GIGANT ギガント(奥浩哉の漫画)第7話密室の感想(ネタバレを含む)と考察。零はパピコにディスクの内容から分かった事を伝える。

GIGANT 第5話 パピコと零

第7話 密室

第6話のおさらい

零が自室のゲーム機でパピコから受け取ったディスクをセットしている。

 

映像が再生されると、画面に映ったのはヘルメットを被り、ランドセルを背負ったおじさん。

 

収録されている映像の長さが168時間と、ブルーレイであっても収まるはずがない大容量の情報である事に気付く。

 

パピコの財布から金を抜いてパチンコに行く竜二。

 

さらに、兄からの電話で呼び出されたパピコは、難色を示しつつも新幹線に乗り、実家に帰宅する。

 

居間でくつろいでいる3人の兄弟はパピコに恥ずかしいからAVを辞めてキャバクラかソープに行けと無茶苦茶な事を要求する。

 

そのお陰であんた達暮らせてんやろと窘めたパピコは、母の入院先を兄弟に訊ねる。

 

病院に向かう為に立ち上がったパピコは、亡くなった父の写真が入った写真立てを手に取り、頬に当てそっと目を閉じる。

 
 

スポンサーリンク




院内のロビーでパピコは右足にギブスをして松葉杖をついた母と立って会話をする。

 

開口一番、あのいやらしい仕事、まだ続けとるん? と嫌味を言う母。

 

母は、パピコに家族全員の生活がかかっているんよ、と恥ずかしげも無く口にする。

 

うんざりしたような表情で返事をするパピコは、母の言われた通り30万の治療費を払う事に。

 

用事を終え、東京へ帰る道すがら、パピコは寂しそうな表情を浮かべる。
その脳裏では、幼少期に父の自転車に乗せてもらって走った楽しい記憶を思い出していた。

 

マンションに帰宅したパピコはスマホに竜二から、今夜は帰って来ないというメッセージが入っているのに気付く。

 

ベッドで眠りにつくと、夜、スマホに零からメッセージが入る。

 

DVD見たのですが……
ちょっと頭の中をまとめたので…
お会いできますか?

 

零からのメッセージに嬉しそうに微笑むパピコ。

 

家に来て欲しい、というパピコからの嬉しい返事に、零は自転車で急いでパピコのマンションに向かうのだった。

 

第6話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

 

スポンサーリンク



 

第7話 密室

零、パピコのマンションに向かう

深夜。

人がまばらに行き交う街中を、パピコのマンションを目指す零が自転車で走り抜けていく。

 

パピコの元へ向かっているという高揚感に、ドキドキと胸を高鳴らせる零。

 

「そっか………」
パピコのマンションの最寄らしきコンビニの前を通り過ぎようとした時、息を切らせながらふと呟く。
「家に呼ばれたからって……別に…何かあるわけじゃないじゃん……」

 

零は、自転車を降りてスマホの地図を確認する。

 

パピコのマンションの階段を登り、部屋のインターホンを押す。
そして暫く待っているとドアが開く。

 

「ごめんねー来てもらって。」

申し訳なさそうに、しかし笑顔のパピコ。

 

そんなパピコに見惚れる零。

 

二人は奥の部屋に歩いていく。

 

零は、パピコと一緒に送の部屋に向かって歩いている途中、嬉しそうな表情で辺りを少しだけ見回す。

 

ベッドやテレビのある部屋に入った二人。

 

「きたなくてなんか恥ずかしい…」
パピコが呟く。

 

その足元にはハッ、ハッ、と息をしている飼い犬のもちが零を見上げている。

 

もちは零の足元に寄っていく。そして後ろ脚で立ち上がり、零に向かって前脚を上げて見せる。

 
 

スポンサーリンク




「あ…」
零はもちを見て笑顔になる。
「可愛い――」

 

零は、コーギーですか? 可愛いな、と言いながら両手でもちを持ち上げる。

 

「もち、っていうの……」
微笑を浮かべて答えるパピコ。

 

「そっか――」
零は両手で持ち上げたもちと目を合わせる。
「もちー可愛いー」

 

宅配便の人にも吠えるのに、とパピコが零に声をかける。

 

「えー嬉しいなー。」
もちが自分の顔をペロペロ舐めて来るのを受け入れる零。

 

「あの、あ………彼……彼氏…さん………は………」
零は恐る恐る尋ねる。

 

