鳥山明は漫画、ドラクエの絵、イラストが天才的。顔や年収、芸能人の似顔絵サイン、パチンコNG伝説等

鳥山明

鳥山明先生といえば言わずと知れた、常に漫画界の最高位に位置づけられる漫画家の中の漫画家として今後もその名を不動のものとしていくであろうクリエイターです。
DRAGON BALL(全42巻セット) (ジャンプコミックス)
現在は本当にたま~にしか漫画を描いてくれませんが、ドラクエなどのゲームのイラストやデザインで大活躍されているのでその存在感は全く薄れることはありません。
ドラゴンクエスト

そんなレジェンド鳥山明先生をまとめた記事です。

目次

漫画家鳥山明としての代表作。

ドラゴンボール

言わずと知れた鳥山明の全世界規模での大ヒット作。

ドラゴンボール (巻1) (ジャンプ・コミックス)

また、アニメの出来が非常に良く世界規模での人気になりました。

連載と同時にアニメ化されたので原作に追いつかないようにするために多用された引き延ばしの演出がやり玉にあげられることもありますが、それも含めて名作です

内容は簡単に言ってしまえば、7つ集めたらなんでも願いが叶う宝玉ドラゴンボールを集めの冒険の中で仲間を増やしたり次々と現れる敵と戦って主人公の悟空や彼の仲間が成長していく話。

読んでないという人はラッキー
ネット上にあるネタバレなど一切見ずに全巻購入する、もしくは漫画喫茶でもいいので一気に読みましょう。
これからドラゴンボールを初体験できるというのは素晴らしいことです。

ドラゴンボールを知っている人、漫画好きの人の会話の中ではしばしばネタになることもあり、コミュニケーションツールとしても有効です。

全42巻と大作ですが先が気になるように設計されていますし、丸2日程度あれば十分読めると思います。

・少年時代(物語冒頭~ピッコロ大魔王まで)

・青年時代1(青年悟空登場~サイヤ人編)

・青年時代2(フリーザ編)


・青年時代3(人造人間編)


・青年時代4(魔人ブウ編)

本当はもっと細かく分けられるのですが(特に少年時代)、それは別記事に譲ることとして、とりあえず便宜的にこうやって分けて読んでみてはどうかなと思います。

上記の分け方だと恐らく人気が高いのは青年時代1~3ではないかと個人的に思います。
サイヤ人襲来、フリーザとの激闘、人造人間との死闘は当時の少年を熱狂させました。
私もそんな少年の一人でしたね~。

Dr.スランプ

ドラゴンボールの前の作品。これも、アニメも人気になった大ヒット作。

ドラゴンボールの初期はギャグ要素が強く殺伐とした雰囲気は全くありませんが、それはこの作品の影響がまだ鳥山明先生の中から抜けきらない内にドラゴンボールの執筆に移ったためと思われます。

話の内容は、天才発明家則巻千兵衛と、彼が生み出したアラレちゃんというロボットを中心としたペンギン村住人達やライバルであるマシリトたちとのドタバタギャグ漫画です。

Dr.スランプ (第1巻) (ジャンプ・コミックス)

のほほんとした雰囲気は鳥山明先生ならではの味でしょう。
ゴム以外なんでも食べてしまうガッちゃんや天才エスパー赤ちゃんのターボくん、当時の担当編集者をモデルにしたドクターマシリトなど面白いキャラで溢れていました。

鳥山〇作劇場

全3巻の短編集です。ドラゴンボールの元になっているような話もあって楽しく読めます。
アラレちゃんで見られたようなのほほんとしたギャグはやはり鳥山明先生の新骨頂です。
ちょっと改良したら面白くなりそうな作品がチラホラあると思います。
というか、面白い要素は連載作品に活かされているかな。

鳥山明の漫画の特徴

絵が安定して巧い。

Dr.スランプにしてもドラゴンボールにしても、やはり一番は絵が素晴らしく巧いという点が挙げられるでしょう。
写実的な劇画ではなく、デフォルメを利かせた安定感のあるデザインは絵だけで十分に価値が感じられます
しかし絵が巧いというだけではそれは単なるイラストに過ぎません。

