零落(浅野いにお)の第1巻が楽しみ。その内容と発売日まとめ。

零落 第1話 深澤

浅野いにお先生がビッグコミックスペリオールに満を持して発表した零落が最終話を迎えた。

10月30日発売の単行本の内容をまとめておく。

ネタバレ記事まとめ

主人公深澤薫が長期連載していた漫画「さよならサンセット」がひっそりと終わるところから物語が始まる。
編集者である妻、町田のぞみとのそっけない会話。
連載が終了して描くものもなくなり、アシスタント達へは適当な指示を出すだけ。
売上が落ち目の深澤を軽んじている編集者達との虚しい打ち上げ。
風俗で虚しい時間を過ごす深澤。
町田のぞみへ離婚を告げる。
アカリというツイッターで応援してくれる読者の言葉を深澤は見つめていた。

 

 

アシスタントとのチームの解散。
それじゃ困る、というアシスタントの女性冨田との確執。
ツイッターで深澤への煽り、罵倒のリプライを見てパソコンを投げ壊す深澤。
壊れたパソコンを持って新宿に出た深澤はついでに風俗に行く。
そこで猫顔の女性、ちふゆに出会い、深澤はつかみどころのないちふゆに魅了される。

 

 

漫画家へのインタビューで斜に構えた返答を連発する深澤。
深澤は、担当編集である徳丸に打ち合わせを打診してもスケジュールを組んでもらえないほどに軽んじられる。
風俗でちふゆに癒される。
前回確執が生じた相手である冨田が深澤の仕事場にやってきて深澤のハラスメント行為を訴えると主張。
冨田とは喧嘩別れになる。
再び風俗へ行き、ちふゆを指名する深澤。
ちふゆとの時間だけが深澤の安らぎの時となる。

 

 

離婚届の証人欄に署名してもらうために山石の家を訪れた深澤。
町田のぞみとのやり直しを遠回しに促されるが、深澤は年齢的にも今が離婚の最良のタイミングだという。
ツイッターでアカリからの返信を受ける深澤。
自宅で仕事をするも思うように進まずに、風俗のホームページを見ていつものようにちふゆに指名を入れようとすると、ちふゆはもう風俗を辞めるという。
ちふゆに予約を入れ、事の詳細を聞くと、祖母の介護で一次的に実家に帰るためだという。
ダメ元で連絡先を聞く深澤。
ラインの交換になり、後日ちふゆの地元に行くことに。

 

 

ちふゆの地元に来た深澤。
ちふゆの駆る車の助手席に座り、ちふゆとドライブする。
ちふゆが何故東京に出てきたのかを聞き、窘めながらも自分の家に来ないかと告げる。
実は深澤が漫画家であることを知っていたちふゆ。
自分を純粋に男ではなく、そこそこ売れた漫画家というフィルターを通して見られていたことを知り一気に深澤の熱が冷めていく。

 

 

誰にも会わない生活。
人との会話はツイッター上でのアカリとのやりとりだけ。
パーティーで町田のぞみに会うも目を合わせない深澤。
ちふゆとの連絡も絶っていた。
深澤は編集者に連絡し、背水の陣をしいて漫画に取り組もうとする。
そこに冨田が来訪し、謝罪を受けるなど、一端は雪解けの様相を見せるが、冨田は再び深澤を煽り、二人は喧嘩別れとなる。
まだ帰っていないのかと玄関のドアを開けて罵声を発するも、そこにいたのは冨田ではなく町田のぞみだった。

 

 

深澤は町田のぞみを家に入れる。
離婚届を書いたかという深澤に別れたくないという町田。
話の最中に町田は打ち合わせがあると深澤に告げ話を打ち切ろうとする。
ブチ切れた深澤は町田を押し倒そうとする。
打ち合わせの相手だった牧浦からの連絡で場の空気は切れ、時間の出来た町田は深澤と同衾する。
深澤は町田に売れればいいんだろうと言い放ち、町田の前から消える。
ネームを通し、編集にアシスタントを手配しろと指示する深澤。

 

 

連載を勝ちとったばかりの新人漫画家時代の回想。
アシスタント先で先輩に否定された深澤は彼女にその愚痴を言い、彼女はそれをやんわり窘める。
現在、連載を勝ち取り、単行本の1巻発売記念のサイン会の場にいた深澤。
深澤は、褒めてくれる書店員に対して毒づくばかり。
サイン会の順番が来た若い女性が泣きながら言葉を伝えてくる。
ツイッターでやりとりしていたアカリだと知り、目を見開く深澤。
女性の真摯な言葉に、握手しながら深澤は涙を流す。

 

 

スポンサーリンク



 

零落1巻が楽しみ

痛々しくて、閉塞感があって、一定の成功を収めた人間が主人公であるはずなのに、変にディティールに優れたリアリティのある話だった。

 

最後は少しだけ救われるが、基本的には零落というタイトルの通り、一人の人間の停滞と苦しみの物語。

 

しかしこれを読んで救われる人もいるんだろう。

 

自分も別に客観的に見て幸せとは言い難い状況でこの文章を打ち込んでいるが、正直深澤と入れ替われるというなら入れ替わるよ?

 

深澤には才能があり、実際に代表作となる漫画もそれなりの長編で熱心なファンもいる。

 

いくばくかの貯金もある。

 

羨ましいと思うんだけど、そんな平凡な感性しか持ち合わせていないならば何かを作るのは難しいのかな(笑)。

 

とりあえず、1巻のデザインや、あと、あとがきなんかも楽しみ。

2017/10/25追記
ついに来ましたね。デザイン。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA