刻刻(アニメ)第2話の感想(ネタバレを含む)。敵サイドである真純実愛会の動きが描写。漫画原作との違いなど。

第2話(第2刻)。
原作2話の終わりから、5話の終わり。つまり1巻終わりまで進んだ。

とりあえず第2話の時系列に書いていく。

第1話の感想記事。

第2話

佑河家を狙う真純実愛会

冒頭、佑川家を襲う数か月前の真純実愛会の様子が描かれる。
これは原作にはなかった描写だ。

アニメ刻刻 第2話 真純実愛会

おそらく間島から佐河へと情報が齎されたすぐ後だと思う。

 

ここから、実愛会が本尊と呼ぶ本石の在り処を探すために色々佑河家に執着するわけだ。

 

第2話の後半、貴文を救う為に実愛会に乗り込んだじいさんが目にする事になる盗撮機器は冒頭のシーンからそれほど経たずに仕掛けられるのだろう。

じいさんの洞察力が増してる

真にナイフを突きつけて樹里とじいさんを脅していた坊主ヤクザが前回の神ノ離忍(カヌリニ)に頭を握りつぶされる。

 

その混乱に乗じてじいさんが樹里を連れて瞬間移動で逃げる。

 

翼、真、貴文の救出を諦め、一旦実愛会から逃げる二人。

 

街を歩きながらじいさんが樹里にこの状況を説明するのは同じだが、より詳しい。

アニメ刻刻 第2話 樹里

そして、この時点でじいさんは実愛会が明らかに自分たちを狙っていると見抜く。

アニメ刻刻 第2話 樹里とじいさん

原作では実愛会で盗撮機器を見つけて初めてそれに気付く。

アニメ刻刻 第2話 盗撮

相手の狙いが石にある事までは見抜けず樹里を石の確保に向かわせてしまう流れは原作もアニメも同じだが、アニメの方が少し有能かな?

 

とはいえ、話の流れに大きな違いを加えるほどの変更ではない。

 

限られた尺の中で話を分かりやすくするためか。

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飛野のシーン削除

飛野が神ノ離忍をアフロの化物よばわりをして実愛会の幹部である柴田に殴られるという場面もカット。

 

この場面から柴田の容赦ない性格と、飛野が実愛会に雇われているという関係性が見える。

アニメ刻刻 第2話 翼

最も大きな変更点 実行部隊の会話描写カット

前述したが、第2話が原作と大きく違うのは敵である実愛会が雇った実行部隊が佑河家の離れで待機していた場面が削除されている事だ。

 

そこで交わされる会話から、彼らは金で雇われているだけであり実愛会の教義には全く興味が無く、そもそも止界の存在も疑い半分だった事がわかる。

 

原作ではその後、家にやってきた樹里がチンピラの一人を先に発見する。
樹里は佑河家に来ているのがそのチンピラ一人だと思って離れに突撃するのだが、他にも実行部隊はたくさんおり、組み伏せられて首を絞められるという流れ。

アニメ刻刻 第2話 実行部隊

アニメでは、実行部隊のメンバーの内、リーダー加藤とあと二人を合わせた3人が佑河家ではなくその外で佑河家の誰かがやって来るのを待ち伏せている。

アニメ刻刻 第2話 樹里

そして、じいさんに石を確保してくるように頼まれた樹里が彼らに姿を発見され、家の離れに辿り着いた彼女を襲い、首を絞める。

アニメ刻刻 第2話 樹里と実行部隊

ひょっとしたら次回、実行部隊の会話が回想で挟まれるか。

 

少なくとも神ノ離忍実験の為にチンピラが一人実愛会に行く流れは次回予告で確実になってる。

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間島と迫の会話無し

あと、迫と間島の会話シーンも無かった。

アニメ刻刻 第2話 間島

瞬間移動能力の存在を知った迫が一人でその練習をしている姿を間島に見られて笑われてしまうというコミカルなシーンで個人的にとても好き。

このシーンから、迫が実行部隊の中でもちょっと異質な存在であること、そしてそんな迫と楽しく会話する間島も冷たい印象だけの人物ではないという、それぞれの人間性を表現する上で中々重要なシーンだと思う。

今回、まだ間島が初登場したばかりだからかもしれない。
次の第3話でそれに相当するシーンが補完されるのではないか。

アニメ刻刻 第2話 迫と間島

迫が間島に肩入れするきっかけになってるし、ここらへんの描写は欠かせないだろう。

佐河の神ノ離忍実験の被検体となるチンピラ動かず

佐河が神ノ離忍を呼び出す実験の為に佑河家に待機していた実行部隊のメンバーの中からどうしようもないチンピラが実愛会に呼び出される。

 

原作では、佑河家で待機中の実行部隊に対して間島が、佐河の命令として一人だけ実愛会本部に向かうようにと呼びかける。
それに応じたチンピラは佐河の神ノ離忍呼び出し実験の被検体となり、じいさんが実愛会で盗撮機器を発見するのとほぼ同時に出現させた神ノ離忍に頭を潰されている。

 

これも物語の流れ上欠かせないので、第3話に持ち越し。
次回予告でその雨合羽を着たチンピラが出て来る。

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エンドカードは能條純一先生

エンドカードは何と堀尾先生がアシスタントを務めていた漫画家である能條純一先生による樹里。

アニメ刻刻 第2話 能條純一先生のエンドカード

奇麗な絵でさすがだと思う。

 

堀尾先生は能條先生のアシスタントとして学ぶ中で、背景技術を磨き、自信とこだわりと持つに至ったのだそうで。

 

漫画の師匠であり、恩人と言える。
ということは、同じくアシスタントに入っていた高橋のぼる先生のエンドカード提供もあるだろう。

 

1クール(全12話)で終わりかなぁ

このペースだと、やはり12話で終わりの可能性が高いなと思った。

 

仮に24話であっても、原作に合った描写の全てを拾おうとしたら絵的に退屈になってしまうのかな……。

 

20年くらい前のアニメ業界だったらもっとじっくりやれてたかもしれない。

 
第3話の感想記事はこちら。

 

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