絵が「生きている」。

鳥山明先生の絵は画面の中で常に生き生きと動いています
これも鳥山明先生の素晴らしいところです。

特にドラゴンボールにおいては激しく格闘するキャラクターの動きの描写からその技術の巧みさが感じられます。
激しい、現実にはあり得ないような複雑な動きでも、キャラクターがどのように動いているかを読み手が確りと理解できます。

激しい、あるいは複雑なバトルシーンになるとごちゃごちゃしていて何をしているのかわからなくなっている絵が他の漫画家さんの作品中にはしばしば見られることがあります。
鳥山明先生の漫画にはそれが全くありません。

そして、鳥山明先生の描くキャラクターはじっとその場に立っている時も呼吸をしているような生命感があります。
人間はその場にじっとしていても体内では自律神経の働きによってきっちり人体としての活動を保っています。
決して停止することがありません。
それが確り表現されていると感じます。

「かめはめ波!」

かめはめ波のようなエネルギー波に代表されるような、実際には存在しないような不思議なエネルギーや技を描くのが巧いのも特徴だと思います。
界王拳、元気玉、果ては魔貫光殺砲や気功砲までみんな憧れの技でした。

ドラゴンボールZ 亀仙流伝承奥義超かめはめ波!!!! 孫悟空 アニメ フィギュア グッズ プライズ バンプレスト

鳥山明先生のエネルギー波描写はそもそもDr.スランプの頃からアラレちゃんの必殺技「んちゃ砲」にもみられるように結構キャリアの初期から表現しています。
EX合金 DXアラレちゃん
体の中に潜在するエネルギーを一気に放出して遠距離にいる相手を攻撃する描写は、現実には決してあり得ないのに不思議な説得力と迫力があります。

この描写は現在も様々な漫画作品においてカスタマイズされて使用されています。
影響を受けまくっている漫画家は多いと思います。

ドラゴンボールも後期になると接近戦より大技であるエネルギー波の打ち合いが多くなるので派手な誌面で読者を楽しませてくれました。

話の展開も上手い。

あと、実は話の展開も上手です。
ドラゴンボールは途中、何度も連載を終わらせるつもりだったそうで、その度に編集者である鳥嶋氏によって継続になるのですがその度に絶妙に過去を絡ませてきたりします。

ドラゴンボール (巻17) (ジャンプ・コミックス)

17巻で青年悟空はピッコロ大魔王の子供でマジュニアを名乗るピッコロに勝ち、天下一武道会で初優勝を遂げます。

実は鳥山明先生はこれでキレイに終わる予定だったそうなので、実際にキレイに終われるタイミングだったのですが、編集の意向もあって連載は「もうちょっとだけ続くんじゃ」となるわけです。

そこで次に出てきた敵はいきなり衝撃の展開、悟空の兄のラディッツ

ドラゴンボール SCultures BIG 造形天下一武道会5 -共- 其之四 ラディッツ 約15cm フィギュア

悟空が実はサイヤ人という戦闘民族であることを告げられ、悟空はかつての敵と協力してこれまで以上に激しい戦いへと身を投じていくわけですが、この設定が絶妙です。

悟空に尻尾がある訳。

赤ん坊の頃に狂暴だった訳。

尻尾のある悟空が月を見た時に大猿に変化する訳。

これらの謎全てが一つの納得できる答えへと収束します。

この流れが当時の少年たちを夢中にさせました。
あまりにも上手く辻褄があっているために、最初からこれを考えていたのではないかと思うのですが、実際後付けで考えられたものだと言います。

辻褄を上手く合わせられる技術。これは、週刊連載における強力な武器でしょう。

小さな矛盾を抱えて説得力が破綻していく漫画がある中で、サイヤ人編の導入は大成功でした。

フリーザ編はサイヤ人編での後始末がナメック星に行く動機となっているのでフリーザ編は不可分です。

ドラゴンボールZ フィギュアーツZERO フリーザ -最終形態-

その次の人造人間編もまた秀逸な展開だったと思います。

フリーザ編の次の人造人間編ではちょうど映画ターミネーター2が流行っていた時期だったので、今思えばそれに影響を受けたんだろうな、と思わせる物語が展開されます

トランクスは外見のモデルはエドワード=ファーロングです。
しかしその役割は未来から主人公ジョンを守るためにやってきたアーノルド=シュワルツェネッガー演じるT-1000です。

