響 小説家になる方法 第1話 登校の日のネタバレ感想と考察。ゴミ箱から拾い上げた「才能」は純文学を救う。

響 小説家になる方法 第1話 響

第1話 登校の日
響 小説家になる方法 第1話 響

末期的な文芸界を変えるひとつの封筒

「天下の宮本弘樹の新刊が、初週売り上げ600部か…厳しーなぁ…」
「出版物の銘柄一覧」と題された紙を見ている男がつぶやく。

何だったら売れるんだよ、とメガネの男も紙を見ながらそれに同調する。

芥川賞作家の肩書きを持っていても売り上げが振るわないどころか、受賞作すらも厳しいと愚痴る二人。

毎年確実に悪くなる、と男から出るのはため息ばかり。
響 小説家になる方法 第1話 大坪と巻田
漫画が売れないというがこっちの方が100倍厳しいとメガネの男がつぶやく。

「どーなんのかなあ文芸は……」

二人の男のやり取りを机に向かったまま黙って聞いていた女が男たちを見る。
「チャンスだと思うんですよね…」

何がだ、花井、と女に問いかける男。

花井と呼ばれた女は、出版不況以前から文芸は活字離れもあって衰退の一途を辿っていて、諦めのムードすら漂い始めているけど、これはスターの現れる前兆だと思わないか、と二人の男に笑顔で問いかける。
響 小説家になる方法 第1話 花井
羨ましいくらい若い考え方をする、と男に評されて、花井は戸惑いながら礼を言う。

スターねぇ…、とメガネの男がつぶやく。

5万部売れる新人はもう何年も出ていないなぁ、と続けるメガネの男に、そうじゃなくて、と花井が心の内で否定する。

「太宰の再来じゃないけど、そういう作家、どっかに転がってないかなぁ。」
下を向いてつぶやくメガネの男。

「そういやさっきわけわかんねー郵便物来てたな…」
別の男が探す素振りをする。

(5だの10だのって話じゃなくて。)
花井は心の中で二人の男の話を再度否定する。
(今の文芸界に必要なのは、5万売れる新人なんかじゃないのに。)
(もっと圧倒的な、時代を作る作家…)

(小説の力で、世界を変えられるような…)

男が重量感のある大き目の封筒を手にしている。
「太宰の再来か。まあ、これじゃないのはたしかだな。」
そういって、ゴミ箱に封筒を捨てる。

巻田さん、開封していないその封筒は何ですか? と花井が問いかける。

ほしけりゃやるよ、と巻田が答える。

封筒を拾い上げた花井が宛先を読み上げる。
「小説『木蓮』新人賞……これ…原稿?」
響 小説家になる方法 第1話 花井
ネットからのデータ応募のみだから募集要項違反で落選だと巻田。

「小説家っていっても仕事で付き合うなら社会人だ。その小説のデキが多少よかったとしても、最低限のルールも守れない作家とは仕事はできない。」

花井はその言葉に答えず、封筒に書かれた宛名の文字を見ている。

(……奇麗な字。)

封筒を開けて中の原稿を確認する花井。

(うわ。原稿まで直筆だ…)

