板垣恵介先生は1991年からの長期連載になる「刃牙」シリーズを連載し続け、格闘漫画というジャンルにおいて頂点に上り詰めた漫画家です。
目次
- 1 板垣恵介生年月日と出身地
- 2 板垣恵介先生の経歴
- 3 「板垣先生は最初から漫画家を目指していた」……。そんなふうに考えていた時期が、僕にもありました。
- 4 漫画家板垣恵介を覚醒させた小池劇画塾での体験
- 5 勝負では必ず勝ちに拘るズルさを持つ性格
- 6 板垣恵介先生を形作った「不自然主義」
- 7 やると決めたら思い切って即行動
- 8 板垣恵介の画力。そのイラストは唯一無二。
- 9 超レア! 板垣恵介先生による刃牙デザインの府中市のナンバープレート600枚!
- 10 格闘漫画の頂点を極めた板垣恵介。その年収は?
- 11 板垣恵介先生は漫画だけではない。文章のみの書籍もある。
- 12 板垣恵介のアシスタントに対する支払いが凄すぎてネットがざわつく。
- 13 板垣恵介の娘は板垣把留。連載漫画はBEASTARS。
- 14 井上雄彦×板垣恵介の対談(雑誌sabraにて)の存在。
- 15 板垣恵介先生、島本和彦先生のアオイホノオ100回到達記念に祝いの言葉を贈る。
- 16 板垣恵介先生の空挺時代をモチーフにした自伝的自衛隊読み切り漫画
- 17 板垣恵介先生まとめ
板垣恵介生年月日と出身地
読み方は「いたがき けいすけ」
本名は板垣博之(いたがき ひろゆき)。
1957年4月4日、北海道釧路市出身。
板垣恵介先生の経歴
1977年、20歳で自衛隊習志野第一空挺団に入隊。
1980年、23歳で絵を描いて生きていこうと決める。
1981年、24歳で自衛隊を除隊。その後は職を転々とする。
1987年、30歳で小池劇画塾に入塾。
1989年、32歳でデビュー。ヤングシュートにて「メイキャッパー」を掲載。以降連載に。
1991年、34歳で週刊少年チャンピオン43号から「グラップラー刃牙」を1999年の29号まで連載。
1999年、42歳で週刊少年チャンピオン43号から「バキ」を2005年の52号まで連載。
2006年、49歳で週刊少年チャンピオン1号から「範馬刃牙」を2012年の38号まで連載。
2014年、57歳で週刊少年チャンピオン16号から「刃牙道」を連載中。
「板垣先生は最初から漫画家を目指していた」……。そんなふうに考えていた時期が、僕にもありました。
漫画家板垣先生の特筆すべき点は、最初から漫画家を目指していたわけではない点にあります。
23歳の時に、自分の持っている武器を活かして生きたら良いかを考え、その結果、絵を描こうと決意します。
その際、「漫画を描く」と決意していたわけではありません。
24歳で自衛隊を除隊してから、サービス業やサラリーマンなど職を転々としながらも絵で生きていく事を模索する日々が続きます。
当時の若き板垣先生の脳裏には、イラストレーターか絵描きという選択肢が念頭にあったようです。
しかしある時、「講談社フェーマススクールズ(※1967年から講談社創業60周年記念事業の一環として開設された美術の総合通信教育機関)」に漫画家の講師が来て、当時、何とか絵で身を立てられないかと考えていた板垣先生の頭の中に「漫画を描くという道がある」という選択肢が現れます。
そこで、漫画家という職業からお金の匂いを感じ取った板垣先生は漫画家を目指すことを決めます。
驚くことに、板垣先生にはアシスタント経験がありません。
当時活躍していた漫画家の下でアシスタントになるのがプロへの道とは決して考えませんでした。
この一点を見て板垣先生が独立独歩の人間だと判断するのは早計ですが、しかしこういった点から板垣先生の性格が見えてくるような気がします。
漫画家板垣恵介を覚醒させた小池劇画塾での体験
30歳の頃、板垣先生は小池一夫氏主宰の漫画教室「劇画村塾」に通い始めます。
そこで出された最初の課題が、親戚が病気で倒れたのと重なったのもあり、時間が足りなかったために不本意ながら不完全な形での提出となってしまいます。
しかし、主宰の小池氏から、完成していなかった課題であるにも関わらず、その出来を大変褒めらたことから強い自信を持つことになります。
板垣先生にとってその時の体験は非常に強烈なものだったらしく、自分の体重が全く無くなってしまったのではないかというくらい、文字通りの「天にも昇る気持ち」となったそうです。
