第7話
※前話6話のあらすじのみ。第7話は後日追記予定。
第6話のおさらい
千里は一登との思い出を回想していた。
家の近くに打ち捨てられた廃車を「基地」にして遊ぶ千里と一登。
廃車から見える鉄塔を見て、千里と一登は互いに、一緒にあそこまで行きたいと考えていた。
そして5歳の幼児には過酷な山道を行く二人。
鉄塔まで辿り着いた二人はいつまでも一緒であることを願う。
帰宅した二人はお互いずっと一緒だと誓い合うのだった。
しかし、「火の男」によって両親を惨殺され、一登もさらわれ、千里は感覚共有能力によって恐らく一登は命を奪われたであろう事を悟る。
千里は、一登を殺した「火の男」を追跡するために資金が必要である事に思い至り、中学生の頃からアルバイトを何個も掛け持ちする。
しかしある日、不良数人からその月の給料を全てカツアゲされた事をきっかけに手っ取り早く稼ぐ方法を思いつく。
千里は手を組んだ不良仲間にあらかじめ狙っていたターゲットから金を奪わせ、千里がその被害者から金を取り戻す依頼を受け、取り返した金額から報酬を得る「奪り返し屋」というマッチポンプの手法で金を稼いでいく。
そして現在。
工場で目を覚ました千里は腕を後ろ手に縛られて周りをヤクザに取り囲まれていた。
傍らには力なくパイス椅子に座っている瀬島の姿もある。
そして、目の前には板倉がパイプ椅子に余裕たっぷりに腰かけている。
板倉は千里とその仲間がこれまで「奪り返し屋」で荒稼ぎしてきたことを知っており、千里を罠にかけていた事を告白するのだった。
家がヤクザであるという板倉は、千里にある交渉をもちかける。
これまで貯めて来た全ての金を差し出して瀬島を助けるか否か。
選択を迫られた千里は板倉をじっと睨みつける。
前回、第6話の詳細は以下をクリックしてくださいね。
第7話
※後日追記します。
夢で見たあの子のために (1) (角川コミックス・エース) [ 三部 けい ]
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