「あ…なんか今日サウナに泊まる……って。」
え? と不思議そうな反応をするパピコ。
「なんで彼氏のこと……あれ? 言ったっけ?」

 

零は戸惑いつつも、街BBSに書いてあったと答える。

 

零はピンと来ていない様子のパピコに、この街のネットの掲示板だと噛み砕いた説明をする。

 

「え―――マジで? こわ―――」
顔を歪めて嫌がるパピコ。

 

 

スポンサーリンク



 

ディスクの内容を説明する零

パピコは零にお茶で良いかと尋ね、冷蔵庫から持ってきたペットボトルを渡す。

 

「ごめんねー、あのDVDなんだった?」
お茶を開けている零にパピコが尋ねる。

 

あ!! とここに来た理由を思い出した零。

「はい…そうだ…そうですね!!」

 

零は、PS4を借りてもいいですか、と言ってディスクを用意する。

 

パピコがリモコンでディスクの再生を選択し、零がPS4にディスクを挿入する。

 

テレビに、いわがみこうえん、とカメラに向かって呟くオジサンが映し出される。

 

黙って画面を見つめているパピコに、隣に座っている零が話しかける。
「168時間もあって流石に観きれなくてはっきりはわかんないんですけど。」
零は画面に視線を戻す。
「なんかこのおじさんの、記録映像っぽいですね。」

 

「この人…なんの人なの…?」
画面を見たままパピコが問いかける。

 
 

スポンサーリンク




少しの間沈黙した後、零が答える。
「未来人………」

 

パピコは、は? と零を見る。

 

零もパピコを見返す。
「……という設定で話してますね。」

 

俯いて何やら考え込んでいるパピコ。

 

「たぶん………」
零は解説を続ける。
「ターミネーターに影響受けてるっていうか…未来から………AIの反乱を止めに来た………みたいな……設定……?」

 

意味わかんない、と呟くパピコに零が答える。
「自主制作の映画っぽいです。ドローンで撮ったような映像ですし。」

「あ………あと……CGも使ってました…」

「このおじさん、」
零は自分の頭の上に掌をかざす。
「自分の身体を自由に大きさを変えるんですけど、その映像が本当にプロっぽい加工で…」

 

「…………」
パピコは説明を続ける零を、黙ったままじっと見つめる。

 

 

スポンサーリンク



 

告白

「そういえば!! パピコさんの新作!!」
零が思い出したように話題を変える。
「あれも大きくなる。AVのCGも凄いんですね!! ネットでも一部話題になってますよ!!」

 

少し興奮した様子の零。

 

「あのね…」
浮かない表情のパピコは零からどこともない場所へ視線を移したかと思うと立ち上がる。
「ちょっと、待っててね…………」

 

パピコは引き出しから服を取り出す。
そして、隣の部屋に移動してドアを閉める。

 

白いシャツに、裾が脛までのズボンというシンプルな恰好をしたパピコが、零の居る部屋に戻って来る。

「え? どうしたんですか?」

 

不思議そうにしている零に、立つように促すパピコ。

 

お互い、立ったまま見つめ合う。

 

「え? え?」
状況が飲み込めない様子の零は、素っ頓狂な声を上げるのみ。
「え? え?」
零は胸を高鳴らせ、何かが起こるかもしれない期待感に顔を赤くする。

 

「目……つぶって…」
零を真っ直ぐ見据えるパピコ。

 

「え? なん…ですか?」
戸惑いながらも期待している様子の零。

 
 

スポンサーリンク




「いいから…目 つぶって…」

 

零はパピコに言われるままに、素直に目を閉じる。

 

「……いいよ…目 開けて…」

 

目を開けた零の前に、巨大な女性の下腹部がある。

 

「え?」
視線を上に移すと、全裸で若干恥ずかしそうな表情で零を見下ろしている巨大なパピコがいる。

 

「わっ」
零は予想だにしなかったものを目の当たりにして驚く。
「あっ」
ゾゾゾッ、と零の背筋に悪寒が走る。
「わあっ」
パピコを見上げたまま、思わず後ろに倒れ込み、呟く。
「えっ 何何何? ナニナニナニ え? ええ? え――――――っ」

 

「あのおじさんに…」
パピコは右腕の人差し指で機器の画面に触れる。
「これ…付けられてから…本当に大きさ…」
画面のメーターの様な部分を指でなぞる。
「変えられるようになったの………」

 

パピコの体が小さくなっていき、元の大きさに戻る。

 