さらに言えばその体験は、まるで黒石だらけだったオセロの盤面が一気に白石へと変わったようなもので、小池氏の元から帰宅する途中、表現は悪いけどと板垣先生は前置きしつつ、「渋谷の街を歩く自分以外の他の人間がバカのように感じた」と振り返ります。
以来、連載を獲得してあれよあれよという間に人気漫画家になっていくのですが、小池氏に褒められた瞬間を境に、その時からずっと夢の中にいるようだと板垣先生は述懐しています。
勝負では必ず勝ちに拘るズルさを持つ性格
社会学者で経済学者でもある東大教授の松原隆一郎氏とラスベガスに行った際、板垣先生が飲みに行こうと松原氏を誘ったところ、空手の練習があるので、と松原氏に断られます。
板垣先生は、こんなところまで来て練習? スパーリングの相手くらいなら俺がしてあげるよと言い、それを受けて松原氏は、じゃあ東京に帰ったらやろうよ、と軽いノリで応じます。
その後、松原氏が空手の大道塾師範代と武道に精通しており本当に強いということを知った板垣先生はジム通いをして体重を落とし、きちんと2ラウンドはスパーリングが出来るようにトレーニングを積みます。
相手の身長体重と、空手の使い手であることを伝えて対策を練り、ラスベガスでの口約束から1年が経過した頃に、万全の態勢を整えた板垣先生は偶然思い出したようなフリをして松原氏に勝負を挑むのです。
ここまでの文章な流れから察することが出来るんじゃないかと思いますが、結果は板垣先生の優勢勝ち(本人の判定)。
その映像を見てもらった第三者であっても板垣先生の優勢が感じたそうなので、板垣先生の勝利でしょう。
他にも似たようなエピソードとして、夢枕獏先生が腕相撲が強いということを知った板垣先生は獏先生と、今度やってみましょうよ、と口約束をしてからウェイトやアームレスリング用のトレーニングを開始。
板垣先生は、それまで勝てなかったアシスタントにも勝てるようになるくらい鍛えてから万全を期して、いざ、獏先生との戦いの機を窺います。
ある日、獏先生同席の飲み会で参加者の一人に腕相撲を持ちかけて勝負します。
もちろん本丸は獏先生です。
自然な流れで獏先生と勝負することを望んだ板垣先生の目論見通り、獏先生が、腕相撲が力ではなくコツがある、と周りに語っている中に板垣先生は割って入り、獏先生に勝負を持ちかけて見事に勝利します。
これらのエピソードから見えてくるのは勝負に負けるのが絶対嫌な超負けず嫌いというところでしょうか。
互いに「この日にやろう」と日取りを決めてその日に向けて互いに万全を期す……のではなく、少なくとも自分は準備を済ませて、あくまで偶然を装って、自分に有利なタイミングで勝負を仕掛け、不意をついてでも勝つというズルさ……もとい執念を持っているようです。
ズルいというのは違うかな。策士ですね。
その勝負に対する姿勢は、刃牙道における刃牙の強力な敵である現代に甦った宮本武蔵に通じるような気がします。
間違いなく影響受けてると思うなぁ。
板垣恵介先生を形作った「不自然主義」
「不自然主義」とは板垣先生の造語です。
サイン色紙に何か一言書いて欲しいと言われたらこの「不自然主義」を書くのだそうです。
板垣先生は世に蔓延る「自分らしく」という言葉に懐疑的です。
そもそも普段生活している自分が常に「自分らしい」のであり、その状態で高い目標を達成出来る人というのは生まれながらに結果を出せる非常に高スペックな人くらいでしょう。
通常、人は何か高い目標を成し遂げようとするなら、せめてその時くらいは「不自然」にやっていかなければいけないということです。
刃牙の作中でも登場人物たちは皆それぞれある種の哲学を持って生きています。
板垣先生にも揺らがぬ人生哲学があるんですね。
やると決めたら思い切って即行動
俳優の故、三國連太郎氏と女優の加藤愛さんがポスターになっているのを見た板垣先生は、本来は祖父と孫の年の開きがあるはずなのにそれを感じさせないどころか男と女の関係にすら見えることに驚きます。
三國氏を観察した板垣先生は、三國氏の口元、主に歯が年齢不相応に健康的で輝いているのが若さの秘訣であり、笑った時に見せるその健康的な歯が醸し出す魅力の重要性を喝破し、自分も口元を何とかしようと歯医者に行きます。
元々、煙草も酒もワインも嗜む板垣先生は単にホワイトニングするだけだとすぐに歯が着色されてしまうので、上の前歯6本をセラミックにすることを決断します。
判断と決断が早すぎる。そう思いませんか?