住所、年齢、職業、性別、電話番号など、名前以外の個人情報が悉く欠けていると花井は二人に報告するように言う。

応募する気あるのか、とあきれるメガネの男。

「名前も、本名なのかペンネームなのか…あゆくい?」
原稿用紙の名前を表記する箇所には『鮎喰響』と書かれている。
響 小説家になる方法 第1話 鮎喰響

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響と涼太郎

桜が咲き誇る川沿いの道。

「響。」
響 小説家になる方法 第1話 響
呼ばれたのは、メガネで制服を着た女の子。本を広げている。

「歩きながら本を読むな。」

響と川沿いの道を並んで歩く長身の男子生徒が響に向かって注意する。

注意を無視して本を見ながら歩く響から男の子が本を取り上げる。

返して、と男の子を見上げて言い放つ響に、歩きながら本を読むなともう一度注意する男子生徒。
昨日まで春休みだったのだからずっと本を読んでいたんだろ? と問う。

連絡もとれなかったし、と続ける男子生徒に、読んでないの、と即答する響。

驚きの表情を浮かべる男子生徒に、響は、やることがあって今年に入って本を読んでいない、その分読んでるから返して、と答える。

何やってたんだ? と問う男子生徒に、涼太郎は関係ない、という響。

返してよ、という響に本を回転させて、ひっくり返した、なんちゃって、と笑いかける涼太郎。

涼太郎は、無言で見つめる響から視線を伏せて頬を赤らめる。

「返して。」

冷静に言い放つ響に、読むなよ、と返す涼太郎。

あるくのを 再開すると、響は本を開く。
ため息をつく涼太郎。

「オレもさ、今年に入ってから全然響と会ってなかったから、色々話がしたいんだけどなー…」
響 小説家になる方法 第1話 涼太郎
無視する響に、ったく、と呆れる涼太郎。

「今日から高校生だってのに。」

校庭の掲示板に1年のクラス割が張り出され、生徒がその周りに集まっている。
響 小説家になる方法 第1話 掲示板
響と涼太郎も掲示板を見上げている。

「俺と響、同じクラスだ。」

涼太郎がつぶやき、ほ、と息をつく響。
響 小説家になる方法 第1話 響
「あれ。今ホッとした?」
涼太郎が響を見ながら問いかける。

してない、と響は本に視線を移して否定する。

1年3組の教室。

席は決まってるみたいだな、とひとつの席の前に立ち止まる涼太郎。

涼太郎は、離れていく響に、周りの人と仲良くするんだぞ、と声をかける。

うるさい、保護者ヅラしないで、と歩いていく響。

涼太郎がすぐ近くの席で既に会話している二人の男子生徒に、よーっす、と話しかける。
響 小説家になる方法 第1話 涼太郎
出身中学の話題で、ごく自然に3人が会話している。

席に着いた響は周りで会話している他の生徒に混じることなく、鞄から取り出した本を読み始める。
響 小説家になる方法 第1話 響

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鮎喰響の原稿に放心する花井

原稿を広げている花井。

その表情は放心している。
響 小説家になる方法 第1話 花井
机に向かっていた巻田が、ふう、と一息つき、背後でやはり机に向かっている眼鏡の男に、大坪、昼飯食いにいかないか、と声をかける。

一段落しました、と肯定の意思を示す大坪。

花井もどうだ? と巻田が花井に声をかけるが、花井は反応しない。

花井? と今度は大坪が呼びかける。

原稿を読んでいる花井に気づき、読める文章になってるのか、と問いかける大坪。

花井は原稿から目を離すことなく、巻田と大坪に全く反応しない。

読み終わったら感想聞かせてくれ、と離れていく巻田と大坪。

「思ったことはちゃんと口に出せ」

響と涼太郎の教室では登壇している教師が部活動について説明している。

北瀬戸高校ではクラブ活動が盛んで、原則的に全員に部活に所属することが求められる。今月中に決める事、と言って話が終わる。

涼太郎が前の席の男子学生にどこの部活に入るか決めているのかと問われ、いやまだ、と答える。

なら背も高いし、バスケ部はどう? と言われる涼太郎は、いや、俺は…、と返事しようとする。

「涼太郎」
涼太郎の背後から声がかかる。
「文芸部に入るわ。」

響からの言葉に、涼太郎は、そっか、と返し、どうしようかな、楽そうなら体育会系もありかな、とつぶやく。

一瞬の間の後、え、と響がわずかに寂しそうな表情を浮かべる。
響 小説家になる方法 第1話 響
バスケ部をすすめた男子生徒が、じゃあバスケにしよう、と涼太郎を誘う。