襲い掛かって来る人造人間、特にセルはT-2000でしょうね。

良く考えれば相当似ているともいえるのですが、意識しなければそう感じさせないだけのオリジナルな見せ方、展開を盛り込んでいるので全く気にならないのです

ドラゴンボールに於いては、さすがにラストは強引な展開も見受けられるのですが、それはご愛敬。
ドラゴンボールに不可能はないのです(笑)。

鳥山明とドラゴンクエストの関わり。

鳥山明先生は国民的ゲームであるドラゴンクエストのキャラクター及びモンスターデザインをしていることでも存在感を強く主張しています。

ドラゴンクエストII 悪霊の神々

2016年年末にNHKで放映された、山田孝之氏が出演していたドラゴンクエスト30周年記念番組ではドラクエのデザインの仕事に関して「こんなに長く続くなら引き受けていなかった」と手紙の中で書いています。
ただ、引き受けたからには確りやると言ってくれています。

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

ドラクエの初期においてはどんどんアイデアが出てきて次々にデザインが生み出せていたそうですが、11まできたシリーズとなると大変な仕事であることが想像できます。

ドラクエとドラゴンボール

2016年で30周年を迎えたドラクエシリーズのパッケージイラストは鳥山明先生の成長の軌跡でもありますね。

ドラクエ1~3のパッケージイラストはまさにDr.スランプ後期~ドラゴンボール初期の鳥山明先生の絵です。
デフォルメが利いていて等身が低いからDr.スランプやドラゴンボールの初期の悟空を感じるのかもしれません。

ドラクエ4は青年悟空登場~サイヤ人来襲あたりです。この時期の悟空は実際はムキムキだったんだろうけど、描写はそれほど強くされなかった。
男勇者が上半身裸になってもキレキレの筋肉はついてなさそうです。
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

ドラクエ5はフリーザ編あたりですね。
ベジータと戦っているあたりからでしたが、悟空がムキムキになりました。
ドラクエ5の主人公は筋肉の描き方がこの頃の悟空っぽいと感じます。

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁

ドラクエ6あたりで連載終了となったわけですが、やはり主人公やハッサンなどのキレキレな体はドラゴンボール後期の悟空やベジータのようなかっこいい体つきですね。
顔つきも精気に満ち、ギラギラとまではいいませんが、にこやかで、でも良い面構えをしています。

ドラゴンクエストVI 幻の大地

7のパッケージイラストはもうPCを使い始めていますね。
線も塗りもとてもきれいです。まだドラゴンボールの影響が残る絵ですね。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

8もドラゴンボールです。
ただ、Dr.スランプ後期~ドラゴンボール初期くらいの丁寧な絵柄に少しだけ寄せているようにも見えます。
PCだからか、絵はより無駄がないものになっているように感じます。

9は一気にDr.スランプ後期~ドラゴンボール初期の雰囲気がします。デフォルメを利かせているからでしょうか。

10は等身が上がり、8に雰囲気が似ました。
巧いな~。PCで描かれた絵も良い。

11はさすがに1と比べると大分違うなと思います。
頭身が高いことだけが原因ではないでしょう。
目元が違いますね。

鳥山明のドラクエのモンスターデザイン。

鳥山明先生のドラクエのモンスターデザインにおいて、その秀逸さを語るためにはスライムを例に挙げないわけにはいかないでしょう。

このスライムのデザインに関しては、本当に天才的と言うより他ありません。

【PS4対応】ドラゴンクエスト スライムコントローラー for PS4

本来、スライムというのはとてもおどろおどろしい、液状の化物です。

しかしそれを、まるでたまねぎのような、カワイイマスコットのようなデザインに仕上げています。
正直、個人的にはウォルト=ディズニーやチャールズ=シュルツをも超えているのではないかと思います。

そんなかわいいモンスターデザインから、ついにドラクエ5からモンスターが仲間になるようになります。

ドラゴンクエストと人気を二分していたと言ってもいいファイナルファンタジーシリーズの作中では、モンスターとはあくまで恐ろしく、話し合いの通じることがない、ましてや仲間になんか絶対ならないというデザインです。

それがドラクエとファイナルファンタジーのその後のスピンオフ作品の方向性の違いになりました。
ファイナルファンタジーは人間キャラを展開させますが、ドラクエはモンスターを主としたゲームが大ヒットを飛ばすようになります