零は、胸と股間を手で隠した状態で自分の前に立っているパピコを呆然とした様子で見つめている。

 

「……………」
じゃあ、と漸く口を開く零。
「あの……おじさん…本当のこと…言ってるって………ことじゃ…」
信じられないという様子で呟く。

 

ガチャ。

 

玄関のドアから竜二が帰宅する。

 

玄関に振り向く零とパピコ。

 

部屋の中にいる二人に竜二が気付く。

 

 

スポンサーリンク



 

感想

ターミネーター

零は、おじさんは未来人という設定で記録映像を撮っていると判断した。

 

その設定は”未来からAIの反乱を止めに来た”という、さながらターミネーターのような話だと説明する。

 

確かに、1話~6話までで、そこに繋がる伏線はあった。

 

前回6話、零が映像を確認していると、おじさんは街を観察しながら”何だこの平和ボケした世界は……”と発言していた。
これは今回、零がパピコにディスクの内容を”ターミネーターみたい”と評してみせた根拠の一つと言える。

 

4話で車に轢かれたおじさんが、パピコの右腕に機器を装着して言い残した”あとはよろしくお願いします”という言葉も繋がってくる。

 

未来はターミネーターの世界のようにAIに支配されている世界。

 

そしておじさんはそれを防ぐ為に来たのだとしたら、未来を救う鍵が現代にある可能性が高い。

 

このギガントという物語は、パピコと零が未来で起きるAIの暴走を食い止める為に奔走する話なのか?

 
 

スポンサーリンク




大きくなる能力だけで何が出来るんだろうか。
ディスクの脇にイヤホン、もしくはボタンのような正体不明の小型の部品があった。あれを零が使うとか?

 

ターミネーターでは、暴走するAIを生んだのはサイバーダインという会社だった。

 

サイバーダイン社に相当する機関を探し、それを食い止めようと同じく未来からやって来る暴走したAI側の追っ手と戦うとか?
(確かターミネーターってそんな話だったはず?)

 

それだとターミネーターそのまんまだから、流石にそのままの展開は無いだろう。
仮にターミネーターに似た筋だったら、そこにどんな要素を新しく持ち込むのかが気になるところ。

 

まだおじさんの残した映像の、その全てを確認したわけではないとのことなので、零が残りの映像全てを確認するのを待ちたい。

 

巨大化するパピコを目の当たりにすれば、流石に真相を知りたくなって映像を確認しようとするだろう。

 

 

スポンサーリンク



 

普通に流通する”作品”

しかし、あの巨大化AV、普通に流通してるのか(笑)。

 

面白いな~。
パピコの巨大化AVを観た客たちに関しては映像として見ているからCGがすごいと言うのに留まって大騒ぎしないのは分かる。
それでも零曰く、ネットでも一部話題になっているという事だし、よほど衝撃的な映像だったのだろう。

 

しかし、映像ではなく、実際にパピコの巨大化を目の当たりにした監督や男優たち、そして竜二にしても、そもそも何でパピコが大きくなるのか疑問に思わないのかな。

 

パピコの巨大化に対しての彼らのリアクションはおかしかった。

 

竜二は巨大化したままでAVに出演すれば金が儲かると考え、パピコにそれを勧めた。

 

監督は創作意欲(笑)に燃えて、撮影を始めた。

 

パピコの周りには、頭がイカれた奴らしかいないんだろうな……。

 

今回の零みたいなリアクションこそが普通だと思う……。

 

スポンサーリンク




 

竜二と対面した二人

理不尽にパピコに暴力を振るうようなクズ男竜二を前にして、零は男を見せられるのか。

 

次の話では、冒頭から竜二が二人に襲い掛かって来るかもしれない。
パピコにちょっかいを出している零はもちろん、パピコも殴るだろう。

 

普通の高校生である零に、良い体格をしていてなおかつ凶暴な竜二に立ち向かえるかと考えれば、無理としか言えない。
多分、為す術なくやられると思う。竜二は弱いと見做した相手には強いタイプな気がする。

 

やられっ放しの零をパピコは助けようとするが、女の子の非力さではとても竜二を止められない。

 

そこで、パピコが巨大化。

 

で、竜二をねじ伏せるというスッキリ出来る展開を期待したいところ。

 

力加減を間違えて潰しちゃうとかでも良いからカタルシスが欲しい……!

 

以上、ギガント第7話のネタバレを含む感想と考察でした。

第8話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

あわせて読みたい記事。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA