九龍ジェネリックロマンス 第1話
第1話 感想
かわいい
恋は雨上がりのようにで大ヒットを飛ばした眉月先生の待望の連載が開始。
元々キャリアの初めは集英社で描いていたし、それに恋雨連載中にヤングジャンプで読み切り連載していた。
この連載に向けての伏線は揃っていたと言えるのかも。満を持しての登場だ。
やはり完成度が高いな~。絵でグイグイ引き込んでいく表現力。
鯨井さんと工藤さんの関係性は、読んでて思わずニヤついてしまう。
前作と同様、1話の時点で登場人物の魅力と関係性に悶える予感がビンビンきている……。
主人公の鯨井さんは九龍のアパートに住み、九龍の賃貸不動産仲介の会社で働く30代女性。
癖毛のショートカット。眼鏡が似合う。
スイカを食べつつタバコを吸うのにハマっている。
この組み合わせって合うのかな……?
タバコは咳き込んでしまうばかりでまともに吸えない体質だから、試そうにも試せないのがもどかしい。
同僚の工藤さんの年齢は鯨井さんと同じ年かちょっと上くらいか?
鯨井さんはどうやらこの工藤さんに密かに恋をしているらしい。
タイムカードを切ろうとした時に工藤さんに横入りされたせいで遅刻扱いになっても、その穴埋めとして工藤さんに昼食をおごってもらえる、正確には一緒にいられることが決定したことで密かにガッツポーズする鯨井さんにニヤニヤしてしまう。
それにラストも良い。
視力が回復したのか、眼鏡をしているとむしろ見え辛くなってしまったが、眼鏡があった方が良いという工藤さんの一言で自室で鏡の前で眼鏡をかけてニッと笑ってみせる……。
かわいすぎ。
しかしラスト、あの空気で、あそこまで接近しときながら鼻毛はないだろ(泣)。
工藤さんのデリカシーも、容赦も無さすぎる。でも鯨井さんは彼のこういうところも好きなんだろうな。
おそらくあの後、二人は気まずくなるわけでもなく、指摘された主人公がショックのあまり泣いたわけでもないだろう。
おそらく、工藤さんが鼻毛を指摘したその瞬間、一番ショックを受けて、凍り付いていたのは読者だと思う(笑)。
まぁ、ポジティブな解釈をすれば、鼻毛を指摘するのはよほど関係性が出来てないと無理だ。
しかし、ただ単に指摘した工藤さんは誰にでもこんな感じで遠慮がないのか、それとも鯨井さんに対してだけ遠慮がないのか……。
ラストで鯨井さんが、あのゴリラって言っていたことから推測すると、後者の可能性が濃厚か。
この二人がどうなっていくか楽しみだ。
蛇沼製薬
鯨井さんの視力が回復したのは蛇沼製薬の目薬のおかげなのか。
目薬で視力が回復するなんて、そんなことあるのか?
ひょっとして蛇沼製薬の出している目薬ってめちゃくちゃ優秀なのでは?
工藤さんが蛇沼製薬のトップについて否定的な見解を述べていたけど、今後話に出てきて工藤さんと恋のライバルになったりするのかな……。
今のところ鯨井さんから工藤さんに一方的に恋心が向いており、その逆はなさそうな感じがする。
とはいえ、まだ第1話。物語は始まったばかりでどう動くかわからない。
恋雨は隔週だったけど、九龍は毎週読めるということか。楽しみ過ぎる。
以上、九龍ジェネリックロマンス第1話のネタバレを含む感想と考察でした。
第2話に続きます。
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