DQ4からモンスターが主人公たちの仲間になるのですが、仲間になる記念すべきその最初のモンスターがホイミスライムと呼ばれるモンスターでした。

DRAGON QUEST スマイルスライム ぬいぐるみ ホイミスライム L

癒しの魔法でプレイヤーを癒す頼もしい仲間であり、かわいいキャラです。

まるでくらげのようなビジュアルですが、その表情は鳥山明先生の発明したぼーっとした、まるで惚けたようなかわいいスライムの表情です。

ゲームボーイで出たテリーのワンダーランドという作品はポケモンの影響を受けて作成された、モンスターを育てて戦わせるゲームです。
ファイナルファンタジーではその展開が出来ませんでした。

鳥山明先生によるモンスターデザインなしにはドラクエにおけるモンスターを主としたゲームは生まれませんでした。

鳥山明によるドラクエの漫画はありませんが、実は、ちょっと似た絵柄でドラクエのスピンオフであるトルネコの大冒険やドラクエの4コママンガを書いていた村上ゆみ子先生という方がいます。

現在もご活躍中の村上ゆみ子先生は、その絵柄は鳥山明先生と全く同じという訳では全くなく、きちんと見分けが付きます。

絵を比較すると村上ゆみ子先生の絵は鳥山明先生の絵と比べて丸い、優しい、かわいい雰囲気がありますね。

鳥山明のイラストレーターとしての絵の実力。

ドラゴンボール

非常に乱暴な表現で申し訳ありませんが、ドラゴンボールのイラストを見ればその才能は一発で分かるものとなっています(笑)。

悟空の騎乗するドラゴンの固い表皮の質感、躍動感。

DRAGON BALL超画集 (愛蔵版コミックス)

絵は文章で100万回読むより1回見た方が良いですね。

ドラゴンクエスト

鳥山明先生の漫画家の特徴として絵が巧いという点を第一に挙げた通り、その実力は業界に於いて押しも押されもしないものとなっています。

国民的ビッグゲームタイトルであるドラゴンクエストはキャラクターからモンスターまで全て鳥山明先生によるものでなければドラゴンクエストとは呼べないものになっています。

「鳥山明のデザイン」

「堀井雄二の親しみやすいシナリオ及びゲームバランス」

「すぎやまこういちの音楽」

この3つがドラゴンクエストのアイデンティティであり、売り物です

先にも述べた通り、ドラクエは鳥山明先生のモンスターデザインがあったからこそ様々なモンスターを主としたスピンオフが生まれたのです。

鳥山明先生を担当していた現・鳥嶋編集長はドラゴンクエストの鳥山明先生のモンスターには鳥山明ならではの特徴があると30周年記念番組で明言しました。

それは「画面を見ているプレイヤーと必ず目が合う」と言う事だそうで、プレイヤーと目が合うことによって襲い掛かって来るモンスターの迫力を出しているのだということです。

かわいいモンスターに迫力を持たせるために工夫されてきたんだなということがわかります。

あと、主人公たちのファッションや装備などにもこだわっているそうで、「これはこう使うから――」など、単にデザインの見栄えの良さだけではなく、きちんと理屈に基づいてデザインしているとのこと。

つまり、無理の無いデザインということですね。

こういう細かい気遣いがつまりは鳥山明先生なんだなと思います。

クロノトリガー

当時ライバル関係だったドラクエの主要メンバーとファイナルファンタジーの主要メンバーが協力して作り上げた「ドリームプロジェクト」。

クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン

鳥山明先生は、この作品のキャラクター及びモンスターのデザイナーとして参加しています。

鳥山明ファンはこの頃の鳥山明先生の絵を至高とする人が少なくありません。

鳥山明イラストポスター壁紙

鳥山明先生は絵本も出しています。

てんしのトッチオという、ドラゴンボールの最後の敵である太っている魔人ブウに良く似たキャラクターが表紙に描かれていますね。

てんしのトッチオ

内容は従来の絵本というより、大きくコマを区切ってある漫画に近いようです。

鳥山明イラスト集

出版されているのはドラゴンボールやドラクエ関連ですね。

表紙で最も大事な部分に載せるイラストだから当たり前ですが、素晴らしい出来だな~と感じます。

鳥山明 THE WORLD―鳥山明スペシャルイラストレーションズ (Jump comics deluxe)