板垣恵介の画力。そのイラストは唯一無二。
格闘技を愛する板垣先生は、その筋肉描写や格闘描写に拘っており、定評があります。
元々はデビュー時から独特な絵柄でしたが、筋肉の隆起、カットの描写は連載が長くなっていく毎にどんどん磨かれていき、板垣先生の絵は、誰が見ても分かる唯一無二の魅力を備えていきます。
今では、板垣先生の描く男の筋肉は、日本随一の描写と言えるでしょう。
「刃牙」に関してはネット上でもしばしばネタにされます。
知ってる人なら誰でもわかる独特の台詞回し、特徴的な絵、勢いのあるアクション、キャラの表情が唯一無二であるためです。
例えば、昨今の所謂萌え絵はまるで判子で押したような似たような絵柄ですが、板垣先生の絵はそういった量産型の絵の対極に位置していると言っても良いでしょう。
ネット上でイジられ愛される漫画家の絵は「荒木飛呂彦」「福本伸行」そして「板垣恵介」です。
それらの作家の共通点は強烈な個性を発信しているということ。
どの作家も漫画の内容も、そして絵も唯一無二です。
超レア! 板垣恵介先生による刃牙デザインの府中市のナンバープレート600枚!
府中市にお住まいの板垣先生は、2014年に府中市の車のナンバープレートのデザインも手掛けています。
当時、刃牙伝連載前で少し時間があったという板垣先生は市役所から来た仕事をタイミング良く引き受けるのでした。
刃牙の正面からのカットが描かれており、その力強いデザインのたナンバープレートは当時話題になりました。
600枚と数は限定されているのが惜しい……!
お堅い役所としてはかなり攻めたデザインだと思うので、さすがにそこまで多くの数の製造には踏み切れなかったのかな、と思います。
でも、市役所がこのデザインを採用した事に意味があると思います。
個人的には、もっと漫画家がこういう公的な仕事をするようになって、漫画がもっともっと身近になれば嬉しい。
有名な漫画家が住む都市の役所はみんな府中市役所みたいな冒険をしたら良いと思う。
漫画文化よ、もっと熱く盛り上がれ……!!(笑)
格闘漫画の頂点を極めた板垣恵介。その年収は?
年収には、その年によってかなり偏りがあるでしょう。
そもそも漫画家というのは人気商売で、活躍の時期には波、偏りが生じます。
当然、人気が沸騰している時は単行本の増刷スピードもとんでもなく上がり、飛躍的に収入も伸びていくでしょう。
しかしストーリーが落ち着くとそれに伴って収入も落ち着くのです。
これはほぼ全ての漫画家に言えることでしょう。
板垣先生は今も週刊連載の第一線で大変安定した活躍をされていますが、最も勢いがあったと思われるのは地下トーナメントから死刑囚中盤くらいまでではないでしょうか。
その頃は破竹の勢いで発行部数を伸ばしたはずなので、年収は軽く億を超えていたでしょう。
今現在も刃牙は面白く、先が気になるのですが、さすがにトーナメントの頃の勢いとまではいきません。
ただ、これまでに出した100冊以上の単行本の新規売上や関連商品の売上、携帯ゲームの版権収入なども板垣先生の年収になるので、最低でも数千万はいくのではないかと思います。
漫画家としての収入を考えるなら、総発行部数などからこれまで稼いできた金額を割り出す方が面白いでしょう。
板垣先生のこれまでの累計売上は恐らく、約30~40億にはなるのではないかと思います。
もちろん、そこから税金が半分より少し多く持って行かれる最高の税率で計算したとして、手元に残るのは最低でも約14~18億くらいでしょうか。
滅茶苦茶スゴい!
以下、その根拠を挙げていきます。
刃牙シリーズの累計発行部数がヤバイ
まず、板垣先生の漫画である刃牙シリーズは発行部数が昨年2016年末で累計6300万部以上を誇り、アニメ化などもされている為にそれだけで異次元の総資産だということがわかります。
単純に
6300万部×コミック最低単価400円×最低印税率10%
と考えると25億2千万円!