響はその光景をただ黙って見つめている。

「一緒の部活に入ってほしい?」

涼太郎が響に振り向いて問いかける。

その言葉に返事をすることなく踵を返す響。

その背中に、響! と声をかけて、立ち上がる涼太郎。
「悪い、やっぱ俺、文芸部入るわ。」
バスケ部に勧誘した男子生徒に断りを入れる。

「響!」

ずんずん教室を出て、歩いて行く響の背中に声をかけながら涼太郎が着いていく。

悪かったよ、機嫌直せよ、という涼太郎に、ついてくるな、と響は拒否の意思を示す。
響 小説家になる方法 第1話 響と涼太郎
思ったことはちゃんと口に出せ、俺や周囲の人はエスパーじゃない、と言う涼太郎。

今日も誰とも話さずに…、と話す涼太郎に、響は、保護者ヅラしないで、と言い放つ。

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文芸部にて

二人が歩いていくと建物が別棟に変わる。

昔の木造校舎が丸々部室棟になってるのか、とつぶやく涼太郎。

「中学は文芸部なんてなかったし、ここで本好きの友達ができるといいな。」

「別に…」
涼太郎を見ずにそっけない返答をする響。

(共通の趣味を持つ相手なら、響も友達作れるかな…)
ここだ、と文芸部と書かれた紙が貼られた教室を見つける涼太郎。

失礼します、扉を開けると、そこには煙草をくゆらせた男子生徒4人と、日焼けして色の抜けた髪をして、本を開いている女子生徒1人がいる。
響 小説家になる方法 第1話 響と涼太郎
部屋の奥にいる男子生徒が煙草を吸いながら響と涼太郎を睨む。
響 小説家になる方法 第1話 文芸部
(…文芸部、だよな。)
涼太郎が扉に貼られた紙を確認する。

その場に停止している響。

ソファに座っている金髪の男子生徒がまたか、と煙を吐き出す。

1年か、と問われ、はい、入部希望なんですけど、と答える涼太郎。

新入部員募集してないんだ、と答える黒髪で長髪の男子生徒。
消えろ、先公にチクるなよ、と続ける。

部活は強制だから適当なところをたまり場にしているのか、と内心で納得する涼太郎。

「そこなんとか。」
涼太郎は笑顔を浮かべて、顔の前で両手を合わせる。

ああ? と脅すように聞き直す黒髪長髪に、折角来たので話聞かせてもらえません? と言う涼太郎。

ふーん、と涼太郎を見つめる金髪の男子生徒。
響 小説家になる方法 第1話 不良
もう一人の金髪の男子生徒が、どーするタカヤ、と奥にいる黒髪短髪の男に問いかける。

タカヤと呼ばれた男子生徒はふー、と煙を吐き出し、缶コーヒーの飲み口に吸殻を入れて、机の上の本をおもむろに持つと、響と涼太郎の脇の扉に向けて本を投げつける。
響 小説家になる方法 第1話 タカヤ
「二度言わせんじゃねぇよ。消えろ。」
響と涼太郎に向けて凄むタカヤ。

響が静かに前進し、あ…、と涼太郎が声を上げる。

金髪の男子生徒が部室の中に入って来ることを咎める。

タカヤのすぐそばまで歩いていく響。

「二度言わせないで。入部希望よ。」
響 小説家になる方法 第1話 響
タカヤは響を睨みつける。

ソファに座っている男子生徒は何だあのガキ、タカヤ切れるぞ、とつぶやく。

舐めてんのかオメー、と椅子から立ち上がると、タカヤは響のネクタイをぐい、と掴み、響を睨みつけながら、殺すぞ、と脅す。
響 小説家になる方法 第1話 響
「オイ!」
涼太郎が声を出す。

タカヤは響のネクタイを掴んだまま、ああ? と涼太郎を一瞬見て、響に視線を戻すと、響は微笑を浮かべている。
響 小説家になる方法 第1話 響
響はネクタイを掴むタカヤの小指を掴み、逆に折り曲げて折る。
響 小説家になる方法 第1話 小指
があっ…、と部室にタカヤの悲鳴が響く。