鳥山明 The world special

DRAGON BALLアニメイラスト集金色の戦士―ドラゴンボール/ドラゴンボールZ/ドラゴンボールG

ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑

ドラゴンボール超全集〈1〉STORY & WORLD GUIDE (愛蔵版コミックス)

ドラゴンボール超全集〈2〉ANIMATION GUIDE PART1 (愛蔵版コミックス)

DRAGON BALL超画集 (愛蔵版コミックス)

鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ (愛蔵版コミックス)

鳥山明の絵、イラストの絵柄の変遷について。

画業を営まれている方の作品は最初の頃の作品と何年か後の作品を見比べると違いが分かります。

鳥山明先生も同じで、最初期とドラゴンボールの頃、そして現在の絵(PCと手描きなので印象が違って当然なのですが)を比べると変遷が感じられてとても面白いです。

鳥山明初期

読み切り第一号。やはり最初からダントツに巧い。

漫画を描き始めたばかりの頃の作品だというからポテンシャルの高さが半端ない。

すごく濃く、丁寧にペンを入れている印象を受けますね。

ただ、キャラの動きがどこか緩慢でインクが重く感じられるというのでしょうか。
これから描きなれていってどんどんこの重たい感じが解消されていくのですが、まだ、この頃は動きの表現がちょっと重く感じられます。

ゆくゆくはドラゴンボールのバトル描写で動きの表現が飛躍的に洗練されていくんだなぁと思うと鳥山明先生の成長を信じていた鳥嶋編集担当の慧眼を感じますね。

意外な事に、鳥山明先生は女の子が同じようなタイプになってしまうことから描くのに比較的苦手意識を持たれていたそうですね。

確かに初期作品ではあまり女の子が出てきません。

いざ女の子が話に出てきても、まるでわざと可愛く描くことを避けているような、そんな一種の照れみたいなものを感じます。

あと、イラストや絵から若干逸脱しますが、構図、カメラワークが平面的に感じますね。
これもギャグマンガだからということもあるんでしょうけど、やはり最初期の作品だなぁと感じます。

ここからドラゴンボールのようなダイナミックな作品が生まれると思うと正直感動しますね。

Dr.スランプ連載

この時点でかなり洗練されてきています。
インクが無駄なくきれいに紙面にのっている感じ。

既に2010年代でも価値がある、十分通用する絵柄になっています。古さが全く無い。

構図、カメラワークもダイナミックになり、この時点で読んでいて全く退屈しません。

天才が花開いた瞬間ですね。

ドラゴンボール少年期~サイヤ人来襲期

Dr.スランプの影響が残るドラゴンボール最初期から段々と絵を動かすスピード感が増して、動きが分かりやすくダイナミックになっていくのがここらへん。
漫画の構図、カメラワークも元々完成度が高かったものが時と共にさらにどんどん凝っていきます。

