約束のネバーランド 最新第54話B06-32④のネタバレ感想と考察。男の銃口に狙われ絶体絶命のエマ。突破口は……?

約束のネバーランド 第54話 エマ

第54話

第53話のおさらい

ミネルヴァのペン型端末の導きによって拓かれた地下への扉。

その先に待ち構えていたのは多くのモニターに囲まれた中で不遜にふんぞりかえっている謎の男だった。
約束のネバーランド 第53話 男
テーブルに足を投げ出し、クッキーを頬張る男の行儀の悪い様子に子供達はただただ言葉を失う。

そんな中、エマが意を決して男に対してミネルヴァなのかどうかを問いかける。

男は自分が子供達の期待しているミネルヴァではないと堂々と宣言し、会った事すらないと笑う。

レイの、何者だ? という問いに男は先輩だと答えて、自分の胸ポケットからペン型端末を取り出す。

左腹部の認識番号を見せて、13年前に仲間とグローリーベル農園から逃げてきたと続ける。
約束のネバーランド 第53話 男
エマ達が自分たちと同じだと喜んだのも束の間、他の仲間は既に死んでおりミネルヴァにも会えず、そもそも探すのをやめたという男にエマ達は不安を覚える。

今度は男がエマ達にその正体を問う。

7日前にGF農園を逃げ出して来た15人だということは既に知っている男は、なぜ15人が一人も死なずに生き残っているのかとエマ達を威圧する。

男は一瞬のスキを突いてピストルをエマのこめかみにつきつけ、エマを人質にとる。
約束のネバーランド 第53話 エマと男
そして、シェルター内の限られた食料は自分のものだという主張の元、エマ達にペン型端末を置いて出て行くように命令し、さもなければ死ねと二者択一を突きつけるのだった。

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第54話

男はエマの首に左腕を回し、こめかみに銃口をつきつけている。

エマは苦しそうに天を仰ぐ。

(銃…! エマ…!)
その場に立ち尽くすギルダ。

(この野郎…!!)
男を睨みつけるレイ。

「さぁペンを置いて出て行け」
その場に言葉もなく立ち尽くす子供たちに向けて男が言い放つ。
「さもなくばここで死ね」

ペン型端末を左手に持つレイは悔しそうに歯噛みする。

「ほら」
男は銃口をエマに突きつけたまま、レイを凝視する。
「早く渡せよ 出てけよ」
約束のネバーランド 第54話 男とエマ
(レイ…)
ギルダはなすすべもなくレイの背中を見つめる。

無理だ出て行くなんて、とレイは顔を歪める。
(外は野ざらしの荒野だぞ!)

寒さから身を守るには火を焚かなくてはならない。

しかし火が上げる煙は追手に居場所を知らせる狼煙となってしまう。

よって安易に火を焚くこともできない。

そして何より、その後は何を目指したら良いのか?

当てもなく得体のしれない外敵が存在する可能性の高い外を行くのは、特に年少者たちにとって危険。

そして、危険を承知で出て行ったとして、希望としていたミネルヴァとの繋がりが絶たれてしまう。

ペンを失うことは希望を失うこと。

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エマの思いっきりの良さ

(それだけはだめだ!! 絶対に…! それだけは……!!)
焦燥に駆られながらも冷静に判断したレイは、左手にペンを握ったまま男を睨み続ける。

 

(でも)

 

「さぁ」
何の感情も無い表情で、男は左腕でエマの首を絞めつけ、苦しそうに目を閉じているエマのこめかみに銃口を突きつけている。

 

(エマが……!!)