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「殺すんじゃなかったの?」

驚く金髪の男子生徒二人。大丈夫か、とその場に膝をつけて座っているタカヤに近寄る。

ガキ、お前、とタカヤが響を見上げると、響は机の上に置いてあるボールペンを拾って冷静にタカヤを見る。

ボールペン? と疑問の声を出すタカヤ。

響は持ったボールペンを構えてタカヤ達に相対する。

へっ、と笑いながら立ち上がるタカヤ。
「脅してるつもりかオイ。今更…」

タカヤが立ち上がる。

「もうそういう段階超えてんだよ。ブッ殺す。」

響は、タカヤの顔を見るように顔を上げ、構えているボールペンの先を上に向ける。
響 小説家になる方法 第1話 ボールペン
「……ニラミきかせてるつもりか?」
タカヤが響に問う。

響はそんなタカヤの言葉を無視して、じっとタカヤを見つめる。

(ひょっとして、ボールペンで脅してるわけでも、睨んでるんでもなくて、)

(……目を、狙ってんのか…?)

響は、ボールペンを持つ腕を、タカヤの動きに合わせるように僅かに動かす。

「じょ、上等だコラぁ!!」
叫ぶタカヤ。

落ち着け、と金髪がタカヤを諫めようとする。

「マジのモメ事はマズいって!」

「あぁ!?」

「声でけーって、校庭の奴らに聞こえちまう。」

煙草を吸って下級生とモメたことがバレたら一発退学だぞ、とタカヤを必死に止める金髪。

アイツからしかけたんだろーが! と怒りが収まらないタカヤ。

「……っのガキ!」
響を睨むタカヤ。

響は冷静な表情を崩すことなく、ボールペンを構えてタカヤを待ち構えている。
響 小説家になる方法 第1話 響とタカヤ
タカヤは響が握ったボールペンを凝視している。

「……っつ。」
タカヤは、響に折られた指をもう片方の手で押さえる。

シメるのはいつでもできる、早く病院へ行こう、と取り巻きの男子生徒たちがタカヤに声をかける。

その光景を黙って見ている響。

「センパイ。」

かけられた言葉に、あぁ!? と返事をするタカヤ。

「すいませんでした!」
涼太郎が深く頭を下げる。
響 小説家になる方法 第1話 涼太郎
後日、治療費兼慰謝料を持って響に謝らせに行くから病院に行ってください、煙草の始末はやります、と続ける涼太郎。

