GIGANT ギガント最新第33話瞳孔ネタバレを含む感想と考察。破壊神によって降り注ぐ瓦礫から逃げ惑う人々。

第33話 瞳孔

第32話のおさらい

三体の破壊神が新宿を歩き回ることで巻き上がったアスファルトや、手で破壊したビルの瓦礫が地表に降り注いでいく。

破壊神の行進したその地響きを、新宿駅にいた二人の女子高生は当初は地震かと思っていた。
しかしすぐに、これは地震の揺れ方とは違っているのに気付く。

外の景色を見ると、ちょうど巨大な破壊神が新宿駅周辺を歩き回っているのを見つける。

ETEのせいだと勘付いた女子高生たちは、自分たちのすぐ目の前、新宿駅の甲州街道を巨大な足が闊歩していくのを目撃する。

危険を感じた二人の女子高生は、どこに逃げたらいいのかが全くわからないまま、大急ぎでその場から逃げ始める。

 

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何度か地響きが続き、構内の天井が崩落する。

女子高生たちはここにいることも考えていたが、天井の崩落を受けて悲鳴を上げて逃げ出すのだった。

破壊神が歩く度に舞い上げていく瓦礫は、地面に降り注ぐ。

二人の女子高生はその中を駆けていくのだった。

ドンッ

破壊神の足が女子高生たちの近くに足が踏み下ろされる。

そして手は高層ビルに当たっていた。
破壊されたビルの瓦礫から、必死に逃げる二人の女子高生。

 

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全力で逃げ続けていた二人はの息は切れていた。
どこに逃げたらいいのかわからず、半狂乱になって新宿の街をひたすら走る。

「いやっ いやっ」

「お母さんっ お母さんっ」

「死にたくない。」

泣きながら叫ぶ二人。

飛来した一個の瓦礫が、ついに茶髪の女子高生に命中する。

瓦礫に潰され物言わぬ肉体になった女子高生。
うつ伏せになっている女子高生から、アスファルトにじわーっと血溜まりが広がっていく。

友達を失った黒髪の女子高生、は逃げる足を止めた。

涙を流して友達に起こった悲劇の光景を見つめている。

 

第32話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

 

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第33話 瞳孔

逃走

突如現れた三体の破壊神により、新宿は阿鼻叫喚の地獄となっていた。

大勢の人が必死に逃げ惑う中、瓦礫の直撃を受けて死亡した女性のそばで幼児が泣いている。

暴れる三体の破壊神は、間断なく街に瓦礫を降らせていた。

逃げる人の中に、友達を失った女子高生もいた。

一緒に同じ方向に逃げている人が次々と瓦礫を食らっては悲鳴と共に力尽きていく。

瓦礫が降り注ぐ中、女子高生は泣きながら、ひたすら逃げていた。

「Nooooo……」
外国人男性が、頭から血を流しぐったりしているパートナーらしき女性を抱いて泣き叫んでいる。
「Why this!?」

警官はその場に棒立ちになり、街を踏み潰していく破壊神を見上げていた。

「ママーーッ」
幼児が瓦礫に潰され息絶えた女性のそばで泣いている。

それを見た女子高生は素早く幼児の元に駆け寄っていく。

幼児の元に駆け付けた女子高生は、状況を把握して親を失った幼児の悲しみに呼応するように泣いていた。
しかしすぐに幼児の手を引くと、瓦礫が降り注ぐ中、再び逃走を再開する。

 

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コクーンタワー破壊

女子高生と幼児は、どこを目指すでもなく、他の人たちと同様に、ただ皆が逃げる方向に逃げていた。

瓦礫の落下は一向に止まらない。被害者はどんどん増えていく。

ドン

破壊神がビルの側面を思いきり殴る。

その威力は隣に建っているコクーンタワーも真ん中から破壊していた。

その様子を女子高生は思わず足を止めて見つめていた。
女子高生に手を引かれて一緒に逃げていた幼児もまた同様に、そのあまりに大規模な破壊の光景に目が釘付けになっていた。

女子高生はその場にしゃがみこみ、幼児を抱きかかえる。

その時、女子高生と幼児のすぐ隣に、まるで彼女たちを破壊神から守るように自衛隊の戦車が停車する。
そしてもう一台、すぐ近くに停まった戦車と連携して破壊神に砲弾が撃ち込まれていく。

しかし砲弾は破壊神の体に当たる前にバリアが発生して威力が破壊神の体に届かない。

何発撃ちこんでもバリアに阻まれてしまう。

女子高生と幼児は不安げにその戦いを見つめていた。

 

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感想

絶望的状況

もはや人類にはどうしようもない。

このままだと本当にETEの投票結果の通り、東京の人口が10分の1以下の100万人になってしまう。

ETEに投票したのは地方の人だけではないだろう。
東京100万人という選択肢を指示した都民は何を考えているんだ(笑)。

多分、人生をすでに捨てているような人が投票するんだろうな。

新宿を象徴する建造物の一つであるコクーンタワーも破壊神の戯れで破壊されてしまった。

真ん中からぽっきり。これがリアルだったらとんでもない惨状だわ。

瓦礫は怖いな。それも破壊神が暴れて高層ビルなんかを破壊し続けるから、常に新しい瓦礫が地表に降り注ぐという最悪な状況だ。

そんな中を走って逃げて生き残るというのは、運でしかない。

幼児の母親も、外国人男性のパートナーも、運悪く瓦礫の直撃を受けて亡くなった。

街の治安を守ること使命とする警察官が、何もできず街を蹂躙されるがままの悔しさとも、それを受け入れざるを得ない諦めともつかない、何とも言えない表情で破壊神をじっと見つめていたのが印象的だった。

 

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この絶望的な状況でも諦めず、自衛隊が戦車による砲撃を行うが、その攻撃は全く届かないという……。

これは満を持してパピコが現れて、破壊神を倒して英雄になるという結末に向けてのお膳立てなのだろうか。

しかし破壊神一体に対しても苦戦していたパピコが、一度に三体も相手にできるのか?

以前倒した破壊神よりも一体一体の力が劣るとしても、一人で戦いを挑むなら三体という数は脅威だと思う。

ロボットや巨人なら自衛隊が殲滅できたが、破壊神に対しては有効な攻撃手段が現状ではないようだ。

ミサイルなら通用するかもしれないが、新宿の街にミサイルを撃ちこむ判断が、果たして政府に出来るだろうか?

やはりこの事態を収束させるには、パピコに出てきてもらうしかないだろう。

果たしてどういう流れで拘置所のパピコが出てくるのか。

以上、ギガント 第33話のネタバレを含む感想と考察でした。

第34話に続きます。

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