ドラゴンボールフリーザ編以降及びクロノトリガー期

このあたりの鳥山明先生の絵が一番好きだと言う声は根強いですね。

カッコイイし、動きも良い。

人によってはDr.スランプ期~ドラゴンボールサイヤ人来襲期の方が絵が丁寧だと思うかもしれない。

でも漫画として魅せるレベルは上がっていると思う。

この頃の鳥山明先生の絵、漫画、イラストにはロマンが満ちており、未だにワクワクが止まらなくなる。

PC導入

鳥山明先生はPCに出会ってから仕事では手書きをほとんどしなくなりました。

初期からの鳥山明ファンはそれを嘆く傾向にあります。

実際に鳥山明先生の絵を見てみればわかりますが、手書きの頃の味が薄れて、元々キレイだった線がもっとキレイになりました。

良く言えばとてもキレイで安定した絵柄です。ある意味絵柄が以前に戻って、それがさらに洗練されたと言って良いのかもしれません。

絵は描いていく内に変化し、成長していくものですが、もう鳥山明先生の絵はPCで描いているのもあって非常にきれいです。

連載していた時も安定した絵柄でしたが、それにさらに磨きがかかった感じですね。

ただ、2010年代になってカードに描かれたスーパーサイヤ人に変化した悟空の顔が連載中の悟空とは違って見えるのには驚きました。

鳥山明先生はご自身の作品を大事に思っているけど、物語の細部やキャラクターの名前などは割と忘れてしまうそうです(笑)。

手描きで以前の絵を見ながら似せる練習をすればすぐ感覚を取り戻せると思いますけどね。

鳥山明の現在のイラスト、絵柄について。

PCで線画も塗りも行われているので手描きの頃の味は薄れているかもしれないが、確実に洗練されていると言えるでしょう。

鳥山明の絵の練習

とにかく描く事だそうです。

デッサンは勉強されていたそうなので、あとは好きなものを描いていたんでしょうね。

デフォルメされたメカのデザインがとても秀逸ですから、機械を描きまくっていたことは想像できます。

鳥山明のサインの値段。オークションに大量に出ているのをざっくり調べた。

本物なのか贋物なのか分からないようなものもありますが、高いものでリトグラフ(石版画)に描かれた30万くらいの限定200の商品。

安いものでスーパーサイヤ人の悟空の複製サイン色紙が500円くらい。

直筆なら5000円~14万くらいまでのレンジで落札されているようです。

やはり鳥山明先生の絵には価値があるんだなぁと感じます。

ただ、これらは本当に鳥山明先生がサインしてくれたものなのだろうか……。

まんだらけでは鳥山明のサインの鑑定が行われている。

どうやら、色紙の絵とサインを写して贋作を作り、せっせとオークションに流している不届きな人がいるようですね。

そもそもまんだらけは鳥山明先生の絵付きの直筆サイン色紙は本物であれば数10万になるのではないかとのことです(もちろん状態等も考慮にいれた上での話)。

オークションに10万以下で出品されている物は極めて怪しいと疑って掛かった方が良さそうです。

鳥山明が芸能人に贈る似顔絵サインのクオリティがハンパない!

品川庄司の品川さんは戦闘服を着たバージョンやナメック星人バージョンなどを描いてもらっています。
2バージョンも描いてもらうとかズルいでしょう!

麒麟の川島さんは戦闘服を着てスカウターを装備したイラストを描いてもらっていますね。

千秋さんは王冠を被ったイラストですが、滅茶苦茶似てます。
完璧に特徴を掴んでる!

というか、品川さんも川島さんも似てる!

マキシマムザホルモンのダイスケさんが描いてもらったのはスライムにベロを突き刺すタオパイパイ。

皆さん本当に羨ましいですね。

鳥山明はなぜ顔出しNGなのか?

恥ずかしいからだそうですね(笑)。

すごくシャイなお人柄が伺えます。

そんな鳥山明先生でも、全国ネットの番組に出た経験があります。

それは徹子の部屋です。

さすがに徹子さんからの要請は断り切れなかったのかなと笑えてきます(笑)。

wikipediaによれば1983年5月4日に出演しているようです。

やはり、とてもシャイなのがわかります。

鳥山明のパチンコに関する伝説。

版権使用許諾は儲かる!

人気漫画は、パチンコに版権使用の許諾を与えて稼ぐことが出来ます。
市場規模の大きなパチンコ業界だけにその権利収入は相当大きいようで、国民的アニメのエヴァンゲリオンですら版権使用を許諾しています。
しかし、ドラゴンボールは版権使用されたことがありません。
ネット上には、鳥山明先生はパチンコが大嫌いなのでパチンコに版権を使用させないという伝説があります。

鳥山明はパチンコ嫌い!

インタビューで「自分の作品は子供のようなもので、それをパチンコには使わせない」と言っているそうです。
ソースの確認ができないのですが、個人的にはこれが本当であって欲しいと思います。

そもそも漫画は子供が読むものであり、楽しませたり夢を与えるものです。
だから、それを使って依存性が高く、自殺者を何人も出している日本社会の暗部とも言える極悪ギャンブルであるパチンコに版権を使わせないってことです。

鳥山明先生は決してそこまで辛辣な発言はしていませんが、ファンとしては嬉しいですね。
その発言はデマではないか? という話もあるようですが、実際にパチンコの題材に使用されていませんし、されるような気配もありません。

私の考えでは、鳥山明先生ももちろんですが、集英社も許さないんだろうなと思います。

以下、私が独断と偏見で以降の記事を書き進めていきますと、鳥山明さんはパチンコ帝国愛知県の方なので、ひょっとしたらパチンコにあまり良い印象を抱いていない可能性もあるのかなと思いました。