まず、最低でもそのくらいは稼いでいる計算になりますね。これは完全に確定です。
税金を差っ引いても10億は手元に残ります。
2017年以降、発行部数は増えている計算になるのでその数字はさらに上がります。
その上で、総発行部数の内、計算されているのは400円のコミックスだけではありません。
厚く、大きく豪華になった愛蔵版とも言える完全版コミックスは1000円近くしますし、各編をまとめたトップコミックスWIDE、コンビニ版なども当然400円よりは上ですからこれで30億近くいっていても全然おかしくありません。
刃牙以外の代表的作品「メイキャッパー」「どげせん」「謝男」。
そして、そもそも板垣先生には他にも作品があります。
刃牙ファンならメイキャッパー(全3巻)は知っている人は結構多いんじゃないでしょうか。
刃牙で板垣先生を知ってファン化して買う層もいるでしょうから一定数売れていると考えるべきです。
どんなに少なく見積もっても10万部以上は売れていると見るべきでしょう。
どげせん、謝男(シャーマン)なども含めれば、これらの板垣先生の刃牙以外の作品だけで100万部売れていてもおかしくありません。
夢枕獏の餓狼伝
夢枕獏原作の餓狼伝(未完状態。早く続きが読みたい!)もあります。
特に餓狼伝に関しては新装版なども出ているので100万部以上は確実に出ているでしょう。
板垣先生の原作も多くあります。
花山薫を主人公にしたバキ外伝「疵面-スカーフェイス-」「創面-きずづら-」や、愚地独歩を主人公にした外伝である「拳刃」などの原作も担当しており、これもまた発行部数を稼いでいるはずです。
これらも全部合わせればやはり100万部近くはいくのではないかと思います。
こういった原作提供でも印税は2~3%は入りますので、それもまた収入になります。
あと、そもそも絵自体にパワーがあるので、板垣先生のファンだと公言するアーティストや著者の依頼によってCDのジャケットや本の表紙に描きおろしのイラストが使われていたりします。
例えば、夢枕獏先生の獅子の門という作品では表紙や挿絵も担当しています。
あと、飲茶という著者の哲学解説書である「史上最強の哲学入門」「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」の表紙も書いています。
※ちなみに、これらの「史上最強の哲学入門」シリーズは刃牙の文法を用いて分かりやすく哲学者達の解説及び哲学の変遷が分かるので非常におすすめです。
これはゲームの項に含めるべきか迷いましたが、モバゲーのブラウザゲーム「大戦乱三国志バトル」にもイラストを描いています。
これらの仕事が1本いくらなのかはわかりませんのでここはプラスαの要素して考えます。
板垣恵介先生は漫画だけではない。文章のみの書籍もある。
徳間書店から刊行されている「板垣恵介の格闘士(グラップラー)烈伝」(1999年)や「板垣恵介の激闘達人烈伝」(2005年)。
最近ではマガジンハウスから「檄!」(2013年)、幻冬舎から「裏 最強 土下座」(2013年)などを出版されています。
驚異の仕事量だなぁと思います。
そして、ここからはメディアミックス関連です。
刃牙アニメ
幼年編、トーナメント編は2001年から全48話でテレビアニメ化済みです。
※海外版DVDが安くておすすめです。
そのビデオやDVDの売上はちょっとわからないのでプラスαの要素として数えますが、結構大きなプラスαかもしれません。
ちなみに2018年夏にnetflixで新作アニメが公開予定のようです。
作品中でも人気の高い死刑囚編です。満を持して登場、とばかりに力を入れて作ってくれるはずなので今からとても期待ができます。
1994年にOVAが出ていますがこれもプラスαですね。
刃牙映画
といっても、パロディです。
その名も「グラッフリーター刀牙」。
カバー表紙の右上にある「板垣恵介、黙認ッッ!!」から分かる通り、ギャグですね(笑)。
そして、そもそも日本映画界は版権に対してそれほど多くお金を支払いません。
板垣先生の収入にはほぼ貢献していないでしょう。
刃牙フィギュア
刃牙には魅力的なキャラクターが数多存在しますが、その筋肉美を見事に造形にしたフィギュアもあります。
1体8000円近くするものから2000円くらいのものまで幅はあります。
ここからも版権収入は入ります。
刃牙のゲーム
ゲームもあります。
今だと課金型の携帯ゲームが人気のようですね。
プレイヤーが課金すると版権収入として板垣先生にいくらか入るのか、それともゲームの運営から毎月一定の版権収入を得ているのかはわかりませんが、決して少なくない金額が動いているでしょう。