金とれるなら五分だ、と病院に促す黒髪長髪。

涼太郎は、タカヤに名前を問われ、椿涼太郎です、と答える。

顔と名前を覚えた、逃げられると思うな、と言い捨てるタカヤ。

涼太郎は冷静な表情を崩すことなく、はい、と答える。

出口に向けて歩いていくタカヤたち。

それを見て、は…? と声を出す響。
響 小説家になる方法 第1話 響
「殺すんじゃなかったの?」
響は、タカヤたちの背中に言い放つ。

タカヤのこめかみに筋が浮かぶ。
そんなタカヤに落ち着け、あの女はおかしい、関わるな、と諫める男子生徒たち。

ちっ、と舌打ちし、一人で死んでろ、と部室を出て行くタカヤと男子生徒たち。
女子生徒も後に続く。
響 小説家になる方法 第1話 不良

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「バカばっかりだ!」

タカヤ達が出て行くのを見送った響。

「……何、あの茶番。」

響を見る涼太郎。

「高校だってのに…」
響が、タカヤの座っていたイスを引いて座る。
「バカばっかりだ!」
言い捨てる響。

響にゆっくりと近づいていく涼太郎。

座っている響の頬をパァン、と平手打ちする。
響 小説家になる方法 第1話 響と涼太郎
響はイスから立ち上がり、無言で涼太郎の腹に正拳を打ち込む。

ぐっ、と耐える涼太郎。

「……何考えてんだ、お前。」
響に問いかける涼太郎。

「あそこまでする必要がどこにあった。」

「そもそも俺には、あの人達がそんなに悪い人には見えなかったよ。」

「わざわざ学校にたまり場作って、教師に隠れてタバコ吸ってる、ごく普通の不良だ。」

「本を投げてきた時も、俺に当たらないように投げてきた。」

涼太郎に、喧嘩を売って来たのはあっち、と相手に非があることを主張する響。

「話せばわかる相手だって言ってんだ。」
響の主張をぴしゃりと否定する。

「今朝だって、高校の初日だってのに、誰とも話さずに一人で本を読んで。」
「どうしてお前は、」

「保護者ヅラしないで!」
響は、涼太郎の説教を最後まで聞かず、自分の主張をする。

寂し気に響を見つめる涼太郎。

付き合いきれない、と言い残して部室から出て行く。
響 小説家になる方法 第1話 響と涼太郎
響はイスに腰掛ける。

(バカと話しても仕方ないから、クラスの奴らと話そうとしなかった。)

(さっきの連中も、先に手を出したのは向こうだし。)

(殺すって言われたから、殺そうとした…)

ボールペンを見つめる響。

(何もおかしいことをしてないハズなのに、どうしていつもこうなるんだろう。)

(どうしていつも、一人に……)

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太宰二世

会社のデスクで花井は最終ページまで読み進めていた。
響 小説家になる方法 第1話 原稿
「……」

口に手を当てる花井。
響 小説家になる方法 第1話 花井
(……200枚くらい…?)

(加筆がなくても単行本には足りてる。)

(最悪…作者本人に連絡が取れなくても…)

バカじゃないの、と自分の考えを否定する花井。

(契約ナシで出版なんて。犯罪…なのかな?)

新人賞にはプロフィールが必要。
そもそも生原稿ではなく、データでなくてはいけない。
そして締め切りは明後日。

「……」
口に手を当てて考え込む花井。

大坪と巻田がやってきて、原稿を読み終えたか、と花井に問う。

「あ……」
傑作に出会えた感動の余韻に花井はぼうっとして、少し間を置いて、はい…、と答える。

うーん、という大坪は、太宰二世にはなれそうか? と続ける。

「はい……」
立ち上がって、花井は笑顔で答える。
響 小説家になる方法 第1話 花井
大坪と巻田は、そんな花井をぽかーんと見ている。

響は、文芸部部室で一人イスに座ってボールペンを眺めている。

(私が、おかしいのかな…)

感想

抜群に先が気になる展開が凝縮された1話。

50ページ足らずでここまで先を気にさせる始まり方は素晴らしい。

昨今、優れた作品、ロケットスタートを決めた作品というのは序盤できっちりと読者の興味を掴んでいる。

世界観の描写が多くなるあまりにストーリーが進まず、ダラダラと、何をしたいのか曖昧なまま話数だけが進むような作品はよほど秀逸な部分がない限りは打ち切りになる。

響に関してはその心配はまずないだろう。

1話の時点で既に今後の展開のアウトラインが見えて来るので読者が一切迷子にならない。
どう読んでいったらいいのかという不親切さは一切ない。

代わりにあるのは、響という稀有な才能がどうやって世の中と対峙していくのかという、単純で、興味深い物語上の一本の柱。

響は、あまりコミュニケーションに積極的ではないだけの、ただの文学少女、というわけではない。
必要とあらば暴力という手段を講じることに一切の躊躇がなく、たとえ数的に不利な不良集団相手にだって実力行使を伴ってでも自分の言うべきことを言う。

そして、そのフォローをこれまで涼太郎が行ってきたのだと思わせる響と涼太郎の関係性の描き方が秀逸。
涼太郎のことを頼っていることが良く分かる。

原稿を読んだ花井の表情から文芸を救う才能を発掘できたことの喜びが伝わって来る。

今後、響はその才能でどこまで文学に革命をもたらし、業界を救っていくのか。

その過程で得ていく人々の反応はどうなのか。そして何より、響はどう変化していくのか。

楽しみでならない。

以上、響 小説家になる方法 第1話のネタバレ感想と考察でした。

次回、第2話の詳細は以下をクリックしてくださいね。

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