しつこいようですが、この記事内の文章はあくまで私に文責があり、私の願望でもあるので鳥山明先生のお考えではないことをご理解くださいね。

パチンコが原因の自殺と北朝鮮ミサイル配備及び核問題
パチンコにはとても強い依存性があり、年間自殺者の決して無視できないくらいの大きな割合をパチンコ依存からの多重債務者が占めています。
加えて、パチンコはその過半数が在日朝鮮人の方により運営されており、脱税した利益を北朝鮮へ送金、そのお金で日本に向けたミサイルの配備や核開発を成し遂げたとも言われています。

つまり、業界自体に常にとてもダーティーなイメージが付きまとっています。
実際、本来取り締まるはずの警察が、法律を無視して逆にパチンコに対する過剰な庇護を与えていることも加味すると完全にダーティーです。
だからパチンコのTVCMは好印象を与えるためのイメージCMだけなのです。

鳥山明先生の記事から内容が脱線していますが、今後、集英社が経営危機に陥ってもドラゴンボールやワンピース、ナルトなどの子供に影響力のある版権をパチンコに売らないで欲しいと切に思います。

まぁあり得ないでしょうけどね。

鳥山明の年収は?

ドラゴンボールは未だにアニメや映画化されているので版権収入が入りますし、漫画ドラゴンボールやDr.スランプに関しては未だに長く売れていることもあり、億は確実に稼いでいるでしょう

通常、漫画化にはその人気に波があり、絶頂期には軽く億を稼いでいたのが落ち着くと数千万、あるいは数百万という落差の激しい業界です。

そんな中、連載を持たずにコンテンツ自体が独り歩きすることで億稼いでいる漫画家は鳥山明をおいて他にいません

このメディアミックス長者っぷりは尾田栄一郎先生でもムリでしょう。

自ら連載はしていませんが、とよたろう先生がドラゴンボール超の漫画を連載するようになったので、ドラゴンボール超でドラゴンボールのファンになった読者がドラゴンボールやさらにDr.スランプに流れて来ると考えると漫画の売り上げも相当あるでしょう。

ドラゴンボール1巻
コミック総合部門ランキング44892位

Dr.スランプ1巻
コミック総合部門ランキング10601位

ドラゴンボール超
コミック総合部門ランキング2067位

現在(2017/2/2)、鳥山明先生が原案で、実際に描いているのは作画のとよたろう先生ですが、売れているようですね。

他のタイトルも動いていますね。

銀河パトロールジャコ
コミック総合部門ランキング5872位

ネコマジン完全版
コミック総合部門ランキング10830位

サンドランド
コミック総合部門ランキング10094位

それに、当然アニメのDVD、ブルーレイのソフトも国内のみならず海外でも売れているのでやはり各種作品の印税だけで億には届くか届かない程度に稼げているのではないかと推測します。

バードスタジオでドラゴンクエストのキャラデザイン、モンスターデザイン、他、イラストの仕事も請け負っていることを考えればまず億は確実ですね。

働かなくても10億! なんて噂もありますが、それはいくらなんでも行き過ぎだと思います(笑)。

しかしまぁ、これだけの価値をペン先だけで稼ぎ出す鳥山明先生はスゴイってことですね!

もし持ってないようなら読んだ方がいい。絶対後悔しません。

ちなみにオススメは完全版ですね。紙がしっかりしてるし、紙面が大きくて迫力があるし。

ドラゴンボール[完全版]お買得古本(全34巻セット)

ドラゴンボール 新装版お買得古本(1-42巻 全巻セット)

ドラゴンボール お買得古本(1-42巻全巻セット)

鳥山明の自宅から伸びた、鳥山明のための道路が存在する!

滅茶苦茶稼ぐ鳥山明先生ですが、当然住所を置いている自治体に税金を払います。

ドラゴンボール連載中はもちろん、Dr.スランプ連載中もその納税額がとんでもない数字だったため、自治体が鳥山明先生に転出されないように鳥山明先生の自宅の前に道路を敷いたなんて話もあります。

これは噂話に過ぎないのですが、でも信じてしまいそうな、そして思わず信じたくなるドでかい都市伝説だなぁと思います。

鳥山明まとめ

鳥山明は神。

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