GIGANT ギガント(奥浩哉の漫画)第9話投票の感想(ネタバレを含む)と考察。最も多い得票数の願い事が叶う謎の投票サイトETE。

ギガント 第9話 ETE

第9話 投票

第8話のおさらい

玄関から寝室の零と裸のパピコを見つめる竜二。

 

パピコと零はぼうぜんとしている間に、竜二は玄関からつかつかと寝室に歩いていく。
寝室で竜二と相対する零。

 

訳を話そうとするパピコを言葉を聞かず、竜二は、なんだよそいつ、と怒りを滲ませて零に近づいていく。

 

パピコは竜二に抱き着いて零に近づいていくのを止めようとする。

 

零は竜二にこの部屋にいる訳を説明しようとする。
しかし言葉が上手く出てこない。

 

無表情で零を見下ろしたまま、その頭に思いっきり手を振り下ろす竜二。

 

パピコは竜二の体に抱き着いて殴るのをやめさせようとするが竜二を止めることが出来ない。

 

竜二は涙を流し、鼻血を垂らしている零の頬を構わず殴りつける。

 

巨大化したパピコが零を守るようにして振った腕が竜二に当たり、部屋の入口まで吹っ飛ぶ。
そして床に仰向けに伸びてしまう。

 

うめき声をあげパピコを睨み上げる竜二。

 
 

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パピコは竜二への振る舞いを申し訳なさそうに謝る。

 

しかし竜二は、そんなパピコを無視して零に向かって突進する。

 

零に飛び掛かる竜二。
血走った目で零を睨みつけながら零を殴ろうと右手を振り上げる。

 

パピコは竜二を巨大な手で捕まえる。
暴れる竜二を持ち上げたまま、落ち着いて、と声をかける。

 

しかし必死に暴れてパピコから逃れようとする竜二。

 

竜二は糸が切れた人形のように脱力し大人しくなる。

 

パピコは竜二が大人しくなったのを確認して竜二を床に下ろす。

 

竜二、とパピコが竜二に背後から声をかける。

 

零は自分のファンであり、腕の機械について相談していただけで他は何もないと説明するパピコ。

 

パピコに振り返った竜二は涙を流し、パピコを睨む。
そしてその場から駆け出すと玄関から飛び出ていく。

 

部屋には零ともち、そして巨大化したままのパピコが残される。

第8話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

 

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第9話 投票

街に降り注ぐ汚物

街に突如として妙な物体が降り注ぐ。

 

それを身体に受けて、悲鳴を上げる人々。

 

横山田家の朝。

 

ニュースキャスターが、昨日関東で人の排泄物のようなものが降る現象が起きたことを伝えている。

 

食事中にやめてくれよ、とテレビに向かって叫ぶ父。

 

「ホンッとこれビックリした。ちょうど買い物出ようとした時だったから。」
母は食事をしながら話を続ける。
「もうその辺全部すごくって。」

 

どこかの下水から風に巻き上げられたのかな、と零が呟く。

 

「もう この話終わりな!!」
父は二人に釘を刺す。

 
 

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パピコと竜二その後

学校。

 

零と友人が映画に関する話題で盛り上がっている。

 

そういえば、と話題を変える友人。
「パピコ…どうなったの?」

 

零は、パピコさんはまだ落ち込んでる、と答える。

 

「彼氏、まだ帰って来ないの?」

 

「うん… よく… 涙ぐんでて………」
元気なく答える零。

 

続く、お前はどうなの? という友人からの質問に零は、は? と素っ頓狂な返事をする。

 

友人は、パピコがフリーな今、好きですと告白すればいい、と主張する。

 

零は、いやいやまさか、と両手を突き出してそれを強く拒否する。

 

このまま新しい彼氏が出来ていいのか、と言う友人。

 

「そんなの………しょうが…ない…よ…」

 

歯切れの悪い零に、友人の説得は続く。
「いいからやらせてくれって甘えて見ろよ。可愛くさあ…」
すぐやらせてくれるかも、と続ける。

 

そんなんじゃ、とどこまでも消極的な例に、じゃあどんなんだよ、と友人はツッコむ。

 
 

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謎の投票サイトETE

「話違うけど、昨日ウンコ降ったじゃん。」
話題を変える友人。

 

「うん。なんなのアレ… もう街中クサくって吐きそうなんだけど。」

 

これ知ってる? と友人がスマホ画面に映した”ETE”と表示されたホームページを見せる。

 

手渡されたスマホ画面を眺める零は、知らない、と答える。

 

画面に展開しているenjoytheend.orgというサイトのタイトルの下には”みなさんで終末を一緒に楽しみましょうという”キャッチコピー。

 

ピックアップと強調されている記事のタイトルは”12月3日 関東中心にウンコが降る!! を実現しました!!”。

 

その記事タイトル下にはエロ広告のバナーが貼られている。

 

友人は、このサイトが今、小中学生の間で爆発的に広がっているのだと説明する。

 
 

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零は、何のサイト? と不思議そうにスマホ画面を見つめている。

 

「トップに昨日のこと書いてあるだろ? 12月3日 関東にウンコ降らしたって。」

 

タイトルを確認する零。
「いや…書いてあるけど… あるけど…」

 

友人は、このサイトはユーザーから世紀末っぽいお願いを集めて投票で実現するのだという。

 

じゃあ昨日の排泄物落下はこのサイトの仕業なのか、と零は驚く。

 

