GIGANT ギガント(奥浩哉の漫画)第11話返事の感想(ネタバレを含む)と考察。零はパピコに告白の返事を催促する。果たして告白の結果は……。

ギガント 第10話 パピコと零

第11話 返事

第10話のおさらい

ワイドショーでは、四菱東京UFO銀行がハッキングされ10万人の口座に1000万ずつ送金された事件と連日続いている怪現象との関連に関して言及する。

 

実際、投票が終わったその1分後に1000万円が10万件に向けて送金されていた。

 

はいつものファミレスでご食事を摂る零とパピコ。
零はパピコに、ETEの結果が芸人マイスリー後藤の突然死に決まったと報告。ひどいと嘆く。

 

ツイッターのタイムライン上はETE利用者に対する批判で一杯だった。

 

ファミレスから出た二人。

 

道中、マイスリーの死を知った零は再び、ひどいと嘆く。

 

パピコのマンションに辿り着いた二人。
パピコのお茶の誘いに乗り、零もパピコと一緒に部屋に入る。

 

零はもしかしたらパピコの腕の機械がETEと関係があるのではと言い、DVDをきちんとチェックしておくと宣言する。

 

沈黙の後、零が竜二のことを切り出す。

 

もういいかな、と答えたパピコに零はたどたどしいながらも自分が彼氏になれる可能性はあるかとパピコに告白する。

 

再び二人の間に生まれた沈黙の後、パピコが口を開く。
「考…え…とく…」

 

零は、本当に? と顔を輝かせてパピコを見つめる。

 

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自宅に帰った零は、自室の机の前に座りスマホでETEにアクセスしていた。

 

<実はハゲのタレントのカツラがはずれる>が一位になりました。

 

他愛も無い内容に、ふふ、と頬を緩ませる零。
次にネットニュースのサイトを開くと、『新宿ストリーキングは別人?』というタイトルの記事を発見する。

 

新宿を全裸で駆けまわっていた”菅田”の出現と同時刻、本物の菅田は新潟で映画の撮影をしていたのだという。

 

ニセモノだったと理解したものの、ではどうやって新宿の騒動を起こしたのかと零は疑問を持ち、ふと、充分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない、と呟く。

 

地球上には透明で巨大な建造物が地球に覆いかぶさっていた。

 

零は空――巨大建造物を見上げるように天井を見つめ、シンギュラリティ、AIが関係しているのかと疑問を口にする。

 

おじさんのDVDを確認すべくテレビに近づいていく。

PS4にDVDを入れて再生し始めたのはパピコのAVだった。
零はヘッドホンをつけてテレビ画面に映るパピコの濡れ場を眺めている。

 

その頃、パピコはベッドの上に仰向けに寝転がり一言、困った、と呟く。

第10話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

 

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第11話 返事

パピコの寝室。パピコが戸惑った声を上げている。

 

零に後ろから組み伏せられたパピコは、パジャマを下着ごとずり下げられる。

 

言葉では拒否するが、パピコは零の成すがままになっていた。

 

パピコは零に抱かれていた。
二人は荒く息をつきながらキスをしようとする。

 

そこで目覚めたパピコ。
なぜこんな夢を見たのかと呟きながらベッドから起き上がる。

 

 

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催促

学校。

 

授業中、零は机の下でスマホを操作していた。

 

すみません…
こないだの返事
聞かせてもらっても
いいですか?

零はパピコ宛てに送ったメッセージの返事を待っている。

 

授業など全く聞こえず、ただドキドキという自分の胸の音が早鐘のように響く。

 

帰宅途中、友達と歩いていた零はスマホにメッセージが来たのを察知してメッセージの画面を立ち上げる。

 

今日直接言うから
いつものファミレスに
来てもらっていいかな?

再び零の胸が高鳴り始める。

 

友達とのしょうもない話に相槌を打つ零。

 

その表情はパピコからの返事を聞く緊張で強張っている。

 

「おお ほらっ 零!! ほらっ」
友達がスマホを横にして空に掲げる。
空にはドラゴンが悠然と新宿の上空を飛んでいる。

 

友達やその周りの人もスマホで写真を撮ろうとしているが、零はスマホの画面を凝視している。

 

 

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いつもの場所へ

零は、中島とファミレスで食べてくる、と母親に言って家を出る。

 

息を弾ませて、いつもパピコと会うファミレスまで急いで自転車を走らせる。

 

ファミレスでテーブルを挟んで向かい合う零とパピコ。

 

「あのね……」
俯いて黙っている零に、パピコが切り出す。
「零くんとの関係は凄くね……」

 

不安そうな表情の零。
パピコの顔を見ることが出来ず視線を逸らしている。

 

「大事に……したいのね……」

 

沈黙する零。

 

「一度つきあったら、別れちゃうでしょ…」

 

風向きの悪さに、零の表情に不安が増していく。

 

「だから…今みたいに…これまでみたいにね…」

 

そこにドリンクを持った店員がやってくる。
手を上げて、ビール、とアピールするパピコ。

 

運ばれてきたビールを受け取る。
店員は零のところにはジンジャーエールの入ったグラスを置く。

 

 

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「う……う……」
店員が去ると同時に、零がテーブルに大粒の涙を零す。
「うう…」

 

パピコは零の異変に気付く。

 

「うううううううう」
パピコに恋人として受け入れてもらえなかったことが分かった零は呻き声を上げてテーブルに伏せてしまう。
「ううう――」

 

