に回すことで自由を奪っていた。
左腕で部下の首を強引に絞め上げる。

 

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「くっ…」
部下は絞められながらも反撃のために腰元の銃に手を伸ばす。

 

しかし、必死に絞め上げていたルーカスが部下を失神させるのが先だった。

 

部下は気を失い、床に倒れる。

 

「ルーカス」
決着がついたのを確認してロッシーがモニター室へと入っていく。

 

「まだ出てきてはダメだ」
ロッシーに呼びかけるルーカス。
「僕はモニターを壊す 君は…」

 

ルーカスは何気なく落ちていた無線を拾って耳にあてる。

 

そして聞こえてきた言葉に驚愕し、ロッシーに振り向く。
「まずいぞロッシー!!」

 

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迫る危機

ロッシーが息を弾ませて隠し通路を走っていく。
(知らせなきゃ エマ達に知らせなきゃ……!!)

 

その左手には通路内を照らすランタン、そして右手にはアンドリューの部下が持っていた無線が握られている。

 

(ロッシー 君は先に行け すぐエマ達に追いつくんだ)

ルーカスの指示を思い出す。

 

ルーカスが無線から聞いていたのはアンドリューの指示だった。
(「各班配置につけ 出口は全て固めろ」)

 

(なんで…!? どうして!?)

 

その間に、アンドリューの部下たちは廊下にある隠し通路の入口を発見していた。

 

(敵は知ってる なぜかバレてる 全部知ってるんだ!!)

(非常口はだめだ 待ち伏せされてる…!!)

 

隠し通路に侵入するアンドリューとその部下たち。

 

エマたちは今まさにすぐそこに迫っている危機を露とも知らず、非常口へと向かっていた。

 

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感想

緊張感MAX

これは超まずい展開……!

 

いきなりの緊張感溢れる展開かと思ったら、今度は一気に絶体絶命もいいところだ。

 

ユーゴ曰く”侵入者にはわからない秘密の逃げ道”だというのに、何故それらが悉くバレているのか。

 

裏切者がいるフラグも全然なかったしなぁ。そういうことじゃないと思うんだけど……。

 

しらみ潰しのローラー作戦?
実は二つある非常口からバレていて、アンドリュー達は満を持してシェルターの入口からの強襲してきたというのか。だとしたら相当な力業だ。

 

それともシェルターの位置を示す地図がラートリー家から見つかったとか……?

 

まさかダミーのシェルターとエマたちの住んでいるシェルターの作りが全く同じとかいうマヌケなオチも無いよな……。

 

うーん全然わからん。

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侵入者は8人。ルーカスが気絶させたので残りは7人。

 

エマたちは全部で63人いるけど、まともに戦えるのはその半分もいないだろう。

 

仮に戦うにしてもこの不意打ちで作戦は立てられない。

 

何より、相手の動きを見る限り戦闘のプロだろう。

 

戦うのは最後の手段で、基本は逃げるしかないという展開は緊張感あるわ。

 

とにかく早くロッシーがエマたちに追いつかない限り、最悪の展開に一直線だ。

 

エマたちはまさか非常口まで固められているとは思って無いから、待ち伏せをモロに食らうのは致命的と言っていい。

 

やはり、ここで犠牲者が出てしまうのだろうか……。

 

63人もの人数がこの不意打ちを仕掛けた戦闘員たちの間隙を縫って、シェルターを速やかに投棄して逃げるという難易度の高いミッションが始まってしまった。

 

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ルーカスは大丈夫なのか

ロッシーと二人だけ他のみんなと分かれている。

 

今回は、そのおかげでルーカスがモニター室の男を制し、無線を手に入れて非常口が固められていることを知れた。つまり功を奏したわけだ。

 

ルーカスの咄嗟の素晴らしい判断によって非常口が全て固められていることを知り、即全滅することは免れた。
自分だったら恐怖に憑りつかれて、モニター室なんか気にせず一目散で逃げてるところだわ。
さすがは10年以上も猟場で戦ってきただけのことはある。

 

でもルーカスに関しては、次回以降が怖いな~。

 

一人でモニター室を破壊中のルーカスが他の敵に見つかってアウト、もしくは追い詰められて自爆なんて最悪の展開は十分にあり得る。

 

あと、ルーカス一人で敵全員の注意を引き付けて、その間に全員が逃げるとか。

 

ルーカスに限らず、シェルターのメンバーってみんな賢いから、さらっと自己犠牲に走りそうで怖いんだよなー。
それは悲し過ぎるから勘弁して欲しい。

 

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さすがにルーカスが先行させたロッシーはエマたちに追いつくだろう。

 

まさかロッシーが追いつく前に非常口から無防備に逃げて、銃撃によって犠牲者が多数出る、なんてハードな展開はないと思う。

 

ただ、ロッシーが追いついたところで、とりあえず非常口から逃げることを留まった状態になるだけなんだよな……。

 

そりゃ全滅の危機は避けられるわけだけど、ではそこからどうやってこの窮地を切り抜けるというのか。

 

やはり戦うしかないのかな。隠し部屋が見つかる前に仕掛ければエマたちによる奇襲になるわけで、武器庫の武器を全員が持てば相手が戦闘のプロであってもそう簡単に負けることはないと思うんだけど……。

 

でもあくまで戦うのは最後の手段。何かしらの知恵を以ってこの窮地を脱するのがベストだろう。

 

せっかく希望が生まれたというのに、果たしてエマたちは誰一人欠けることなくこの試練を乗り越えることができるのだろうか。

 

以上、約束のネバーランド第104話のネタバレを含む感想と考察でした。

第105話に続きます。

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