第26話
※25話のあらすじのみ。ジャンプ+で26話配信後に追記予定です。
第25話のおさらい
加藤を失ったショックで死への衝動に取りつかれた柳女は飛び降りられるビルの屋上を求めて街を彷徨う。
ビルに登っては屋上に入ろうとするが、金網で塞がれていたり、カギがかけられているビルばかり。
柳女は自分がどうしたら良いのかわからず、ただただ街を歩く。
気付くとビルの屋上、すぐ飛び降りられる場所に立っていた柳女。
柳女は、助けて? と呟き、わずかに表情を歪ませて中空へゆっくりと身体を傾ける。
その時、何者かが柳女に駆け寄る。
ビルから落ちようとしていた柳女を背後から抱き締めたのは死んだはずの橘だった。
驚愕のあまり言葉を失う柳女に橘は、自分が生きている事は他言無用、特に春野にだけは言うな、もし言えば殺すと脅しを含めた忠告をする。
元々死のうとしていた柳女は、殺してくれても良い、と投げやりな態度を見せるが、橘は死ぬかどうかはまず加藤の両親に会ってから決めろと柳女を促す。
橘のその言葉に柳女は加藤の両親に謝らないと、と呟くが、橘は呆れたように笑ってから、とにかく会え、と柳女の背中を押して送り出す。
そして、橘は観念したように歩き出す柳女の背中に声をかける。
「加藤が生き返るとは思うなよ 誰も生き返りはしない」
橘に振り返り、じっとその目をみつめる柳女は、橘は特別なのは分かっている、と呟く。
橘は、そんな柳女を観察するような目で見つめ、行け、と送り出すのだった。
第26話
※後日追記します。
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