アンダーニンジャ第13話ネタバレ含む感想と考察。少年は九郎任務を受ける。そして忍者の登場を心待ちにするもう一人の男。

第13話 オチムシャン・ラプソディ

第12話のおさらい

佐々魔に倒された外国人は、起き上がろうとしていた。
その手にはカード型の拳銃が握られている。

外国人の撃った銃弾は佐々魔の腹部にヒット。
しかし佐々魔は応戦しようとはせず逃げる。

佐々魔を追跡しつつ再び銃弾を撃ち込む外国人。

しかし佐々魔は壁を足で駆け上がり、その銃弾を華麗にかわす。

軽やかに地面に着地し、佐々魔はどんどん逃げていく。

外国人の銃弾は今度は佐々魔の左肩付近にヒットする。
しかしそれを意に介することなく佐々魔はひたすら逃げていく。

「オンアニチ マリシエイ ソワカ」

真言を唱えた佐々魔の体は透明になっていた。

驚いている外国人を置き去りにしてとうとう佐々魔は外国人から逃げおおせるのだった。

 

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その頃、九郎たちは少年を囲んでの酒盛りを続けていた。

他愛ない会話を終えて、帰宅しようとする少年に、どこの中学だ、と九郎が問いかける。

すると少年は、九郎が潜入する予定の講談高校の生徒だと答える。

少年が帰宅した後、九郎はアパートの階段に座っていた。
透明になるには電池が必要だが、機能を使うと一瞬で電池が切れてしまう。
そのことから、透明化は使いどころが難しいと考えていた。

そんなことを考えていると、アパートの前の道を通る誰かの声が聞こえてくる。
「おいっ 防弾性能どうなってんだ?」

女性は、腹と肩に2発くらったぞ、とイヤホンで誰かと通話していた。
脇に衣類を抱え、会話相手に毒づいている。
「あと加藤が勘づいてきてるぞ どーにかしろコラ」

その時、女性は何かの気配を感じて九郎たちの住むアパートの方を見る。

しかし不審な点は見当たらなかったのか、すぐに立ち去っていく。

その時、九郎は階段から降り、アパ-トを囲むブロック塀に背をつけて身を隠していた。
(……見逃してもらえたかな)

 

前回第12話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

 

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第13話 オチムシャン・ラプソディ

少年が九郎から受けた任務

帰宅している道中、少年は川戸とLine交換できたことに高揚していた。

しかしすぐに九郎との別れ際の会話が脳裏に浮かぶ。

九郎から講談高校についてどんな感じの学校なのかと聞かれた少年は、不登校のためまともに答えることが出来なかった。

それにあらばヒマだな、と九郎はスマホの音声レコーダーを立ち上げる。
川戸がひわいな単語を言っている音声が流れる。

少年は九郎から、もし川戸の局部を見た外国人を見つけることができたなら川戸の音声をプレゼントするのと同時に、ドローンで下着泥棒したことを帳消しにすると告げる。

少年は自らの汚名を晴らし、川戸の音声データをもらうために外国人を見つけることを決意するのだった。

「おかえりドロ兄」
自宅のアパートに帰ってきた少年に、アパートの階段に座っていた少女が挨拶する。

なんでドロ兄なんだよ、と言いながら階段を上がっていく少年。

ドローンを飛ばしているからだと笑う少女に、もう飛ばす必要もないからドロ兄じゃない、と少年。

少女はドローンいらないなら純粋愛(じゅんな)にうちょうだい、と少年にドローンをねだる。

売るからと少年は拒否する。
そしてもうすでに夜の11時なのにまた家に入れないのかと純粋愛に問う。

 

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結局ドローンを触れなかったと残念そうな純粋愛の様子に、少年は少し考える。

そしてこの辺りにいる変態外国人について問う。

純粋愛はヘンタイ母乳おじさんは公園にいると答える。

外国人だよ、と言う少年に純粋愛は、ヘンタイならすぐにわかる、と返す。

少年は純粋愛に外国人の特徴を告げ、もし見つけたならドローンを操作させることを約束する。

少年は二階の最も奥の部屋に入っていく。

それと同時に、落ち武者のような容姿の中年男性が、純粋愛のいる階段あたりを通りかかる。

落ち武者のおっちゃん、コンビニで何買って来たの? と純粋愛。

ラーメン、と答えた後、落ち武者は唐突に落ち武者に関する解説を行う。

純粋愛はそれに対して、何言ってるかわかんない、と返すのみ。

そこに純粋愛の父親らしき男がアパートの一室から現われる。
「何ウチの娘にちょっかい出してんねん どつくぞハゲ武者」

父親の元に近づいて行った純粋愛は、父親に、落ち武者と話すなと、殴られてしまう。

 

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寝る時の習慣

ぼうっとその光景を見ていた落ち武者に近づいていき、お前はロリコンか、と言いながら威嚇する。

「あわわ」
慌てて逃げ出す落ち武者。

純粋愛の父親は落ち武者の背中に、逃げんな、と罵声を浴びせる。

アパートの自分の部屋に帰ってきた落ち武者は深呼吸すると、ちゃぶ台の前に座って原稿用紙にペンを走らせる。

落ち武者風の男は吉田昭和という名の歴史小説家だった。

作家になって以来20数年売れず、今は歴史改変SF小説(思弁小説)で何とか食いつないでいた。

書いている途中でふと、さきほど買って来たラーメンの存在を思い出す。

吉田は食事を済ませると、今日はもう寝ることにした。

おもむろに玄関のドアのロックを外し、窓も同じく解錠する。

(今夜こそぜひ来てください)
目を閉じ手を合わせる。

布団に入り、メガネを外してアイマスクをかける。

吉田はいつも寝る時にはドアと窓の鍵を解き、アイマスクをして眠りについていた。

その習慣は、10数年前に自宅で眠りにつこうとしていた時に枕元に忍者が座って以来続いていた。

 

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感想

また新しい登場人物が出てきた。

純粋愛ちゃんと吉田昭和。

少年の外国人探しを手伝うことになった純粋愛ちゃんに危険はないのか。

搾乳機を持って子供を追いかけまわしている佐々魔とはまた違うからな。

まぁ、子供が犠牲になるなんて、そんな残酷なことはこの漫画ではないと思うけど。

少年は果たして外国人を見つけ出して汚名を晴らす+川戸さんの音声データを得ることが出来るのか。

九郎と外国人の戦いも近いかな。

あと、今回初登場の落ち武者おじさん。
名前見て、一瞬、知る人ぞ知る”吉田輝和”かと思った。
容姿は全然違うから偶然なのか。

 

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吉田昭和先生は今後どのような役割を果たしていくのか。

彼が以前に会った忍者とは誰なんだろう。
そもそもなぜこんな吉田氏の前に忍者が現れたのか。

彼の仕事に関係してたりするのかな。歴史小説家で歴史に詳しいだけではなく、彼しか知らない情報があるとか?

もう一度忍者に会いたくて玄関のドアも角もカギを閉めないというのは、どうやら過去にその時一回だけしか会っていないっぽい?

一回会った時も、ロクに交流なんてなかったのでは……。
しかし吉田氏が忍者に会いたいのは、歴史小説家であり、忍者に興味があるから?

次回は二週間後。比較的早く続きが読めてうれしい。楽しみだ。

以上、アンダーニンジャ第13話のネタバレを含む感想と考察でした。

第14話に続きます。

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