「実際、ガキ共が投票でウンコ降るの決めた後、すぐ降り出して俺もビビったもん。」
冷静に言葉を続ける友人。

 

えー、と戸惑った様子を見せる零。
「どうやって? だって…どうやって?」

 

「まあ……俺も……そんまま信じてはいないけどね。」

 
 

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みんなのお願いベスト5

帰り道。

 

下校している零は、スマホでETEを眺めていた。

 

みんなのお願いベスト5
1.またウンコが関東に降る
2.女が全員裸になる(三重)
3.安倍晋三がチンコを出して歩く
4.イケメン俳優がマッパで新宿を走る
5.上野動物園の動物が全部逃げ出す

 

そこに突然、”投票をはじめてください。”と表示される。

 

「何これ。」
零はスマホ画面を見つめたまま、その場に足を止める。
「バカみたい…」

 

見る見る内に各願いごとの右横の数字が増えていく。

 

その光景に、わわ、と戸惑う零。

 

投票が終了する。

 
 

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<イケメン俳優がマッパで新宿を走る>
が一位になりました。

 

さらにテキストが切り替わる。

 

実現しますか? 10万人で実現!!

 

文字の下部に、クリックボタンが表示されている。

 

ボタンの下のカウンタが急激に増え、零が慌てている間にあっという間に10万回を突破する。

 

<イケメン俳優がマッパで新宿を走る>
を実現します。

 

「え――――ウソだろ…こんなの…」
スマホ画面を見ながら呟く零。

 

ふと思い立ち、ポータルサイトのニュースページを開く。

 

記事のタイトルを見ながら、ほら、ないじゃん、と呟く。

 

今度はツイッターを開き、今話題になっているワードをまとめた”おすすめトレンド”の項目に注目する。

 

おすすめトレンド
1 新宿 ストリーキング 21,610件
2 #菅田君 24,905件
3 デカイ 9,614件
4 巨根 11,542件

 
 

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実現

大勢の人が歩く新宿の街を、裸の若者が走っている。

 

口々に、菅田君!? と驚いている女性たち。

 

女性たちは街中を颯爽と駆け抜ける菅田君の後を追いかける。

 

じっとスマホを見つめる零。
スマホを持つ手がブルブルと震えだす。

 

ツイッターには次々と新宿に現れたストリーキングが”菅田君”であることに驚くツイートが流れていた。
ツイート内の約2分の動画は早くも435回再生されている。

 

どうなってんの、と呟く零。
何かカラクリがあるんだ、と戸惑うのみ。

 
 

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再び実現

帰宅した零は、母と一緒に食事を摂っていた。

 

他愛もない話題を続けながら、零はテーブルに置いたスマホ画面のETEサイトを見ている。

 

スマホを手に取って画面を見つめる零を、母は食事中にスマホはやめなさい、と注意する。

 

<関東に震度5の地震>
を実現します

 

カウンタが回り出したのを見て、零は思わず椅子から立ち上がる。

 

「どうしたの?」
突然の零の行動に母が不思議そうな表情で問う。

 

カタカタと家の中の物が音を立て始める。

 

「地震?」
母が呟くと同時に、ドンッ、と大きな音と共に大きな揺れが始まる。

 

同時刻、街中も地震で揺れていた。

 

テーブルの下に隠れる零と母。

 

零は不安そうな顔で地震が収まるのを待っている。

 
 

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感想

ETEで実現した願いは未来の技術か、それともAIによるもの?

今回出てきたETEは、巨大化デバイスや未来人とどんな関係があるのかな?

 

多分関連してるんだろうけど、全く別の由来ならそれはそれで話が混沌として面白い。

 

空から排泄物を降らせるのと、地震に関してはどちらもとんでもないエネルギーを使いそうだけど、これって未来の技術なのかな?
膨大なエネルギーを使いそうだけど、物理的に実現できるっぽい?

 

しかし、”菅田君”がストリーキングを行うのはかなり強めの精神操作が必要ではないか。
これに関しては前述した二つとちょっと毛色が違うように感じた。

 

もしこれら全てが同一技術によるものなら、つまり何でもありってこと?

 

そうなるとパピコの腕の巨大化デバイスなんて、オモチャみたいなものだ。

 

もしかしたら、ETEを運営しているのはおじさんの、ひいては零やパピコの”敵”なのかもしれない。
おじさんが未来から来たのはこれが理由なのか?

 
 

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敵はAI開発者か?

おじさんの残した映像を観た零は、それがまるでターミネーターの設定のようだと言っていた。

 

おじさんはシンギュラリティに関して言及していたし、現代においてAI及びその完成に携わった個人、もしくは組織が敵なのかも。

 

ひょっとしたら、ETEとはAIを完成させた何者かによる、AIの実験場なのかもしれないと思った。

 

零が読み取った通り、ターミネーターに似た設定でおじさんが現代にやってきたなら、目的は現代でAIを完成させた何者かの排除ではないか。

 

ETEからは実験というより遊びの意味合いが強く感じられるんだよな……。
小中学生に人気というのがいかにも……。

 

個人的には、現代に生きる一人の天才的な若者がAIを完成させた説を推したい。

 

パピコの巨大化を目の当たりにした零は、このETEに関してこれらが関連しているであろうことを感じてるはず。

 

早いとこ映像を全て確認して、おじさんの意図や背景を正しく認識して欲しいな。

何しろ、先が気になってしょうがない。

 

以上、ギガント第9話のネタバレを含む感想と考察でした。

第10話に続きます。

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