 

ドゴン

エマが拳を固めた左手で男の金的を殴り上げる。
約束のネバーランド 第54話 男
エマの反撃を全く想定していなかった男は目を見開き、苦しさに顔が歪む。

「え」
突然の出来事に呆然とするレイ。

 

「いっ」
ドンが自分の股間を押さえる。

 

固まるギルダ。

 

年少の子供達も呆然としている。

 

「~~~~っっっ!!!」
男は股間を押さえて、ぐおああおお、と呻き声を上げながら前に倒れ込むように蹲る。

 

解放されたエマは咳をしながらも男から逃げる。

 

レイはエマの手を掴む。

 

「みんな!! 今の内に部屋の外へ!!」
ギルダの素早い指示で年少の子供達は一目散に部屋の外に出る。

 

ようやく咳が止まったエマは、窒息するかと思った、と喉を押さえる。

 

「バカ 何てことするんだ!!」
エマを叱るレイ。

 

「そうよ 間違って引金ひいたら…!!」
ギルダは心配そうな表情を浮かべる。

ドミニクが、はやく! と年長の子供たちに呼びかける。

ドンは男の股間の痛みを想像して、ヒイイ、と悲鳴を上げている。

「でも撃たなかった!!」
エマが鋭く言い放つ。

そのエマの一言にはっとするレイとギルダ。

他の子供達は不思議そうにしている。

「殺すなんてハッタリ」
エマは男の心を見透かしたような発言をする。
「追い出したいだけなんでしょう?」

バスッ

男の放った銃弾がエマの左頬をかすめる。
約束のネバーランド 第54話 エマ

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男の行動を見切ったエマ

「エマ!!」
アンナとクリスティが叫ぶ。

「ハッタリじゃねぇよ」

「ほら外した」
すごむ男に怯む事無く確信したように即答するエマ。

男は凄みを湛えた目でエマをじっと見る。

エマは男の視線を真正面から見返す。

二人の様子を子供達はただ立ち尽くして見るのみ。

「邪魔だけど自分じゃ殺したくないから『出て行け』なんでしょ?」

エマの言葉をじっと聞いていたナットが話し出す。
地下へのハッチの開閉を頻繁に行うこと、子供を外に追い出す事は鬼を呼び寄せることになるかもしれないから自分で殺す方が都合は良い。

 

「ほざけ」
男は焦りの表情を浮かべ、銃口を子供たちに向ける。
「15人分の死体処理が面倒だから追い出すだけだ」

 

「ザコが好き勝手…」
男はヨロヨロしている。
「調子に乗るなよ」

 

「次は当てる 嘘じゃねぇ」
男はエマに銃口を向ける。
「マジで撃ち殺すぞ 消えろ!!」

 

「断る」
断固とした態度で男の要求を撥ねつけるエマ。
「私達は出て行かない」
ペンを持つレイを守るように右腕を上げる。
「ペンも渡さない」約束のネバーランド 第54話 男

「それに!! 私の家族は”ムダ”じゃない!!」
エマは挑みかかるような勢いで男に言い放つ。

エマの一言に落ち着きを取り戻すレイ、ギルダ、そして子供達。
約束のネバーランド 第54話 エマとレイと子供達
(「お前らは死ぬ」「何よりムダだ」)

「死ぬだのムダだのそっちこそ言いたい放題!」
怒気を含んだ声でエマは男に言い募る。
「仲間も希望も情けも無駄じゃない! 全部ムダになんかしない!」
エマは堂々と男の前に立ちはだかる。

エマの気迫に気力を取り戻し、一緒に男を睨む子供達。

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男の様子が…

ドクン

男は銃を構えたままエマ達を睨む。
(クソッ 虫唾が走る……)

ドクン

男の脳裏に、共に逃げてきた仲間との在りし日の記憶が甦る。

小さい子供たちに対して明るくリーダーシップを発揮している。

今は、トーマとラニオン、クリスティ、アリシア、ドンが男を睨んでいる。

(やっぱり…こいつら)

エマとレイに視線を合わせる。

脳裏には、男が森の中で一人立ち尽くす映像が浮かぶ。

男の両足がカタカタと震えだす。

その様子に気付き戸惑うエマ。

男は両手で頭を抱え、激しい呼吸を繰り返す。

オイ、と心配そうな表情のドンが近づいていく。

聞き取れないような大きさで何かをブツブツ言う中に意味を成した言葉が混じる。
「やめろ…ちがう…ちがう…そうじゃない…ジョン……」
エマ達のことを無視して男は頭を抱えて震えている。
約束のネバーランド 第54話 男
「ルーカスお前は黙ってろ!!」
突如、誰もいない方向に向けて大声を出す男。