刃牙のパチンコやパチスロ
2014年と2015年にはパチンコ、パチスロ化もされています。
パチンコはとんでもなく金回りの良い業界です。
業界規模は縮小傾向にありますが、それでもまだまだ業界規模は脅威の10兆超えのガリバー業界です(ギャンブルがここまで隆盛を誇っているのはどうかと思いますが……)。
ここでの版権料は、かなり大きなものでしょう。
想像することもできませんが、何千万単位は当たり前。
億いっていたとしても全く不思議ではありません。
パチスログラップラー刃牙~最大トーナメント編~は2014年3月2日に、CRグラップラー刃牙 刃牙verは2015年10月5日、CRグラップラー刃牙 オーガverは2015年10月5日に、これらの機種は全てニューギンという会社によって作られています。
板垣恵介のアシスタントに対する支払いが凄すぎてネットがざわつく。
日本テレビの「ナカイの窓」に出演された板垣先生のアシスタントへの支払いが良いのが話題になっています。
なんと、トップチーフは月130万を得ていると暴露されていました。
板垣先生ご自身、「日本一アシスタントの待遇が良い職場」を標榜されているとか。
あと、本当か嘘かは分かりませんが、板垣先生のアシスタントの探し方が面白かったので紹介します。
画材屋に居座って、入ってくる客を次々に睨みつけ、睨み返して来たらその人は気合があるとして採用する方法を試したんだとか。
結果は、誰も睨み返すどころか目を逸らすばかりでため失敗したそうです。
そんな話があっても板垣先生の数々の伝説を調べている内に本当なんじゃないかと思ってしまいました(笑)。
板垣恵介の娘は板垣把留。連載漫画はBEASTARS。
現在、週刊少年チャンピオンで板垣先生と同じ紙面に娘である板垣把留先生が連載しています。
BEASTARS(ビースターズ)という、動物が人間の様に生活している世界での物語なのですが、これが連載当初からかなりの好評を博しています。
親の七光りか? などという中傷も想定及び覚悟をして連載を始めたのではないかと思いますが、きちんとした実力に裏付けされた連載だったわけですね。
代表作「ああ播磨灘」「なんと孫六」、そして現在は「フォーシーム」の連載などで有名なさだやす圭先生の娘で、王様達のヴァイキングを週刊スピリッツで連載中のさだやす先生にちょっと境遇が近い感じがして面白いなと思います。
さだやすさんも、板垣把留先生どちらも漫画が面白く、きちんとした実力派です。
そして、どちらも親の漫画から熱さを受け継いでいるような印象を受けます。
ちょっとずれましたが、今後、板垣把留先生の活躍にも期待です!
井上雄彦×板垣恵介の対談(雑誌sabraにて)の存在。
ネット上で探しても出てきません。単行本あたりで読める日がいつか来るのでしょうか……。
板垣恵介先生、島本和彦先生のアオイホノオ100回到達記念に祝いの言葉を贈る。
アオイホノオの100話の作中でお祝いを頂いた方々の中に名前があります。
板垣先生は島本先生に限らず、長く漫画業界を走り続けてきた人に対しては、さながら戦友の様に感じているのかもしれませんね。
仲が良さそうでなによりです。
熱いと言う意味では属性は近いけど、より策士なのは板垣先生かなと思います。島本先生は純粋なイメージが……(笑)。
板垣恵介先生の空挺時代をモチーフにした自伝的自衛隊読み切り漫画
200000歩2夜3日は単行本に収録されていませんが、板垣先生が最も辛い経験だと述懐する重要エピソードを自伝漫画化した作品といえるでしょう。
早くこのエピソードを収録した単行本が出て欲しいところです。
習志野第一空挺団シリーズには、200000歩2夜3日の他、340メートル60秒という作品もあります。
マジで読みてぇ……(笑)。
ちなみに自衛隊漫画ではありませんが濁ジョータローという作品も単行本になるほどの量が無い為か、読む事ができません……。残念です……。
板垣恵介先生まとめ
初めから漫画家を目指してはいなかった板垣先生。
陸上自衛隊での経験や格闘技好きは刃牙シリーズの原動力となり、板垣先生に巨万の富をもたらしました。
板垣先生の人生哲学である「不自然主義」は一部の天才を除き、この世に生きる誰もが心に留めておくべき言葉なのかもしれません。
2017年に60歳の還暦を迎えてもなお、格闘漫画界の最前線を走り続ける板垣恵介先生に乾杯ッッッッ!!
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