パピコは困ったような表情で零を見つめる。

 

「ううううう ヒグッヒグッ」
零は嗚咽を上げ始める。

 

「だって…ずっと…友達で……いたいでしょ 一生だよ……」
静かに、しかし必死に零に訴えるパピコ。

 

零はテーブルの上に組んだ腕に顔を埋めたまま何も答えない。

 

パピコはそんな零をじっと見つめたあと再び声をかける。
「そんなに……泣かれちゃったら……嫌いに…なっちゃう…よ…」

 

 

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「ううう――」
零は顔を腕に埋めた状態で再び声を上げて泣き始める。
「ううああああああああああ」

 

徐々に大きくなっていく零の泣き声は次第に店全体に響き渡り、パピコと零のテーブルは他の客から一身に注目を集め始める。

 

「ああああああ~~ああああ」

 

面白そうに見つめる女性客達。

 

「ああああああああ」

 

零の悲痛な泣き声は店内にいつまでも響き続ける。

 

「わかった、わかった。」
パピコは観念して零に呼びかける。
「わかったよ…つきあう…つきあうよ…」

 

二人は店の外に出て向かい合っていた。

 

大丈夫? というパピコの呼びかけに零は少し間を置いて、はい、と答える。

 

「いいの…? 私…AV女優だよ……」
零に問いかけるパピコ。

 

「ちほさん…がいいです…ちほさんが…」

 

 

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感想

おめでとう?

うーん。おめでとう、でいいのかな?

 

何しろ零からしたらパピコのことが気になって、新宿上空を飛行するドラゴンなんか眼中にないくらいなわけだから。

 

こんな始まり方で、果たして長く関係が続くのかはちょっと疑問かな(笑)。
零は意識してないけど、ファミレスの客の注目を集めたことで、パピコにとってはほぼ脅しな状況にみたいになっていた。
付き合うと言ってくれないと泣き続ける。これはゴネというよりも幼児の駄々に近い。

 

パピコは周囲の視線を集める事が恥ずかしくて堪らず、零を泣き止ませるためにも告白を渋々承諾したという構図になるのか。

 

でもまぁ、元々零のことが眼中に無かったり、そもそも嫌いなら承諾はしないわけで、ここは零の執念が実ったと解釈してとりあえずはおめでとうでいいか(笑)。
AV女優だけどいいのか、というパピコからの問いかけに、ちほさんがいいです、と答えたのは良いんじゃないかな。

 

パピコが零の告白を承諾した要因は、結局パピコが優しかったのと、あとは冒頭、パピコが零と絡む夢を見たというのもパピコが零と付き合うことを承諾した理由としてデカいのではないか。

 

夢で見た人のことを意識することってリアルでもあり得る話だ。むしろよくある事だと思う。

 

 

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零が色々な要素に助けられてパピコと付き合うことが出来たけど、今後この二人の関係が深まり益々この話の軸になっていくのだろう。楽しみ。

 

しかし二人は付き合うことになったからいいけど、パピコが一度は零の告白を断ったその理由として述べた、一度付き合ったら別れるから付き合わない、という主張は身に覚えがあったので読んでて非常にキツかった。

 

一度友達になったら恋人にはなれないという、恋愛というゲームにおいて男にとって最も怖いルートに零もハマりかけていたわけだ。

 

零みたいな良い奴より、竜二のようなクソ男の方が恋人が出来やすかったりするメカニズム……。これ何とかならんものかね。まあどうにもならんわけだけど。

 

パピコの最後の、自分はAV女優だけどいいのか、という言葉が答えなのかな。
自己評価が低いからこそ竜二みたいな奴と付き合い、寄生虫の様な家族も見捨てられずにいるのでは……?
だとすれば悲しい。

 

ここまでの描写から、パピコの周りには零以外にまともな人間がいないっぽいんだよなー。
だからこの状況を何とかするために、今回晴れてパピコの恋人になった零には頑張って欲しいところだ。

 

 

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ETEの日常化

今回は零とパピコの恋愛に焦点が当たっており、SF描写は新宿飛ぶドラゴンだけだった。
ドラゴンの写真を撮ってる人もいれば、ドラゴンに気付いてないだけかもしれないけどごく普通に歩いてる人もいる。

 

これは詳細な描写は無かったがETEのせいだと思って間違いないだろうな。
ETEが日常化し始めて、何が起こってもおかしくないと考える人たちが増えてきたということなのか。

 

今回のドラゴンは、前回判明した、新宿を全裸で激走した”菅田くん”に関して実は本物が同時刻に地方で撮影をしていたという話に繋がる。

 

多分、ETE経由で発動するAI技術は生物を生成出来るのだと思う。

 

今回の投票内容はドラゴンが新宿上空を飛ぶだったのかな?
ETEは実在の人物と同じ肉体を持つ人間や、実在しない生命体も呼び出せるということか。

 

どうも、出来ないことを挙げた方が早いくらいに万能な技術っぽいんだよなー。
早くその正体を知りたいけど、現状では一番真相に近付ける可能性が高い零はいつまで経ってもおじさんのDVDを確認しないで恋愛やってるわけで(笑)。

 

とりあえず零には早い内にDVDの情報を確認して欲しい。気になって仕方ない。

 

以上、ギガント第11話のネタバレを含む感想と考察でした。

 

第12話に続きます。

 

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