近づいていたドンがビク、と男から身体を背ける。

「いやだ いやだ ちくしょう」
頭を抱えたまま、男は荒く息をしている。

エマとレイはただ茫然と男の奇妙な行動を見つめている。

「マズイ…”奴ら”だ」
ぽつりと言った後、男はバランスを失ってテーブルの上に倒れ込む。

男に近づき様子を見るエマとレイ。
「芝居じゃない……マジで気絶してる…」

いきなりどうして…、とドン。

さぁ、と応じるギルダ。

てかルーカスって誰? とナット。

エマ達は心配そうな表情で男を見つめる。

 

「”奴ら”って何…?」

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みつりょうしゃ

男の部屋を後にして、子供達は全員廊下に出る。

「よーし! とりあえずオッサンは夢ン中だ」
レイは、鬼の居ぬ間に洗濯、とばかりに地下の調査を提案する。

レイ…、とその冷静さ、切り替えの速さに呆れた様子のエマ。

シェルターには会えるかと期待していたミネルヴァ本人はいなかった。

であればミネルヴァについて、世界について、シェルターに残されたものからミネルヴァに繋がる糸口を探そうと言うレイ。

「まずは”資料室”」

うん、と即答するエマ。

しりょうりつ? と不思議そうな表情を浮かべるロッシー。

男が、ここには世界についての情報や資料も揃っていたと言っていたと言うレイ。

エマとレイで”資料室”の探索。

ドンとナットも見張り。

他の子供達で、眠るための部屋を探してくれ、とレイが役割を割り振る。

散開し、それぞれ与えられた役割をこなす。

「探検みたいでワクワクするね」
笑顔でギルダに呼びかけるクリスティ。

「イベット?」
アンナが一つの部屋の前に立ち、じーっと見ている様子に気づく。

「ねぇアンナ この部屋…誰の部屋だろう」

イベットに言われるままにアンナが部屋の中に視線を投じる。

目を見開くアンナ。

部屋に設置された二段ベッドの上にある寝具や紙が、そして床にも紙や缶詰が散乱している。

二段ベッドの置いてある壁にはいくつもの名前が書かれている。

枕側の壁には日数をカウントする線がいくつもひかれ、枕元の壁をぎっしりと埋め尽くしている。

二段ベッドと二段ベッドの間の壁には”HELP”と何個も書かれ、その上には最も目立つ大きな字が書かれている。

Poachers

その単語に大きくバツがつけられている。
約束のネバーランド 第54話 シェルター内の粗末な部屋
不思議そうな表情のイベットが大きな文字を読み上げる。
(みつ…りょう…しゃ…?)

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感想

とりあえず、男はエマ達を試すとかそういうことではなく、本気でシェルターから出て行ってもらいたかったようだ。

エマの思いっきりの良さで繰り出した金的攻撃で男の手から脱したが、ドンが男の苦しみに一番共感しててワロタ。

多分、男は味方になるんじゃないかと思うけど、ドンが一番仲良くなりそうな気がする。

イベットが見つけた部屋からは、正直、狂気しか感じない。
アンナがイベットに促されて部屋を見てドン引きしてたけど、やはり異様だよこの部屋は。

なんというか、閉塞感や絶望に満ちているような……。

外には鬼が、追手がいるかもしれない。だからシェルターに籠らなければいけない。

ミネルヴァが来るまで、シェルター内で耐えようとした。

しかしそれに耐えられなくなった子供達が発狂したんだろうか?

出ようと思えばハッチを開けていつでられると思うから多分出たんじゃないか。

そして、森で鬼の餌食になった?

シェルターに籠っている日々を初めはきちんと線を並べてカウントし続けているが、途中で適当になっている。

何より無数に敷き詰められた”HELP”の文字も切実感がある。
必死に、ヤケになって書き殴っているような感じがする。

そして、その上の”Poachers”という一際目立つ大きな文字。

google翻訳によると「侵入者」って出るんだけど、ひょっとしてこのシェルターに住み着いているヤツがいるのか?

男は”マズい 奴らだ”と言って気を失った。

”奴ら”とは恐らく”Poachers”の事なんだろう。

以上、約束のネバーランド第54話のネタバレ感想と考察でした。

第55話に続きます。

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